大河ドラマ「花燃ゆ」 第30回 お世継ぎ騒動! 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/07/26 23:12
元治元年(1864年)、政務役に返り咲いた椋梨により、小田ムダの実兄・松島剛蔵が野山獄入り。次週予告で、「まるで小田ムダが斬首されるかのような映像」がありましたが、高杉の挙兵に際して野山獄で斬首されるのは、この松島剛蔵。浅ましいミスリードですね。いっそ、この鬱陶しい小田ムダの首も跳ねてほしいと切に願うところではありますが。
こんな感じで、男たちの世界では第一次長州征伐に伴う政変が続いているわけですが、奥御殿ではおはぎ量産大会です。みんなでおはぎをコロコロ。おめでてーな。
銀姫は自分の代理として、「またもやなぜか」下っ端の美和さまをご指名なさいます。何が何でも美和さまを絡めたいんですね。そして、そのおはぎを食べる元徳が超絶味覚を披露します。
元徳「これは姫のおはぎではない」
何と。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第29回 女たちの園 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/07/19 22:56
男たちが毛利家を残すため身を削って働いている一方、奥御殿では総触れ開催。毛利家の奥向きについては特に知識がないのであの描写の善しあしは分からないのですが、とにかく「大奥モノっぽくしたい」という、製作サイドの浅ましい熱意だけは伝わってきました。午前様の都美子さんは倹約に努めていて毛利家の奥向きは質素で、ゆえに都美子さんは賢妻の誉も高いのですが、あまりそんな感じはしませんでしたね。
そして、都美子と銀姫の陳腐な応酬。都美子はマジなのか皮肉なのか分からない微妙な口調。対して銀姫は思いっきりイヤミったらしく。松坂慶子は何年たっても松坂慶子のまま。全然うまくないのに、不思議とヘタって感じがしない妙な人です。
敬親「長州はこれよりいささか険しき道をたどることになるゆえな」
久坂&松陰門下生のせいでな! 俺たちの美和さまは人ごとのような顔をしてましたが。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第28回 泣かない女 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/07/12 23:08
これまでは単につまらないだけのドラマでしたが、前回の逆恨み&意味不明な就活演説で一気に「くだらない」「気持ち悪い」ドラマに進化しました。これに輪を掛けているのが、絶妙なタイミングで登場してくれる小田ムダさま。『江』は、その最悪な脚本と最低な演出でワースト大河の名をほしいままにしてきましたが、キャスティングはムカイリを除けば割と良質。一方、『花燃ゆ』は『江』すら下回る脚本と演出のみならず、キャスティングでもいいところなし。どぶろっくだけでもアウトなのに、次はピンでは売り物にならず、ひと山幾らの量り売りでしか商品価値のない小娘たちをモブに投入し、話題性で視聴率を稼ごうという見下げはてた醜態を演じるありあさま。褒めるところがどこにもないとは、逆に斬新ですらあります。
前置きが長くなりましたが、感想スタートです。長州大ピンチから始まり始まり。朝廷から朝敵認定されただけでなく、英仏米蘭の4カ国連合艦隊が下関を砲撃&砲台占領。下関は死屍累々です。ぜーんぶ、久坂の愚行が招いたことです。まさに、この人たちの遺族にしてみれば「嫌や。私は受け入れん。許さん。絶対許さん! あの人を殺したもんを」ってところでしょう。皆さん、久坂のせいですよ。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第27回 妻のたたかい 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/07/05 22:45
熱血来島、ついに花園出場御所に突撃。そこへ、とんがりコーンを率いた西郷が登場。鉄砲の斉射で来島はあっさり死亡。禁門の変の立役者、来島のぞんざいな扱いに失笑してしまいました。それでも、死に様が描かれただけでもマシというべきでしょうか。
ポンコツ玄瑞は堺町御門へ到着。棒の汚名返上のチャンスですよ。さあ、バシっとキメてください。
ポンコツ「いくぞぉ~お」
恥の上塗りしただけでした。発声練習、一からがんばろうね。
撃たれるものの、鷹司邸にたどり着いたポンコツ。鷹司輔熙に嘆願するものの、冷淡な輔熙。
輔熙「なにゆえ御所を戦場にしたのじゃ」
全くです。鷹司さんは邸宅を砲撃されるし、ポンコツどもに切腹されて汚されるし、お気の毒です。ま、焼けちゃうから関係ありませんが。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第26回 夫の約束 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/06/28 22:58
文さまの登場シーンを全てカットすればまあまあ面白かったのですが、そうすると10分番組くらいですかね。禁門の変を2回に分けてやるというからどれだけガッツリやるのかと思ったら、もともとスカスカな内容をさらに2倍に希釈しただけ。水の味しかしない水割りを飲まされている気分です。
それにしてもひどい禁門の変です。真木和泉すら出てきません。会津視点の『八重の桜』の方が長州側につてもしっかり描いているので、まともな「禁門の変」をご希望の場合は『八重の桜』第12回を見ましょう。本当に今年はつまらない。
元治元年(1864年)6月、ポンコツ玄瑞がまたも判断をミスって嘆願に出発。
