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大河ドラマ「功名が辻」 第25回 吉兵衛の恋

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/06/25 21:32
吉兵衛死亡フラグの回。ん~、意外に面白かったかも。各役者の演技もなかなかよかったし。フーミンの話を引っ張りつつ終わったときにはカンベンしてくれと思ったが……。予告を見てまぁいいかと思った。

かなり細部ははしょっているが、信長の葬儀は「新史太閤記(下)」ベース。柴田勝豊の調略による長浜城開城のくだりは「新史太閤記(下)」と「功名が辻(二)」のちゃんぽんか。

「新史太閤記(下)」だと長浜開城以降もいろいろあるのだが、「功名が辻(二)」では大幅に経過を省略して長浜開城の次に伊勢亀山城攻めとなる。

伊勢亀山城攻め……つまり五藤吉兵衛が討ち死にする戦いである。
さらば金八。

どうでもいいことだが、ふと「キリシタンの踏み絵と細川ふみえ、踏んでみたいのはどっち?」と子どもに質問するシュール君を思い出した。

大河ドラマ「功名が辻」 第24回 蝶の夢

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/06/18 21:54
場当たり的なエピソード作りばかりしてるから、毎回何かしら違和感が生じている。今回は、光秀に対する一豊の異常な感情移入。以前から懇意にしていたが、そもそも秀吉の家臣の一豊が光秀と親しく付き合うというのがヘンテコなわけで。

百歩譲って、一豊が光秀に共感していたのはよしとしよう。しかし、今回の光秀は謀反人。これまでとは違うのである。一豊はもともと父の仇として信長を狙っていたが、(むしろ一豊の出現にビビっていたように見えた)信長の神々しさに惹かれて織田家に仕官。それほど心酔していた信長の死には大して動揺もせず、その信長を殺した光秀にむしろ心を寄せる始末。お前は何がしたいんだ?>一豊

原作の一豊は分かりやすい。まっすぐに光秀の首を狙って奮戦。んが、山崎ではろくな働きができず、それどころか敗走する光秀が小栗栖の間道を通るのは「ちょっと考えればわかること」と千代にバカにされていたが。

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大河ドラマ「功名が辻」 第23回 本能寺

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/06/11 21:39
「本能寺がヘン」とは聞いていたが、大枠はそう悪くはなかった。以前から不安視されていた銃撃戦ってのも、違和感はあるがまぁ許容範囲。舘も悪くなかった。こういう本能寺もアリだろう。

というわけで、ツッコミはどーでもよい細かい点だけ。信長、射撃うますぎ。命中精度の悪い火縄銃で竹を束ねる綱を撃ちぬくとは。しかも槍は使わず西洋剣で切り込むとは。でも、まあよい。信長は武士だし。いくら個人の武勇を軽視していたとはいえ。

問題はお前だ、濃。強すぎ。刀で武士をバッサバッサと切りまくり。老けたあずみかよ。信長との会話シーンはなかなかよかったのだが、濃の殺陣にはちと萎えた。

信長の自刃シーンも悪くなかった。だが、半年前に受けた心の傷は深かった。信長が首を切った瞬間に「ドッカーン」と本能寺が吹っ飛びそうでハラハラした。

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大河ドラマ「功名が辻」 第22回 光秀転落

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/06/04 21:47
……。

秀吉主従のクサい実況中継は何だ? 予算がないのか? そうなのか? にしても、あまりにも酷い演出じゃないか? あそこは、山内家に代々伝わる重要アイテム「鳥毛の槍」をゲットするシーンじゃないか。

まぁ、一豊は半オリキャラなので出番がなくてもいいんだけど。

一方、主要キャラの1人である光秀のシーンは盛りだくさんだったわけだが……。家康の接待役不手際で信長の怒りをかうエピソードは江戸時代にでっち上げられたもの。丹波近江召し上げ新地切り取り次第も、あり得ないトンデモ説。いまさらこんなショボいネタ使うか? って感じの謀反フラグ続出には萎えた。アレなら、暴走する信長を止めるためというセンを追求した方がマシだったのでは。

個人的には、四国問題をめぐる信長の方針転換説を使って欲しかったが。そうすれば土佐をこの段階から持ち出せるし、没落する長曾我部と土佐を得る山内を対比させたりできる。四国問題の一方の当事者三好康長は、治兵衛(秀次)が養子入りする相手だし。

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大河ドラマ「功名が辻」 第21回 開運の馬

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/05/28 21:35
「功名が辻」というか山内一豊とその妻の話として最も有名な、名馬購入イベント。基本的なプロットおよびセリフは、原作とほぼ同じ。濃姫のプチ家出は原作にないけど。

ただし、原作の千代はかなりしたたか。一豊に「情の強い女よ」「心が何室にも分かれている」となじられると、千代は「泣くにかぎる」と考えて泣きまくり、「この辺でかんべんしてやろうかしら」と思ったりする。こんな感じだから、一豊が見下されていると感じるのも無理はない。だが、ドラマの千代は原作の小賢しさがカットされて天然度増量だったため、一豊が「見下している」と怒る部分には違和感があった。

