大河ドラマ「義経」 第33回 弁慶走る

カテゴリ:義経
日時:2005/08/21 21:35

「しばらく屋島にとどまる」というヨッシーのセリフに唖然。何じゃそりゃ。

屋島攻めのときは、異常に焦りまくった挙句、水軍力を整えることなく嵐の中を少数の兵とともに突撃。軍目付アキラとは不必要な対立を生むし、平家には海上に逃げられてしまい三種の神器も取り戻せなかった。

今回は一転して、水軍力が足りないことを理由にする。確かに彦島では船戦必定なので分からなくもないが、ここで待てるなら渡辺津で待ってもよかったのでは。そもそも、屋島攻めって焦ったり背水の陣を敷くほど切迫した状況じゃなかったんだし。

また、ここで初めて(実に唐突に)「熊野水軍に背後を襲われる」危険性が指摘されたが、それは屋島攻めでも同じでは……。実際、屋島では阿波水軍問題が浮上したではないか。勝浦に強引に出航したときは、完全に無視していたけど。

長門まで1カ月かけたとか、実際の経過は平家物語や史実と同じなのだが、その理由付けとしてキャラに語らせるセリフがマズい。ほかの回と整合性が取れていないから、ヘンテコなことになるのである。 弁慶の大立ち回り……僧兵たちを塀や木の上にほうり上げちまうし、ニセ弁慶?は出てくるし。これじゃコントですがな。

そういえば、昔の特撮モノなどでは必ずニセモノが出てくる回があったねぇ。ニセウルトラマンとか。

こうして暴力で強引に熊野権現?(湛増の屋敷?)に討ち入り、別当湛増に会った弁慶。「理不尽なり~」とわめきながら突入していたが、「会わん」という相手のもとに力ずくで乱入する方が理不尽では? まぁ、弁慶が人を訪ねるときの自己中な言動はいまに始まったことではないが。

オセロ黒の登場には、やはり失笑。予告で姿が見えたから心の準備はしておいたのだけれど。

闘鶏占いを経て源氏への合力を決断するという「表面的な経過」はよいものの、闘鶏の結果などは完全オリジナル。それは別によいのだが、ドラマでは湛増の決断が唐突で説得力がなかった。ちょっと脚本や演出が雑だね。

最後にヨッシー、君だ。「カモメがここだといっている気がする」だって? 危険な兆候だ。早くカウンセリングを受けた方がいい。