場面は唐突に野山獄。そこへ、周布がやってきます。有名な泥酔周布の野山獄乱入事件です。春風ちゃんが『投獄文記』にも書いているので、史実と言っていいでしょう。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第25回 風になる友 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/06/21 22:25
アバンは、あらためて八月十八日の政変を振り返ります。このドラマには振り返るほどの内容はないのですが。
ナレ「過激な攘夷を嫌う勢力は……」
勢力というか、そもそも孝明天皇に嫌われたんですけどね。尊皇を掲げてる連中が。
そして、そんな京へフラフラやってきた春風ちゃんは、脱藩の罪で野山獄へ。そこへ、何と俺たちの文さまがご登場なさいます。本当に、どこにでも顔を突っ込むお方でございます。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第24回 母になるために 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/06/14 23:03
ポンコツ玄瑞の浮気(笑)告白に凹みフラフラ歩いていた俺たちの文さまは、七卿方御用掛に任じられたイッセー前原に捕まります。何かと思えば、俺たちの文さまに奇兵隊の飯炊きを依頼します。
「女幹事殿!」などと持ち上げていますが、要は飯炊き女。下女(宿場によっては遊女兼任)扱いです。このドラマの俺たちの文さまにはビックリするほどお似合いなので違和感ありませんが、武家の妻女にやらせることじゃありません。
一方、中河原御茶屋では長州藩重役ミーティング。ノベライズだと敬親や重役に対してポンコツが政変の報告をするのですが、ドラマに敬親さんなし。なぜかポンコツが上座の議長席に座っているという謎な席次。進発派と割拠派の席次もめちゃくちゃ(小田ムダが周布さんより上座とか)だし、誰がどれだけ偉いのか、この絵面ではさっぱり分かりません。こういうとこ、ちゃんとこだわろうよ……。
2015/6/16追記:raraさんにご指摘いただいた通り、久坂は床の間の反対側の下座におり、小田ムダや高杉も下座側に座っていました。よって、ここは私の勘違いでした。この部分に対する批判は撤回して、おわびします。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第23回 夫の告白 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/06/07 22:28
文久3年(1863年)。楽しく台場作りに精を出す、土木作業員文さま。異国船が攻めてくるかもしれないという緊張感皆無で結構なことです。「男どもは深刻ぶっちゃってるけど、女はこんなときでも明るくたくましく生きるんです。イザとなったら女は強いんですよ!(キラッ)」って感じですかね。ドラマとしては陳腐で薄っぺらいなぁ。
そして、またも天然娘の雅からポンコツ玄瑞の消息を知らされる文さま。雅さんはすっかり伝言ゲーム要員です。
そのポンコツは、京で攘夷実行の勅命を出してもらおうと奔走中。相変わらず、攘夷自体が目的化してしまってポンコツが何をしたいのか、さっぱり伝わってきません。鷹司輔熙への説得も、棒読みでは熱意は伝わらないでしょう。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第22回 妻と奇兵隊 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/05/31 22:17
大した用もない妻が、義兄とお泊まりしながら夫の出張先に乗り込むという、想像しただけでもゾッとする超展開。それにもめげず、フランス船(ホントはアメリカの「民間船」)に無警告無差別攻撃という蛮行に及ぶポンコツ玄瑞。能天気に喜ぶ下関住民&塾メンバーという醜態を見せられ、一体どうすればよいのやら。
が、6月、米仏艦隊による報復攻撃開始。壬戌丸、庚申丸が沈められ、癸亥丸は大破。フランス陸戦隊に砲台を破壊されます。まぁ、ポンコツはしょせん軍事には素人の医者坊主。敵戦力の調査や分析を怠り、ちょいと外国船に砲撃を加えただけで戦略もへったくれもありません。負傷者を映したりして悲惨さを出してますが、自業自得なので同情できません。長州ってバカだな、という思いしか湧きません。
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大河ドラマ「花燃ゆ」 第21回 決行の日 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日付:2015/05/24 22:29
文久3年(1863年)、4月。伊之助の功績のような描写をしてましたが実は伊之助とは全く関係なく松陰が復権し、梅太郎の子・小太郎が吉田家の家督を継ぐことになります。モチベーションが急騰した文之進。松陰という大失敗作を作ったのに懲りず、また同じ教育方針で小太郎に毒を注ぎ込みます。コイツにまたも時代後れな教育させるから、小太郎も萩の乱で駆除されちゃうんですが。
そして、松下村塾ではいたいけな子どもたちを松陰のテロ思想で洗脳中。ぞっとする話です。で、子どもたちに勉強させながら、文さまたちはご歓談。ガールズトークのネタとして、春風ちゃんの御成橋事件に触れます。将軍用の橋を渡って名乗りまで挙げた、というやつです。幕府と長州の緊張を高める意図があったともいわれていますが、ドラマでの扱いは尾崎豊の歌的な幼稚なイタい行動にしか見えませんでした。このドラマは「志士」と呼ばれた人たちを辱めるために作っているのでしょうか?
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