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大河ドラマ「八重の桜」 第16回 遠ざかる背中 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/04/21 20:39
慶応2年(1866年)8月8日、会津で大火事「孫右衛門焼け」(史実)発生。行方不明のみねたちを探す八重。一方、土蔵でみねを発見した尚之助は八重を追い、八重に引かれそうになった大八車を身を挺して救います。

この火事で山本家の絆再認識、めでたしめでたし、と。

都では、「勝負が決するまでは一歩も引かぬ。命を惜しまぬ者は、余と共に出陣せよ!」「やっぱやめた」の慶喜にいきり立つ佐川さん。宗家を「食わせ者」呼ばわりです。

二条城では、俺たちの慶喜さんが春嶽勝海舟と会談。安房守(勝)に和議の使者として長州に行くよう要請します。慶喜が将軍に就任していない点を突く春嶽&勝の下りはこのシーンの見所です。

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大河ドラマ「八重の桜」 第15回 薩長の密約 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/04/14 21:15
1865年7月20日、ニイジマジョーがボストンに到着。

船員(アメリカ人?)の「君の新天地だ」は、前回ラストの秋月の「蝦夷地がわしの新天地だ」と対応している気がします。

余談ながら、オダギリジョーが日本を離れるときの衣装が、新島襄がそのときに着ていた衣装を再現していたことを後で知りました。新島襄の写真とオダギリジョー出国時の場面を見比べてみると、その再現度に感心させられます。

そして場面は日本の御所。朝議に出てこない二条斉敬にイラつく慶喜、辞任をもって脅迫し、ようやく第二次長州征伐の勅が下ります(慶応元年、1865年9月21日)。見ている私が慣れたからか、小泉孝太郎がうまくなったのか、ルックスとインチキくさいところ以外も慶喜っぽくなってきました。

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大河ドラマ「八重の桜」 第14回 新しい日々へ 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/04/07 21:24
元治2年(1865年)春。「川崎八重」、結婚。秋月家から山本家に戻り、祝宴スタート。北村有起哉は声がいいので高砂も決まります。

余計なことを言い出すうるさ型の親族を引き離すため、酒を勧める権八と尚之助。で、酔いつぶれた夫をひょいと担ぐ花嫁。さすが、米俵を担げる力持ちです。

新居は角場の二階。そこには京の覚馬からのメール&紅&『新砲二種』。こんなときでも砲術書とは、覚馬らしいというか八重&川崎向けというべきか。

そのころ覚馬は、眼科検診。主治医は病理学者から眼科に転向した大河内教授。診断は、白そこい(白内障)。ということで、覚馬の失明の原因は、本ドラマでは目の負傷が元と思われる(断定ではない)白内障という、怪我説/白内障説の折衷案となりました。

失明告知に絶望する覚馬。立ち直るのは少し先のことになります。

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大河ドラマ「八重の桜」 第13回 鉄砲と花嫁 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/03/31 21:20
今回でノベライズ第1巻、第1クール分が終了です。ちなみに、ノベライズでは「未来への決断」だったタイトルは、「鉄砲と花嫁」に変更されています。

元治元年(1864年)8月、上洛した佐川は7年ぶりに容保に目通りがかないます。佐川が率いてきた隊には、「別撰組」の名が与えられます。周囲に「いい名だ」と称賛されていましたが、私には何がいいのかさっぱり……。なお、別撰組は鳥羽・伏見の戦いにも参加しますが、鉄砲を持たない刀槍部隊なので活躍はできませんでした。

禁門の変に間に合わなかった佐川、長州征伐に向けて気合いが入りますが、動きのない幕府にいらだちます。そこに広沢が駆け込んできて、馬関戦争(下関戦争)の勃発を知らせます。長州が英仏蘭米の四カ国艦隊にボコられた戦いです。これで長州もようやく攘夷から開国勤王へ。とはいえ、攘夷攘夷と騒ぐ一方で、この1年以上前に長州ファイブがヨーロッパ留学に出発しているなど、現実的な路線も取っているところが長州。

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大河ドラマ「八重の桜」 第12回 蛤御門の戦い 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/03/24 21:17
元治元年(1864年)7月、いよいよ禁門の変(蛤御門の変)&どんどん焼けです。

18日の長州掃討の勅に対し、挙兵した長州。伏見、嵯峨、天王山に布陣する長州勢。これを迎え撃つべく在京諸藩にも出兵の命が下されます。伏見の福原越後を主力とみた田中土佐の差配に、引っかかりを感じる覚馬

会津では、覚馬からのメールに権八が苦悩中。八重と川崎先生が夫婦になることで、八重の婿として川崎先生を会津藩士とし、新式銃製造の上申も通りやすくなる、と。

ドラマではこれでよいとして、実際のところこれで通用するものなのか。山本家に男子いなければ、八重の婿が山本家の家督として藩士になることもできそうですが、山本家には嫡子覚馬が健在で三郎もおり、八重は嫁に「出るべき」存在。尚之助と結婚しても、単に山本家から離れて出石藩脱藩浪人川崎家の嫁になる、つまり八重もまた会津の人間ではなくなるだけなのでは……。

