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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第15回 播磨分裂 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/04/13 21:21
天正6年(1578年)元旦、信長主催のアヅチ・ティーパーティー。茶頭は松井友閑だったのですが、オープニングには特にクレジットはありませんでした。ここにきて、ようやく本能寺後に向けて諸将のキャラ立てが始まり始まり。

秀吉の播磨平定に感心し、評価する丹羽長秀、嫌みを言う滝川一益。長秀が秀吉に好意的になったのは唐突でしたが(秀吉が羽柴姓を名乗ったときは嫌そうな顔をしていた)、このあたりで仲良くしておかないと、清洲会議で長秀が勝家ではなく秀吉につくのがもっと唐突になりますからね。

さらに、ここで秀吉が信長に毛利戦ヘルプを要請する有名な保身術を展開。これのどこが保身術なのかは、おねに語らせる形で視聴者に説明。やたらと説明くさいセリフに苦笑いしてしまいます。ただ、この毛利戦ヘルプ要請のキモは、信長が秀吉の真意まで読んでいながら、それに乗ってやるというところなのですが、江口信長はイマイチ分かってなさそう。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第14回 引き裂かれる姉妹 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/04/06 22:03
天正5年(1577年)11月、福原城を1日で落とした余勢をかって上月城へ。上月景貞への開城勧告は当然のことながら拒否。で、顔見せという(現代の)大人の事情により、わざとらしく鈴戸花を連れた力が登場。普通、娘は連れてこないよね、うん。

ちなみに、鈴と花のどちらかが平岡頼勝の妻になります。

官兵衛が本陣に戻ると、秀吉たちは軍議中。ここで突然変なスイッチが入っちゃった官兵衛さん、上月城への攻撃を強硬に主張します。ここで秀吉と半兵衛が意味ありげにアイコンタクト。ドラマの演出は曖昧で、これが何を意味するのか分かりにくく感じました。ノベライズのアイコンタクト部分を要約すると、

秀吉「大丈夫かな?」
半兵衛「いんじゃね?」

ということだったようです。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第13回 小寺はまだか 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/03/30 23:04
天正5年(1577年)、ノベライズによると10月、秀吉到着直後の姫路城からスタート。官兵衛が秀吉に、姫路城をサプライズプレゼント。23年後には、山内一豊家康相手に同じことをやらかします。

ノベライズではこの後、光と秀吉が初対面、松寿丸が息災であることも伝える下りがあるのですがカット。そのため秀吉が用意した義兄弟の誓紙が唐突になってしまいました。ノベライズでは、光を相手に松寿丸の様子を伝え、おねが我が子同然に育てている、松寿丸だけでなく「官兵衛も光もわしの身内じゃ」というわけで、それが口先だけではないことを示すために誓紙を書き付けた、という流れです。お城プレゼントに対する内祝いみたいなもんですかね。義兄弟の誓紙だけなら安いもんです。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第12回 人質松寿丸 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/03/23 22:38
天正5年8月。姫路に衝撃のニュースが駆け巡ります。

善助の妻、宇宙人が懐妊。生まれてくるのは人間か? 宇宙人か? 何と恐ろしい。

ちなみに、善助というか栗山利安の子といえば、あの黒田騒動を起こしたことで有名な栗山大膳(利章)。さすが一度は黒田家に背いた宇宙人の子、母子2代にわたって黒田に徒なすとは何と恐ろしい。

と一瞬思ったのですが、大膳は天正19年生まれなのでこのタイミングで懐妊ってことはありませんね。

とまあ、姫路にXファイル的なエピでほのぼのしているとき、松永久秀が信長に対して三度目の謀反を決行。『功名が辻』の大河内教授(品川徹)な久秀もハマってましたが、ミッキー松永もなかなか味わい深い。今年の大河の中では極めて珍しく納得のキャスティングです。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第11回 命がけの宴 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/03/16 22:38
今回は、佐々木道誉宇喜多直家のシーン以外は退屈でした。残りは、官兵衛がわめいているか、秀吉の話としてはあまりにも有名な、北国戦線無断撤退&ぱけっぱちパーティーのエピソードで、特に目新しさはありません。

しかしひどい脚本。岡田准一が気の毒になります。

アバンは、あらためて天正4年7月の木津川の合戦についておさらい。ちなみに、織田が負けたのは第一次。第二次木津川の合戦では織田が勝っています。このとき織田方は鉄甲船を使ったというのが通説ですが、鉄甲船については疑問視する声もあったりして、本ドラマではどうすることやら。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第10回 毛利襲来 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/03/09 22:57
天正4年(1576年)5月、毛利襲来。英賀合戦は、『黒田家譜』では天正4年になっているのですが、実際には天正5年だったようです。『黒田家譜』準拠にしたため第一次木津川口の戦いが英賀合戦の後になってしまいました。まぁ、これにより

英賀合戦勝利、ヤッター!
 ↓
木津川口の戦いで織田が敗北、ガビーン!

