大河ドラマ「義経」 第17回 弁慶の泣き所

カテゴリ:義経
日時:2005/05/02 14:50

あまり時代劇を見る習慣がなく、マツケンといえば金の触覚とサンバくらい。マツケンが演技するのを見るのは今回の大河がほぼ初めてなのだが……。

もしかして、マツケンってダイコン

それにしても、前回オセロの白い方を焼き討ちにあわせて顔を煤で黒くしたのは、「次回からは黒い方が出ますよ」というサインだったのか! なるほど、亀の前の屋敷を打ち壊すだけでなく火を付けたのは、このためか。

何たる深慮とギャグセンス。やるなNHK(棒読み)。 鎌倉殿」と政子のシーンは、相変わらず安心して見ることができる。政子が手古奈を褒めるシーンで、中井貴一がスケベ殿に戻ってしまうのには笑った。「都ぶり」が抜けないのはどっちだ? しかし、中井貴一は表情だけで演技するのがうまいなぁ。苦悩とか下心(笑)がちゃんと伝わってくる。タッキーは無表情でイカン。ときどき困っている顔をすることはあるが、何だか自販機の下に落とした100円玉のとり方を考えているみたいだ。

そんなわけで、ヨッシーの嫁取り問題浮上で身を引き京に帰るという静。あー、以前にもあったね。まったく同じパターンが。ほら、あの気持ち悪い魚みたいな名前……そう、うつぼとかいう無意味に出てきた女もそうだった。違うのはヨッシーの態度くらいか?

ここで、静がオセロ(黒)を呼び捨てにしたのには違和感を覚えた。白拍子ごときの態度とは思えぬ。すでにヨッシーの側室であるかのような振る舞いではないか? う~ん、白拍子では側室にもなれないんじゃないかなぁ。あそこで「殿」でも「様」でもいいから敬称を付けておけば、かなり印象がよくなったのに。

こうして、ちょっと身の程をわきまえぬ発言を残し、スケベ殿から逃げてきた手古奈と京に戻る静。しかしまぁ、奥州や鎌倉から女1~2人でひょいひょい京まで旅できるくらいだから、各地で源氏が挙兵していた平安末期はとても治安がよかったんですね(棒読み)。

!!

そういえば、各地の叛乱を平定するために阿部知盛や細川重衡が出兵していたといっていたな。静が無事京に戻れるのも、すべて平家の皆々様の活躍のおかげというわけである。感謝しろよ、ヨッシー。

重衡の南都焼き討ちは、ナレーションのみでスルーですかそうですか。重衡の葛藤とか見せてほしかったなぁ。弁慶の、コメントする気にもなれないラブコメなんかどうでもいいから。ついでに、南原そのほかによる学芸会みたいなヨッシー主従のシーンもイラネ。

そうか、ヨッシーが主役だからつまらないのか。「平家物語」か「頼朝」だったら普通に面白かったんだろうなぁ。