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大河ドラマ「花燃ゆ」 第13回 コレラと爆弾 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/03/29 22:39
今回は、萩にコレラが流行。ここは伊之助の出番かと思いきや(思ってないけど)、なぜか文さまがウロウロするだけという展開。もちろん、文さまの登場シーンは全て不要でしたが。で、あらためて今回の話を振り返ってみると、驚いたことに何も進展していないという事実に戦慄します。

安政5年(1858年)。我らがヒロイン文さまは数え16歳(満14、15歳)、ポンコツ玄瑞は19歳(17、18歳)。まだ中学生と高校生ですね。

塾にはボマーとして名高い小野為八がメンバー入り。小田村家では久米二郎(楫取道明)が誕生といった変化あり。

そんなこととは関係なく、萩をうろついていた文は、迷子を見つけてまた他人の事情に首を突っ込みます。そこで「偶然」新メンバーの為八と出会い、彼の「父のところかも」という根拠不明な予感に導かれて山根文季の屋敷を訪れる一行。すると、為八の予感はなぜか的中しており、迷子のママが入院中。何とコロリに罹っているというではありませんか。

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第12回 戻れないふたり 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/03/22 22:23
今回は、「死を覚悟してるから先に別れておく」というありがちな話を棒読みでモタモタ繰り広げてる間に、松陰はテロリスト化、ひこにゃんは大獄準備完了というお話。さらにまとめると、「大した内容はなかった」って感じです。

安政4年(1857年)12月5日、文とポンコツ玄瑞が婚礼を挙行。花嫁衣装を着たヒロインに一同ポカンという、お約束的なシーンを挟みつつ無礼講へ突入。周布は早速酔っぱらい化。他に周布らしいところは描けないのでしょうか。

和気あいあいな婚礼も、春風ちゃんの一言で急変。

高杉「文は不美人じゃから嫁には欲しゅうない」

凍り付く一同。周布がとどめを刺して再びフローズン。必至にフォローする利助は、あろうことか未来の嫁を不美人呼ばわり。

文「実家に帰らしていただきます!」

まぁ、ヤバい空気を文の背中で表現したり、ここのコメディー演出はなかなか面白かった。ちなみに、ノベライズはもっと多くのセリフがあるのですが、大幅にカットされています。

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第11回 突然の恋 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/03/15 22:39
今回は、目的のためなら善人面して何度でも裏切る伊之助の謀略成功と、文の唯一知られたエピすら踏みにじり、もはや「マジで主人公文じゃなくていいじゃん」という思いを新たにした文の縁談エピを、これ以上ないというくらいつまらなく描く中弛み満載でまとめたお話。スゲー、ビックリするくらいつまらん。大河スタッフの中に、誰も「この脚本でいいの?」って思う人いなかったの? 自分たちが面白いモノを作ってるのかどうか、分からないわけないよね?

安政4年(1857年)11月、文之進から正式に松下村塾を継承します。すると、唐突に「女大学」の講義が開催され、女性が集まったからにはガールズトークに突入。講義が「女大学」だったので、当然のように「嫁入り」がトークのテーマになります。

すみ「心ときめくような出会いがしとうございます」

はぁ? お前、この時代に自由恋愛で結婚できると思ってんの? 嫁入りにトキメキとか、何言っちゃってんの? この時代の女性が、「出会い」なんて期待しなかったと思うけどなぁ。

松下村塾では、稔麿からのメールで議論沸騰。通商条約を認める認めないと、勝手に議論。あー、選挙権もないお子ちゃまたちの政治談義。イタイタしくて見てらんない。

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第10回 躍動!松下村塾 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/03/08 22:35
今回は、能力の有無は誰も論じず、たまたま居合わせたお偉いさんに直訴したら都会への留学が認められちゃったという、まさに「無理が通れば道理引っ込む」事案発生。塾視点では理不尽をはねのけてめでたしめでたしでしたが、実は全然理屈が通っていない、けど割と面白かったという珍妙な回でした。利助が良かった一方、やはり文はいなくても話が成立したという残酷な事実が浮き彫りになります。

