大河ドラマ「平清盛」 第48回 幻の都 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/12/09 21:10
清盛は、忠清の諫言の一件を思い返してションボリ。一方の頼朝は、参陣した武士たちの所領を安堵して鎌倉殿としての権威を高めていきます。さらに佐竹攻めの出陣スケジュールを発表。それは日柄が悪いという、どこかで聞いたような反論がありましたが、頼朝はあっさり却下。「27日こそ以仁王(祝ヨシヒコ出演)の令旨が届いた吉日!」と、意志を貫きます。源氏は忠清が軍師じゃなくてラッキーだったなぁ。
全国にアンチ平家が増えたことで、公家たちも盛り返し始めます。兼実らは宗盛たちに還都を要求。時忠は反論しますが、俺たちのムネムネは沈黙し続けます。
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大河ドラマ「平清盛」 第47回 宿命の敗北 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/12/02 21:28
本編は治承4年(1180年)9月5日から。清盛が頼朝追討の総大将として、ルックスが微妙に残念な維盛を指名します。光源氏に例えられ、兼実さんにも「容顔美麗、尤も歎美するに足る」と書かれた維盛がどうしてこうなった。
これに先立つ8月23日には、有名な石橋山の戦いがありました。頼朝は三浦との合流を大庭景親、伊東祐親に阻まれて惨敗、敗走します。こうして、後に頼朝に下り義経と対立する梶原景時との出会いエピソード発生。頼朝が洞窟に隠れていたところ、景時に見つかって「頼朝ピーンチ」。が、景時が見逃してくれて九死に一生を得たという話です。『義経』では、頼朝らが隠れている洞窟にネジネジ景時が1人で入ってきて、むしろ「景時ピーンチ」。景時が頼朝らに袋にされるのではと、ハラハラしたものです。『平清盛』では入り口から中を覗いただけなので、ちゃんと「頼朝ピーンチ」に見えました。
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大河ドラマ「平清盛」 第46回 頼朝挙兵 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/11/25 21:46
「武士の世」という目標を見失っていた清盛に欠けていたのは、源氏という強いライバル。頼朝の挙兵を知って、ついに清盛も己のアイデンティティーを再認識します。まぁ、この清盛覚醒が劇的になるかどうかは、頼朝の挙兵を知ったときの演出しだい。ノベライズでは納得感がありましたが、ドラマではどうなりますやら。
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大河ドラマ「平清盛」 第45回 以仁王の令旨 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/11/18 21:32
で、清盛の意を受けた新棟梁宗盛と基通が、高倉帝に譲位を迫ります。
平家と関白からプレッシャーを受ける高倉帝も不幸ですが、以仁王30歳も所領を奪われしょんぼり。
以仁王「私は、何のために王家に生まれてきたのでござりましょう。いや、何のために生まれてきたのでござりましょう」
そこで八条院は頼政に力添えを迫ります。が、韜晦して要求をかわす頼政。ノベライズでは、いずれ兵を集めて平家を倒す意志があったことを告白していますが、ドラマではカットされてしまいました。
八条院「このまま一生を終えてよいのか」
これに対し、あの世で義朝に首を刎ねてもらうつもりと語る頼政77歳。当時としては相当高齢ですが、宇梶剛士では白髪を増やしたくらいでは年相応に見えないのが残念。『義経』の丹波哲郎は以仁王の令旨の段階でははまってましたが……逆に平治の乱当時の頼政では老けすぎ。難しいものです。
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大河ドラマ「平清盛」 第44回 そこからの眺め 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/11/11 21:26
治承3年(1179年)、東国。頼朝・政子夫妻には前年に大姫が誕生していました。後に不幸になる娘ですが、『平清盛』では木曽義仲のくだりは端折るので大姫の出番はこれで終わりでしょう。
頼朝親子を眺めるは、相変わらず北条館で東国ミーティング中の三浦と佐々木。
一方、重盛と盛子はそれぞれ病床に。盛子を通じて摂関家領を平家に横領されている基房さん。
後白河「本来なら藤原氏長者のそちが引き取るべきものであろう」
と基房の不満を煽ります。平家による横領を献策した邦綱の黒幕は後白河だというのに……。
後白河「清盛に、都から離れたところにいてもらおうぞ」
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大河ドラマ「平清盛」 第43回 忠と孝のはざまで 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/11/04 21:20
頼盛「復讐ではないとも言い切れませぬがな。それこそ、兄上の生きてこられた道を思えば」
そしてドラマの最初のシーンへ。重盛と成親が語り合うシーンも若干セリフがカットされた模様。ここで成親の心境が吐露され、「犬」というキーワードの逆転現象が皮肉に響きます。
成親「気がつけば、私や西光殿が平家の犬と化しておりました。さように一生を終えることは、おもしろうないと思った」
重盛「きっとお助けします」
助命の安請け合いは大河ドラマの伝統芸ですね。毎年、何人の人が安請け合いにぬか喜びさせられた揚げ句、殺されたことか。
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大河ドラマ「平清盛」 第42回 鹿ヶ谷の陰謀 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/10/28 21:18
まずは、鹿ヶ谷にて後白河、西光、成親、多田行綱、平康頼、俊寛らが平家対策ミーティングを開催。遠山康光もとい平康頼は安定の悪役顔ですね。そして例の有名なセリフ。
成親「おや、瓶子(へいし)が倒れましたぞ」
俊寛「これはさい先がよい」
こんな安っすい親父ギャグで喜んでるからお前らはダメなんだよ。
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大河ドラマ「平清盛」 第41回 賽の目の行方 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/10/21 21:06
お前のようなババアがいるか
って感じです。まぁ、単に私がアイドル時代から聖子が嫌いなだけなんですけど。
清盛は、高倉帝に入内させた徳子が懐妊せずイライラ。そこで明雲を招いて千僧供養を企画します。明雲は明雲で院の動きを警戒。
明雲「いよいよ平家の力を削ぐおつもりでござりましょう」
これに対抗すべく、明雲&比叡山を抱き込み、明雲に法皇の力を削ぐ意図を明かします。いわゆる「ダーク化」ってやつですね。時代を動かす偉人ならこれくらい当然だと思いますが、最近は私利私欲がないのに周りから祭り上げられる気持ち悪い主人公が多いですからねぇ。
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大河ドラマ「平清盛」 第40回 はかなき歌 感想
カテゴリ:平清盛
日付:2012/10/14 20:49
承安4年(1174年)、大輪田泊完成。清盛は宋銭流通の後ろ盾を西光に依頼します。頼朝の助命後、アンチ清盛的な態度を取っていた西光ですが、清盛が信西路線を継承する姿勢を認め始めています。
西光「亡き我が主が生きておれば、そうしたでしょうからな」
と、笑みを浮かべる西光さん。これまで鹿ヶ谷フラグが立ちまくっていたのですが、ここでは親清盛的な態度です。まぁ、この人は信西リスペクトな姿勢を見せてれば、機嫌が良くなってくれるので扱いやすいというか。
ここで小兎丸が再登場。清盛にどんな態度を取るのかと思ったら、普通に笑顔。今のところ恨んでいる様子はありません。ママが微妙な表情をしていたので、成長の過程でパパの死の真相を知らされて……という展開も? が、考えてみたら壇ノ浦の戦いは11年後。小兎丸は水軍を率いるほどの年にはなっていないか?
承安4年(1174年)3月、後白河と建春門院が厳島参詣。豊な国のビジョンを思い描く清盛と、思い描けぬ後白河。清盛が「先に行ってしまった」としょんぼりの後白河さん。イマイチ美しくない滋子に励まされます。
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