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大河ドラマ「八重の桜」 第36回 同志の誓い 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/09/08 21:15
明治8年(1875年)10月、八重とニイジマジョーの仲人を快く引き受けた槇村の指示により、八重女紅場解雇。

案の定、直談判に来た八重に、建前として自分は耶蘇にならんと宣言せよという槇村。

槇村「大事なんは心やろ? わしゃそこまで奪わん。外面だけ取り繕ってくれりゃたらええんじゃ」

個人的には、槇村のセリフに賛成なんですよねぇ。要は踏み絵と同じ構図ですが、外面を繕って信仰を守ればいいじゃん、と思っちゃうわけです。大事なのは心でしょ?と。そうは思えないのが信仰なのかもしれませんね。信仰を持たない私には分かりません。

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大河ドラマ「八重の桜」 第35回 襄のプロポーズ 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/09/01 20:40
明治8年(1875年)夏。前回の直後からスタート。山本家では、八重にプロポーズした件をあっさり発表するジョー。一方の八重は女紅場で斉藤もとい藤田五郎の妻になった時尾と再会。よかったね。

で、時尾と斉藤のなれそめやら大殿久々の登場やらジョーと斉藤意気投合とかとかの後、尚之助の死を知らされる八重。その八重をピクニックに誘うジョー。どこに行くのかと思ったら、三郎戦死の地。

「気配が残っているかもしれない」と、キリスト教の教えに微妙に引っかかりそうな理論を口走りつつ(いいの?)、八重の手を地面に置くジョー。

八重「土は温ったけぇ……」

まぁ、夏ですしね……。

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大河ドラマ「八重の桜」 第34回 帰ってきた男 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/08/25 21:14
明治7年(1874年)11月、ニイジマジョー帰国。翌明治8年(1875年)、ジョーは木戸と会談。ドラマではごっそりカットされていますが、征韓論をめぐって政府を去った西郷らに続き、明治7年には木戸も辞職。

ジョーが木戸と会話していた舞台が明治8年の大阪なのは、木戸を政府に呼び戻すために大久保伊藤が招待した明治8年8月の大阪会議のタイミングだったということでしょう。ここで木戸は参議に復帰を要請され受け入れています。

体調不良な演出もありましたが、木戸が死ぬのは明治10年なのでちょっと先ですね。

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大河ドラマ「八重の桜」 第33回 尚之助との再会 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/08/18 22:12
ノベライズのタイトルは「新しい時を生きよ」。ちょっと抽象的すぎるので、「尚之助との再会」で正解でしょう。前回に比べ、今回は政局面も増えました。まぁ、征韓論を巡る攻防はかなり込み入っており、西郷らの下野までには紆余曲折あるのですがあっさりとまとめていました。

明治6年(1873年)八重が女紅場の舎監になってから1年、ウエットンのイングリッシュレッスンにも出席。英語歴1年にしては流ちょうにドリームを開陳。と最初は思ったのですが、堂々としゃべっているだけで内容はシンプル。1年あれば何とかなるか?

東京では、岩倉大久保 vs. 板垣&江藤が征韓論争。薩長 vs. 土佐、佐賀という図式ですが、西郷が征韓論側なために大久保と西郷の間にもスキが生じます。さあ西南戦争だ、といいたいところですが、それまでには佐賀の乱、萩の乱などの士族の反乱が続きます。江藤新平なんかは、司法卿としての活用より佐賀の乱後のさらし首写真の印象が強いですねぇ。

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大河ドラマ「八重の桜」 第32回 兄の見取り図 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/08/11 19:46
明治4年(1871年)秋、京都の覚馬の屋敷。第1日目から寝過ごす八重、佐久、みね。一方、食事の支度も覚馬の世話も全てパーフェクトにこなす時栄。やることのない山本ウーマンズ。

さらに覚馬の「みなそろって」の一言でうらがスルーされたことにグレるみね。ああ、後に時栄と和解してめでたしめでたし、って展開ですね。

で、八重には『万国公法』を読ませる覚馬。「八重には難しいか?」と挑発する覚馬に「これぐれえ読めます」と答える八重ですが、さすがに外来語や固有名詞はハードルが高すぎて気の毒。ちなみに、八重が読めなかった箇所はノベライズとドラマでちょっと異なります。ドラマでは「日耳曼國」(ドイツ国)で引っかかりましたが、ノベライズでは「伯理璽天徳」で「プレジデント」。覚馬が「国を率いる人のごどだ」と解説しているので大統領のことですね。

また、ドラマで八重が引っかかった箇所の直後には、「羅馬國ノ律法ノ書ニ……」とあったので「ローマ」でまた引っかかったかも。

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大河ドラマ「八重の桜」 第31回 離縁のわけ 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/08/04 23:01
「離縁のわけ」。八重と尚之助の離縁はもちろんのこと、梶原と二葉、覚馬とうらの離縁も絡めた「離縁」が語られました。それぞれ、ドラマとしてはそれらしい決着が付いたといえるでしょう。梶原と二葉については、このタイミングでの離縁だったのかどうかよく分かりませんが。

