大河ドラマ「おんな城主 直虎」 第49回 本能寺が変 感想

カテゴリ:おんな城主 直虎
日時:2017/12/10 21:35

大河で本能寺をやるたびに「本能寺が変」と言われ続け、ついに自称する事態に。今回のはそれほど変ではありませんでした。単につまらなかっただけで。

天正10年(1582年)、安土城にやってきた家康ご一行様。そこへ毛利攻め中の羽柴秀吉から援軍要請が入り、明智光秀が後詰めを命じられます。これで計画が狂い、慌てる家康一行。

石川数正「これも、はかりごとのうちなのではないでしょうか。われらを殺すつもりの策を用い、別の輩を殺すと言ってわれらをおびき出し、やはりわれらを殺す……」

もう何だか分からない。

とにかく、毛利攻めを理由に三河へ帰る許しを得ようという本多忠勝プランが採用されますが、織田信長が自ら饗応役を務めてビックリ。

ともあれ、表面上は史実イベントが着々と進行します。まずは光秀が愛宕神社で戦勝祈願&おみくじ三連発。それを知った家康一行はまたも不安にかられますが、信長から京へ上るようにとの知らせを受けます。さてどうする。

そのころ、信長は本能寺で家康へのプレゼント選び中。えー、九十九茄子あげちゃうの! 信長、ガチで接待してるじゃん。 家康はというと、信長を信じて京に戻ると言います。まあ、家康を殺すつもりなら、最初に安土城でサクッと始末できたわけで、堺に行かせた後、京で殺すなんて意味不明なことはしないでしょう。

史実通り穴山信君とともに京に向かった家康一行は、本能寺の変を知らせる松下常慶や茶屋四郎次郎と合流。しかし不審な言動から信君に疑われると、京に敵討ちに行く、手勢がない、腹を切る、岡崎に戻ろうと、グダグダな芝居でごまかします。まあ、これまた表面上は通説通りですが……。

で、いろいろとうやむやにして、勢いで伊賀越え開始!

家康一行に疑惑を深める信君を本多正信が謀殺しつつ、伊賀越えはあっさり終了。何の緊張感もなく岡崎に戻り、織田と明智がゴタゴタしてる間に火事場泥棒しようぜ、というところで今回はおしまい。

流動的な状況に混乱する家康一行はまあ面白かったのですが、全体的に緊張感がなくてガッカリ。光秀は何がしたくて家康にうその家康謀殺プランを吹き込んだのやら。異人さんが50近いババアを欲しがるとも思えない。おとわパートはくだらなくてまるまるいらなかった。

2017年 大河ドラマ「おんな城主 直虎」キャスト(配役)
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