大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 第28回 秀忠に嫁げ
カテゴリ:江~姫たちの戦国~
日時:2011/07/24 20:59
今回は文禄3年(1594年)春からスタート。拾(秀頼)の誕生で立場がビミョーになった秀次は、鷹狩り&飲酒で憂さ晴らし。
「わしが邪魔なのでしょうな」「私を退けたくて仕方がないのです」と、実に正確に秀吉の心理を洞察する秀次。そこまで分かっているなら、もう少し身の振り方もあったような気がしますが。まぁ、ここで彼が「というわけで関白を退きます」と言い出しても困ってしまうわけですが。
一方の秀吉は眉毛がなくなりました。大河スタッフ的には、黒秀吉をビジュアルで分かりやすく表現したつもりなんでしょうね。はいはい、分かりやすいですよ。これでいいですか?>NHK 続いて文禄4年(1595年)3月。秀吉は拾を従五位下にすることを朝廷に要求。今回も、「ふすまを開けたら砂金の山」で解決です。このパターン、このドラマで何回目? 3回目くらいかな。もう少し違うパターンは作れないのかな。ああ、作れなかったから同じことを繰り返してるんですね。
妙なタイミングでのこのこ登場する徳川御一行(北大路家康、向井ヒネ忠、草刈正信)。秀次と家康のトークの間、一人冷笑を浮かべるヒネ忠。もはや数え17歳なのに、相変わらず厨二病をこじらせっぱなしのご様子です。まぁ、17歳といえばまだまだ権威を否定してみるのがカッコイイ!と思っちゃったり、建前を小馬鹿にして本音を口にすることが「核心を突いている」とか思っちゃうイタい年頃ですしね。
私が家康なら3回は斬り捨ててますが。
さらに、江を見舞う徳川御一行。
江:「私は誠のことが知りたいのです」
家康:「ご気性は昔のままですな」
……昔のままというか、成長が見られない、というか脚本家が同じセリフしか書けないだけのような。江は、何でもかんでも「知りたいのです」の繰り返しですしねぇ(篤姫も、「何じゃと?」「勝を呼べ!」の繰り返しでしたし)。
こうしている間にも秀次の立場は悪化する一方。ついに謀反の嫌疑で誓詞を要求され、さらに連れて行かれてしまいます。
秀次に「決して関白をやめてはなりません」とアドバイスし、秀次と秀吉の対立構造を激化させた張本人の江は、三成に秀次との面会を要求します。三成にすげなくかわされた江は、何と三成から脇差しを奪って自分の喉に突きつけて三成を脅迫します。
この脚本家が描く人物は、どうしてこうもまた共感できない言動を取るのでしょう。
第1回で、茶々が初に短刀を突きつけて母を脅迫したり(「お腹の子を殺すなら妹を殺す」って、頭おかしいの?)。少しは秋山好古を見習ってもらいたいものです。
前回27回の、「秀勝と一緒に抱きたかった」と言って完を抱かない江もヒドかった。普通は、「私にはこの子しかいない」と言って抱きしめませんかね。
そして今回は、秀次に会うためなら娘をおいて自害すると? 秀勝の忘れ形見の一人娘よりも秀次に会うことの方が大切ですか。脇差しを三成に突きつけるなら理解できますがね。
子どもを持つ身としては、この脚本にはまったく共感できません。彼らの言動は狂っているようにしか見えません。それを書いた人もXXXX(自粛)に見えますが、彼女も子持ちなんですよねぇ。どうしたらこんな脚本が書けるのか、上野樹里とは正反対の意味で不思議です。
江のイカれた脅迫に屈して、江を秀次の下に案内する三成。いっそ、あのまま死なせてしまえよ。というか斬り捨ててしまえ。おっと、本音が出てしまいました。
ただ、秀次と江の会話というか秀次の語りはよかった。このシーンは、北村有起哉の演技に助けられていました。上野樹里の泣き演技は悲惨でしたが。
しかしまぁ、この女はイチイチ人が死ぬ直前に会いに行きますね。江が「無理やり」会いに来たら、死亡決定。まさに死に神。直前に会っていないのは信長くらい?
そして秀次切腹。最後に江のことを思い出すといった侮辱的な演出を心配していましたが、秀次は信長や光秀のような罰ゲームの犠牲になることもなく、夕日を眺めて散りました。今回の秀次&北村有起哉は勝ち組でしたね。
秀次の妻子皆殺しはスルーすると思っていたのですが、一応語られましたね。タイミング的に、「独眼竜政宗」で駒姫のために憔悴しきった最上義光が、彼を演じた原田芳雄の名演が思い起こされます。原田さん……あなたの最上義光は本当に素晴らしかった。
最後の数分が今回のテーマです。秀吉はヒネ忠との縁談を持ちかけます。ふてくされた江が返答しなくても話を進めるためなのは分かりますが、侍女の分際で太閤にイチイチ直答するヨシがうっとうしい。太閤は、あんな無礼者斬り捨ててもいいと思います。
ところで、最後のヒネ忠露天温泉入浴シーンは何? 女性向けサービスシーン?