安政4年(1857年)秋、文さまは数え15、ポンコツ玄瑞は同18、春風ちゃんは同19、総理大臣は同17。

初代総理大臣が松下村塾入り。志は「立身出世」と、結果から逆算したような答えには失笑。すると、焦り出す稔麿。要約すると、「東京の大学に行きたいが、家が貧乏で学費が出せない」という、昭和のころならありふれたお話です。

ちなみに、みんな普通に「稔麿」と呼んでいますが、彼が稔麿と改名するのは松陰の死後なんですが。

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第9回 高杉晋作、参上 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/03/01 22:10
今回は、「面白くない男」(ノベライズ)改め、春風ちゃん、惨状。文の大活躍シーンを無視すれば、割と見られる回でした。ほぼあらゆるシーンに登場する文の出番をもっともっともっと減らせば、より面白くなると思うのですが。

ちなみに、ノベライズには滝が形見のかんざしを売って金を工面する場面もあるのですがカット。そのため、ドラマでは文1人が「金金」と騒ぎ、他の杉家の面々は危機感無しという異常な状態に。伊之助は渋る椋梨を動かして反射炉を作ろうとするなど、寅次郎とは異なる方法で藩を変えようとするくだりもあるのですが、やはりカット。文の場面だけが削られず、どんどん薄っぺらいドラマに。「ノベライズを読んだときは悪くないと思ったのに」という感想が多いのは、このバランスを欠いた編集にも原因があると思われます。

ではドラマスタート。罪人の塾が評判となり、赤禰、寺島が新たにjoin。我らがヒロイン文さまは給食のおばさん兼塾の受付嬢として大忙しです。

罪人の塾がますます活気づく一方、明倫館の春風ちゃんは退屈中。すると、椋梨に寝返ったデビルマン伊之助が春風ちゃんに寅次郎を斡旋します。

ひょんなことから敏三郎と知り合った春風ちゃんが杉家に来ると、さすがは文さま、経営者視点で兄に苦言を呈しています。文さまの万能っぷりには頭が下がります。

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第8回 熱血先生、誕生 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/02/22 22:54
今回は、棒読みのポンコツ玄瑞がニート寅次郎に弟子入りするという、ただそれだけのお話。既に数々の偉業を成し遂げてきたスーパーヒロインの文さまも奮闘しますが……。「文、イラないんじゃね?」という思いはがんばって忘れましょう。彼女には、ライスボールを握るという重要なミッションが控えていることですし。

では感想スタート。「罪人の塾」あらため「熱血先生、誕生」。ノベライズのタイトルもどうかと思いますが、さらに改悪するセンスに驚愕。まぁ、これが今年のスタッフのレベルを象徴していると思えば、いろいろと合点がいきます。

安政2年(1855年)12月。文は数え13歳、寅次郎が26歳、玄瑞が16歳(ノベライズでは17歳)。野山獄を出た寅次郎が帰宅。

寅次郎「ご心労をお掛けしました」

全くだ。けど、お前、後18回イタいことする気だろ。

杉家には、新メンバー豊(梅太郎の長女)が加入。後に萩の乱で死ぬ玉木正誼乃木希典の実弟)に嫁ぐ女性です。

こうして寅次郎の、実にうらやましいニート生活がスタート。そこへ、玄瑞からメールが届き、史実通りの玄瑞激おこプンプン丸エピもスタート!

