大河ドラマ「義経」 第23回 九郎と義仲

カテゴリ:義経
日時:2005/06/12 21:35

近江に陣を張るヨッシーのもとへ、サプライズゲスト うつぼ登場。

……まぁ、うつぼは加藤清正を暗殺するほどの手練だし。そもそも、女1人で奥州と都を往復できるほど治安の良い時代だしな。京から近江くらい、楽勝だろう。俺は京都から滋賀県まで歩いていくのはゴメンだが。

次に驚かされたのは、サンバ弁慶の諜報能力である。平氏を見限り、延暦寺に隠れる後白河法皇。都落ちで混乱しているとはいえ、その時点ではまだ都を掌握していた平氏ですら、その法皇の行方をつかむことはできなかった。それなのに、ヨッシーとともにお忍びで都入りしたサンバは法皇の居所を簡単に調べ上げてしまう。サンバが刀狩りを始めた経緯からして、延暦寺とのコネは切れてるはずだしなぁ。 都落ちした平氏の皆さんは、福原で管弦講。平氏の登場シーンはいつも絵になるのう。しかし、笙などを奏でる姿が絵になるという時点で、平氏は武士ではなくなっていたのだろう。そんなことを考えていたら、どんと来い知盛が同じセリフを。

ヨッシーと義仲の会見シーンでは、(大河の中の)義仲とその役者を見直すことに。小澤征悦がよかった。怒りに震えるところも、義高の名が出たとたんに父の顔に戻るところも。最後の「すまぬ」は、頼朝との全面対決を「覚悟完了」したということか。

今回の義仲との会見により、またも「情」を否定されるヨッシー。義仲の激情に任せた意見は感情論ではあるが、説得力はある。それに対し、ヨッシーのセリフの青臭いこと。若く見えるタッキー(相変わらずヘタクソ)が吐くからさほど違和感はないが、当時24歳の大人の意見としては聞くに堪えない。ヒップがブルー過ぎ。14歳当時の卒塔婆頼朝の方がよほどしっかりしているぞ。