ばくろうとのシーンは、セリフこそおおむね原作どおりだったが、それを口にする人物はやや変更されていた。まぁ、藤堂高虎や杉原治右衛門(光秀の使い)を出す意義はないので、あの変更は妥当だろう。加藤清正は原作どおり。

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大河ドラマ「功名が辻」 第20回 迷うが人

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/05/21 22:00
天から降ったか地から湧いたか知らないが、唐突に小一郎秀長登場。感心するより笑ってしまった。お前、いままでどこに隠れてたんだ? けど、大和大納言を「功名が辻」に出す必要はまったくないと思うんだけど。ムダなキャスティングだな。

戻ってこないモアイ官兵衛に動揺する秀吉陣中だが、官兵衛を庇う一豊にスゲー違和感。お前ごときじゃ説得力ねー。しかも、官兵衛の潔白が途中で分かっちゃうし(そりゃ信じられるってもんだ)。ウソ泣き一豊のシーンで流れるマヌケなBGMには、失笑する気すら起きない。美談で名高い松寿丸イベントが、低レベルなコントになった瞬間を目撃させていただきました。別の意味で泣ける。黒田家も泣いていることだろう。

どうやったら、ここまで松寿丸イベントのツボをことごとくハズせるのか。大石静……恐ろしい娘!

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「大奥」仲間由紀恵主演で映画化

カテゴリ:大奥
日付:2006/05/19 11:57
gooニュースより。
江戸城大奥の愛憎劇を描いた人気ドラマシリーズ「大奥」が、仲間由紀恵(26)主演で映画化されることが18日、分かった。配給の東映が発表した。メガホンは、ドラマも演出した林徹監督が取る。
仲間は絵島か……。まぁ、絵島事件はいつかやるんじゃないかと思っていたが。

すると、残りの主要人物は、
徳川家継
・天英院(家宣正室)
・月光院(家宣側室、家継母)
・生島新五郎
辺りか。プラスあらゆる時代に存在するスリーアミーゴ&御匙かね。暴れん坊将軍も絡めてくる?

いずれにせよ、あのシリーズはカネ払ってまで見るような出来じゃないしな……。

大河ドラマ「功名が辻」 第19回 天魔信長

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/05/14 21:34
「天魔信長」……。まぁ、彼は第六天魔王(自称)だしな。

何だろう、この緊張感のないグダグダな話は。荒木村重が謀反を起こしても、危機感がまるで伝わってこないし。秀吉や光秀がひょいと乗り込んでもノープロブレムなのに、モアイ官兵衛が帰ってこない(牢にブチ込まれてる)のは不自然だし。光秀がらみのシーンは悪くないんだけどなぁ。

オリエピになると、もうどうしようもないくらいヒドい。光秀と玉の時代錯誤なやりとりは何だ。フツーの政略結婚だろうが。ヨネを眺める千代&新右衛門の会話も最悪。「(よねを)人質にするような方ではない」って何それ。人質は当時の習慣で、人柄の問題じゃねぇし。

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大河ドラマ「功名が辻」 第18回 秀吉謀反

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/05/07 21:44
さて、今週の大河ドラマ「太閤記」はかなり原作に忠実(というか丸写し)であった。あ、太閤記じゃなくて功名が辻だっけ。

手取川直前での撤退で緊迫する羽柴家中。「よねだけは助けたい」とのたまう千代だが、よねを身ごもっていると知りながら自害しようとしたことはすっかり忘れた模様。上司の前でに公然と反対して恥をかかせたりするなど、賢妻というより超愚妻である。

閉門蟄居中のドンチャン騒ぎから弾正の謀反で謹慎を解かれるまでの流れは、『新史太閤記』のまま。特に、猿楽舞の前での「美濃の国を長略し、近江を云々」という演説は、完全に丸写し。オリジナリティの欠片もないが、静御前がオリジナリティを発揮すると一気にクソ化するのでこれでよし。

しかし、柄本がハデなカッコをするとバサラな師直に見えるな。ねねも衣装が豪華になるに従って滝山化してるし。

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大河ドラマ「功名が辻」 第17回 新しきいのち

カテゴリ:功名が辻
日付:2006/05/01 13:15
一豊殿、千代の懐妊に喜ぶのは結構だが、男だったら……ひ、秀豊丸?

秀豊丸。ここまでツッコミどころ満載の名前も珍しい。「豊」は山内家の通字であり、秀吉から字をもらうなどといううわ言と合わせて考えれば、「秀豊」はどうみても元服後の諱である。だが、「丸」が付いているのである。幼名のつもりなのか? まるで幼名っぽくないが。「丸」を付ければいいというものじゃないぞ。

「秀」の字をもらうというのも問題。主君の字を勝手に冒すのはいかがなものか。やはり願い出て一字拝領すべきであろう。一時は秀吉の了承済みと好意的に解釈してみたが、ねねとの会話からすると子ができたことすら報告していないようだし……。

何はともあれ、「秀豊丸」は諱としても幼名としてもヘンテコ過ぎ。静御前は脚本を書く前にもう少しお勉強するべきだろう。

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