という展開になってドラマ的にはオイシクなった面もあります。

毛利軍5000にすっかり浮き足立つ小寺陣営。小寺政職さんもビビって大げさにコケる寒い演出。赤っ鼻といい、このドラマにおける政職のキャラ造形は完全に失敗してるな。笑いどころとしても全然面白くないし。政職のキャラしだいでは、官兵衛との関係で厚みのあるドラマが作れただろうに、あーツマンネ。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第9回 官兵衛試される 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/03/02 22:55
前回信長&家臣団の圧迫面接をパスした官兵衛君ですが、今回は半兵衛による採用試験。これをパスしないと、イザというときに松寿丸を助けてもらえません。ここはひとつ、半兵衛に認められて兵衛'z結成にもっていきたいところです。

で、妙にクールな半兵衛さんは秀吉の馬印たるひょうたんをポキポキもぎながら官兵衛を次々に論破。話の内容よりも、ひょうたんをどうするのかが気になってしまいました。ひょうたんには毒があるので食べるはずもなく、容器にするくらいしか使い道がないような……。中身を腐らせるときかなり臭うらしいけど、自分で作るのかなぁ。半兵衛、意外に暇なのか。

それはともかく、「それがしが聞きたいのは、播磨の形勢をいっぺんに変える手立てでござる」など、結構無理ゲーな課題を突きつけます。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第8回 秀吉という男 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/02/23 22:19
今回はまさに、「秀吉という男」。『軍師官兵衛』ではなく『秀吉』でした。特にこれといってキャラ立ちしていない、無味無臭の官兵衛では、竹中秀吉の前でかすんでしまうというもの。官兵衛は完全に脇役になってしまいました。今後、秀吉が死ぬまで(つまり物語のほとんど)がこんな調子になるのではないかと心配です。

内容はというと、天正3年(1575年)7月、信長に会う直前からスタート。織田家諸将の冷ややかな視線など、それなりに緊張感のある演出で、ここは悪くありません。

官兵衛がおもてを上げると、徐々に見えてくる信長。やはり、信長はここで初登場にした方が良かったと思いました。これまでの信長パートは脚本も演出も稚拙で全く面白くなく、時間の無駄でした。黒田には御師という便利な諜報機関があったのだから、信長や中央政局については御師を通した話にとどめ、まだ見ぬ信長に官兵衛がワクテカするだけで十分でした。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第7回 決断のとき 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/02/16 21:35
前回、浮いていた太兵衛が善助と義兄弟になり、ぼんやりといい感じになった黒田家を安国寺恵瓊が家庭訪問。いぶかしむ黒田家一同。今回から、官兵衛の弟である兵庫助(利高)ふんわりと参入。これでKRD24は4人に。今回はもう1人増えますが。

恵瓊と会うことにした官兵衛さん。互いに腹の探り合い。2人とも笑顔なのにピリピリとした緊張感がある名場面……にはなりませんでした。演出が悪いのかな。

「死を3年は秘密にせよ」(『甲陽軍鑑』)という信玄さんですが、死んで1年も立たないタイミングで官兵衛も恵瓊もみんな知ってるのはギャグですか?

そして恒例の信長中継。天正元年(1573年)9月、浅井・朝倉戦終了。論功行賞として北近江をもらう藤吉郎。さらに木下から羽柴へのリネームが認められ筑前守の受領名までゲット。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第6回 信長の賭け 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/02/09 22:06
まずは>信長中継から。元亀2年(1571年)9月12日の比叡山焼き討ちをサラリと流し、村重の信長評の下地作り。

そして場面は元亀3年(1572年)の姫路へ。松寿丸も5歳になり、ウナギを持ってきた休夢を驚かせます。つまり、視聴者に対して「前回からこれだけの時間が経過したんだよ」ってことですな。

しかしまぁ、ウナギとは分かりやすい。で、そのウナギを食べる官兵衛を見る光のワクテカ顔が笑えます。ノベライズでは、光の視線を「もの言いたげ」と表現していますが、映像ではそれ以上の気合いというか期待がこもっていたような……。

側女を勧めるあたりも当時の作法通りで好ましい。ま、官兵衛は結局側室を持たなかったわけですが。

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