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第7回 放たれる寅 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/02/15 23:07
今回は、「寅次郎を野山獄から出す出さない、寅次郎が出る出ない」だけをグダグダと実に丁寧にネットリ描く、退屈な40分。我らがスーパーヒロイン、11、2歳の小娘・文の画策が藩主の耳にまでとどくという「さすが文」なお話。何から何まで文にお任せくださりませ。

文「寅兄様を獄から出して差し上げたい」

あの手この手で寅次郎を甘やかす文、今度は釈放を企てます。そして、そのためになぜ必要なのか皆目見当も付きませんが、梅太郎を野山獄に連れていく文。

梅太郎の物珍しそうなな視線の動きから、彼が野山獄に行くのは初めてのような感じです。実際は、寅次郎に差し入れを持っていっていたのは梅太郎や長女の千代(ドラマでは存在抹消)だったのですが。常識的に考えて、満11~12歳の小娘が1人で行くわけありません。

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第6回 女囚の秘密 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/02/08 22:14
今回は、見た目は大人、役年齢は子どもの名探偵文が冴え渡る観察力と洞察力で高須母娘の関係を取り持ち、ちゃっかり井川遥の手を握った寅次郎が元気になるという、ホントにどうでもいいお話です。一体、誰がこんな退屈なドラマで喜ぶのでしょうか。

前回と同じく安政2年(1855年)1月。

寅次郎への書籍配送業を営むFumizonが、高須久子からの注文を受注します。が、高須家から門前払いをくらい、配達が遅れると久子に告げるFumizon。そんなFumizonに、「何度でも訪ねてくれ」と要求する久子。

そして、久子が持っていた鏡は曇っていて役に立たなかった……。

そのころ寅次郎は、数え13歳の妹にツッコまれたショックで引きこもり、自責の念を読書で紛らわせるのでした。そんな状態でもヒゲはちゃんと剃っていますが。

帰宅したFumizonは、梅太郎たちと発注書の整理。「資治通鑑」とか、ちゃんと読めちゃうんですね。で、寅次郎の発注書に紛れ込んでいた、達筆の1枚。囚人との交流も避けて引きこもった寅次郎と、寅次郎に毒づく富永。この関係性でどうして富永の持ち物が紛れ込むんだ?

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第5回 志の果て 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/02/01 22:17
今回は、意識高い系ツイートを連発していた寅次郎が、富永有隣の毒に当てられ、満11~12歳の小娘に完全論破されてヘコむものの、美女に見とれるというお話。ドラマは、すっかり「寅次郎の成長物語」化してしまいました。

物語スタート時は前回の続きなので安政元年(1854年)。野山獄に収監された寅次郎は、本をFumizonに発注して読書三昧のいいご身分。わざわざFumizonに注文しなくても、司獄の福川に言えば「あるよ」と出してくれそうな感じですが。

天気が良い日は、囚人の天日干し。有岡城の土牢とは異なり、かなりの好待遇です。

そして、寅次郎は意外にもこざっぱりしてます。着替えはFumizonに発注すればいいとして、風呂にも入っているかのような清潔感。ヒゲも剃ってますし。まさか囚人にカミソリの類を渡すとも思えないし、そうすると獄吏の誰かが剃ってくれる? おいおい、食費は実家が出しているとはいえ三食昼寝付きで獄内であれば散歩も可、ヒゲも剃ってくれる。パラダイスじゃないか。

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大河ドラマ「花燃ゆ」 第4回 生きてつかあさい 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/01/25 22:13
今回もまた、中二病が重篤化した寅次郎が周囲に多大な迷惑を掛けた末に甘やかされるというお話。内容は大して面白くないのですが、長塚京三のおかげで割としまっていました。

寅次郎の密航失敗の知らせに動揺する杉家。キレキャラ文之進は「寅次郎を討ったのち自分の腹をかき切った!」と、無駄に梅太郎を責め立てて追い詰めます。

思い詰める梅太郎。脇差しを携えて仏間に向かう梅太郎。その梅太郎に話しかけ、切腹を思いとどまらせる亀。近年は何でもかんでもセリフで説明しちゃうのに、珍しく直接的なセリフなしで登場人物の心情を描写。やればできるじゃないですか。

去年の脚本&演出のレベルなら、
文「兄様が切腹しちゃう!」
亀「切腹はおやめくださいまし」
梅太郎「分かった。切腹は止める」
くらい安いやりとりを見せられたことでしょう。

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