・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」キャスト(配役)
・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 三姉妹年齢年表
も第28回に合わせて更新しました。よろしければご利用ください。
江の子孫については、江の家系図もどうぞ。
「わしが邪魔なのでしょうな」「私を退けたくて仕方がないのです」と、実に正確に秀吉の心理を洞察する秀次。そこまで分かっているなら、もう少し身の振り方もあったような気がしますが。まぁ、ここで彼が「というわけで関白を退きます」と言い出しても困ってしまうわけですが。
一方の秀吉は眉毛がなくなりました。大河スタッフ的には、黒秀吉をビジュアルで分かりやすく表現したつもりなんでしょうね。はいはい、分かりやすいですよ。これでいいですか?>NHK 続いて文禄4年(1595年)3月。秀吉は拾を従五位下にすることを朝廷に要求。今回も、「ふすまを開けたら砂金の山」で解決です。このパターン、このドラマで何回目? 3回目くらいかな。もう少し違うパターンは作れないのかな。ああ、作れなかったから同じことを繰り返してるんですね。
妙なタイミングでのこのこ登場する徳川御一行(北大路家康、向井ヒネ忠、草刈正信)。秀次と家康のトークの間、一人冷笑を浮かべるヒネ忠。もはや数え17歳なのに、相変わらず厨二病をこじらせっぱなしのご様子です。まぁ、17歳といえばまだまだ権威を否定してみるのがカッコイイ!と思っちゃったり、建前を小馬鹿にして本音を口にすることが「核心を突いている」とか思っちゃうイタい年頃ですしね。
私が家康なら3回は斬り捨ててますが。
さらに、江を見舞う徳川御一行。
江:「私は誠のことが知りたいのです」
家康:「ご気性は昔のままですな」
……昔のままというか、成長が見られない、というか脚本家が同じセリフしか書けないだけのような。江は、何でもかんでも「知りたいのです」の繰り返しですしねぇ(篤姫も、「何じゃと?」「勝を呼べ!」の繰り返しでしたし)。
こうしている間にも秀次の立場は悪化する一方。ついに謀反の嫌疑で誓詞を要求され、さらに連れて行かれてしまいます。
秀次に「決して関白をやめてはなりません」とアドバイスし、秀次と秀吉の対立構造を激化させた張本人の江は、三成に秀次との面会を要求します。三成にすげなくかわされた江は、何と三成から脇差しを奪って自分の喉に突きつけて三成を脅迫します。
この脚本家が描く人物は、どうしてこうもまた共感できない言動を取るのでしょう。
第1回で、茶々が初に短刀を突きつけて母を脅迫したり(「お腹の子を殺すなら妹を殺す」って、頭おかしいの?)。少しは秋山好古を見習ってもらいたいものです。
前回27回の、「秀勝と一緒に抱きたかった」と言って完を抱かない江もヒドかった。普通は、「私にはこの子しかいない」と言って抱きしめませんかね。
そして今回は、秀次に会うためなら娘をおいて自害すると? 秀勝の忘れ形見の一人娘よりも秀次に会うことの方が大切ですか。脇差しを三成に突きつけるなら理解できますがね。
子どもを持つ身としては、この脚本にはまったく共感できません。彼らの言動は狂っているようにしか見えません。それを書いた人もXXXX(自粛)に見えますが、彼女も子持ちなんですよねぇ。どうしたらこんな脚本が書けるのか、上野樹里とは正反対の意味で不思議です。
江のイカれた脅迫に屈して、江を秀次の下に案内する三成。いっそ、あのまま死なせてしまえよ。というか斬り捨ててしまえ。おっと、本音が出てしまいました。
ただ、秀次と江の会話というか秀次の語りはよかった。このシーンは、北村有起哉の演技に助けられていました。上野樹里の泣き演技は悲惨でしたが。
しかしまぁ、この女はイチイチ人が死ぬ直前に会いに行きますね。江が「無理やり」会いに来たら、死亡決定。まさに死に神。直前に会っていないのは信長くらい?
そして秀次切腹。最後に江のことを思い出すといった侮辱的な演出を心配していましたが、秀次は信長や光秀のような罰ゲームの犠牲になることもなく、夕日を眺めて散りました。今回の秀次&北村有起哉は勝ち組でしたね。
秀次の妻子皆殺しはスルーすると思っていたのですが、一応語られましたね。タイミング的に、「独眼竜政宗」で駒姫のために憔悴しきった最上義光が、彼を演じた原田芳雄の名演が思い起こされます。原田さん……あなたの最上義光は本当に素晴らしかった。
最後の数分が今回のテーマです。秀吉はヒネ忠との縁談を持ちかけます。ふてくされた江が返答しなくても話を進めるためなのは分かりますが、侍女の分際で太閤にイチイチ直答するヨシがうっとうしい。太閤は、あんな無礼者斬り捨ててもいいと思います。
ところで、最後のヒネ忠露天温泉入浴シーンは何? 女性向けサービスシーン?
・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」キャスト(配役)
・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 三姉妹年齢年表
も第28回に合わせて更新しました。よろしければご利用ください。
江の子孫については、江の家系図もどうぞ。