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大河ドラマ「八重の桜」 第11回 守護職を討て! 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/03/17 21:07
今回のテーマは、禁門の変(蛤御門の変)に向けて緊迫する長州周辺と、イマイチ目立っていなかった三郎のキャラ立ち。工藤ジュニアということで色眼鏡で見ていましたが、若者役を好演。文句なしです。

前回、佐川が別働隊を編成することになり、それに志願を希望する三郎。が、権八に歳を理由に反対されます。「日新館の仲間も志願している」という反論に、「お母さんが叱るときの口癖」第1位(トリビアの泉調べ)で却下する権八はオカンか。

一方の京では、歴史イベントが発生。元治元年(1864年)7月11日、白馬の象山が「皇国忠義士」を称する連中に切られます。象山暗殺犯といえば、「人斬り彦斎」河上彦斎。彼は「人斬り抜刀斎」緋村剣心のモデルとしても有名ですね。ドラマでは、河上彦斎はキャスティングされておらず、無名の暗殺者集団という扱いで終わってしまいましたが。

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大河ドラマ「八重の桜」 第10回 池田屋事件 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/03/10 21:53
今回は、「象山の奇策」あらため「池田屋事件」。会津と長州にとってのターニングポイントとはいえ、タイトル変更には賛否両論ありました。私も当初は手垢の付いた有名な事件を使ったテコ入れ的施策? という印象を持っていましたが、見終わってみるとこの回は象山よりも池田屋事件の方が印象的かつ影響大であり、妥当な変更だったと感じました。

まぁ、ターニングポイントという点では、前回の「八月十八日の政変」で既に反長州という意味でのルビコンは渡っちゃった感はありますが。

物語は元治元年(1864年)4月、白馬の王子様 佐久間象山が覚馬の洋学所見学から。象山の国許蟄居から10年、唐突な復活です。

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大河ドラマ「八重の桜」 第9回 八月の動乱 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/03/03 21:59
京の情勢はついに兵を動員するまでに緊迫。今回は、今後二転三転する政局の第一幕、朝廷を牛耳る長州派が後退する八月十八日の政変です。長州派さらに禁門の変を経て朝敵になってしまうわけですが、そこからよくまぁ巻き返したものだと関心してしまいます。

文久3年(1863年)8月、秋月の住まいを訪ねた覚馬は、会津藩士以外も受け入れる洋学所の開設計画を打ち明けます。そこにやってきた、薩摩藩士の高崎佐太郎。

会津では、照姫のお国入りの噂で女性陣がウキウキムード。そこに響き渡る銃声音。角場で、三郎が高木盛之輔と伊藤悌次郎に鉄砲を教えていたのでした。

八重「子供に銃さ触らせではなんねえ」

君が鉄砲を触ったのも子供のころだったような……。

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大河ドラマ「八重の桜」 第8回 ままならぬ思い 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/02/24 21:57
文久3年(1863年)3月、家茂が上洛して孝明帝に拝謁し、攘夷を約束させられます。229年ぶり、家光以来の将軍上洛であり、これだけでもかなり異例な出来事。

一方、会津藩は人手不足解消策として壬生浪士組を使うことに。今回は取りあえず、近藤、土方、斎藤の顔見せって感じですね。時尾の失恋話と斎藤一の初登場……一応合わせてきたのかな?

で、場面は会津へ。斎藤一の未来の妻、時尾は大蔵の祝言情報に動揺。そしてついに秘めていた思いを八重に打ち明けます。まー、視聴者はみんな分かってた訳ですが。

時尾「仕方のねえ事って、いっぺえあんな

今回のテーマのようでもあり、普通に人生そのものでもあるようなセリフです。

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『八重の桜』に登場しそうな銃まとめ(火縄銃からスペンサー銃まで)

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/02/20 22:07
『八重の桜』で描かれている時代は銃器が急速に進化した時期でもあります。劇中でも、覚馬が持ち帰った「ゲベール銃」、八重が使用した「スペンサー銃」が既に登場していますが、当時の日本にはそれ以外にもさまざまな銃が入ってきていました。その結果、第1回で新式銃として覚馬が会津に持ち帰ったゲベール銃は、戊辰戦争時には時代遅れの旧型になっていました。

というわけで、当時の銃の一部をまとめてみました。なお、『八重の桜』には絡まなそうな「シャスポー銃」「マルティニ・ヘンリー銃」「ヘンリー銃」「ドライゼ銃」などは除外しました。また、今回は戊辰戦争までを前提とし、『八重の桜』後半の西南戦争や日清・日露戦争はとりあえず考慮しません(村田銃がどーとか、物語には関係なさそうだし……)。

昔ながらの火縄銃からスペンサー銃まで、主なものは以下の通り。「使用者」は、戊辰戦争時の状態をザックリと表現したものです。

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