明治4年(1871年)2月。米沢でセールスウーマンをする八重の下に、尚之助からメール。ワクテカしながら封を開く八重。

「其方事 我等都合ニ付キ此度離縁致候 然上ハ 何方江縁付候共 差構無之仍而如件 八重どの」

つまるところ三行半というやつですね。「離縁するから、誰かと縁づいても(再婚しても)構わない」ということです。尚之助が置かれた状況を思えば、八重を巻き込まないようにするためであったことが分かるのですが、八重には尚之助の現状など知るすべもありません。

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大河ドラマ「八重の桜」 第30回 再起への道 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/07/28 21:38
さあ、今回から明治編の始まりです。話は明治2年(1869年)2月から。忘れたころにやってくる、ニイジマジョーが登場。まぁ、顔見せ以上の意味はなさげです。

八重、佐久、うら、みねの4人は米沢藩士 内藤新一郎の屋敷の離れに居候。八重とみねは反物の行商、佐久は賃仕事の洗い張り(解いた着物にのりを付けて板に張って乾かすこと)、うらは染色がお仕事です。

一方、会津戦争の戦後処理も進行中。まずは、責任者の処分。容保親子は死一等を減じられ、代わりに家老の首を差し出すことに。こうして、飯野藩下屋敷にて萱野権兵衛の斬首(実際は自刃)になります。享年40あるいは42。おや、覚馬と同世代で秋月より年下、頼母より年上でしたか。

刑の執行に先立ち訪れた大蔵、梶原と萱野のシーンはなかなかよかった。私は、柳沢慎吾の演技は特に気になりませんでした。まあ、「ここは泣かせどころ」という前提で見てますしね。

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大河ドラマ「八重の桜」 第29回 鶴ヶ城開城 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/07/21 21:32
明治元年(1868年)9月15日、総攻撃2日目。既に降伏した米沢藩から、会津に降伏を勧めるメール。以前の官兵衛と同じく、冬までの抗戦を主張する大蔵ですが、冬までもたないという意見に苛立ちます。結果論ながら、鶴ヶ城開城の数日後に初雪が降っており、会津と新政府軍双方にとって際どいタイミングでした。

席を立った大蔵、八重がもたらした凶報に驚き登勢の下に向かいますが……登勢は既に死亡しています。ドラマでは大蔵到着の直前のような感じでしたが、実際には大蔵が到着したのは登勢が息を引き取ってから2、3時間後だったようです。

登勢と一緒に怪我をした咲(後の捨松)によると、山川家の女性たちはもしものときは介錯しようと約束していたそうです。登勢も艶に介錯を願ったのですが艶は介錯できず、登勢は苦しみながら死んだそうな……。介錯してやれよ! という気もしますが、自分が艶の立場だったらとどめを刺してやれたかどうか。

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大河ドラマ「八重の桜」 第28回 自慢の娘 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/07/14 22:19
今回は、史実(とされている)エピソードにフィクションを織り交ぜた内容。一見、主人公補正が掛かったフィクションのようで実は史実だったりするので油断できません。

慶応4年(1868年)8月26日、彼岸獅子入城の奇策で帰城した大蔵は軍事総督に任命されます。一方、新政府軍は小田山に大砲を据えて砲撃を強化。
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか、完成度高けーなオイ。

で、飛来してくる砲弾を見た八重さんは、濡れた布で押さえて爆発を防ぎます。いわゆる「焼玉押さえ」。籠城女性の役目になる恐怖のお仕事の始まりです。これを見ていた容保から、八重に呼び出し。御前で不発弾の仕組みをレクチャーします(史実)。

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大河ドラマ「八重の桜」 第27回 包囲網を突破せよ 感想

カテゴリ:八重の桜
日付:2013/07/07 22:21
籠城初日の慶応4年(1868年)8月23日夜、夜襲に出陣した八重は、幼少時に父が鳥を撃って銃をことの意味を諭したことを思い出します。で、銃を撃つことをためらった八重を救ったのが黒河内先生。おかげで八重は離脱できましたが、黒河内先生は……。

その後、誰も黒河内先生を案じたり胸を痛めるそぶりなし。せめて八重はちょっと思い出してもいいんじゃないかな。

籠城2日目の8月24日。女性陣は兵糧炊きと負傷者の介抱について確認し合いますが、二葉は一人息子の寅千代(後の景清)とはぐれてアンダー。探しに行くことも母に禁じられ、気丈に振る舞います。『江』だったら、ここで二葉が泣き崩れ、周囲の女性たちがああ二葉様お気の毒ともらい泣きするという、幼稚な展開になったことでしょう。

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