大河ドラマ「おんな城主 直虎」 第46回 悪女について 感想

カテゴリ:おんな城主 直虎
日時:2017/11/19 21:38

信康自刃事件の後編。古い通説をベースに、家康が信康の助命に尽力するが果たせなかったという形できれいにまとめてきました。石川数正の出奔フラグ(このドラマではそこまでやりませんが)も立った感じですし。

ではドラマスタート。徳川信康に死罪を言い渡す場面になぜか都合良く居合わせたおとわ

「おとわ様、なにゆえ」

全く、何でコイツがいるんだよ、って感じです。が、特に話に絡むことなくサクッと帰っちゃいます。マジで何しに出てきた。

「信康様を助けろとあの場で言いだすかと思うたがの」と南渓が視聴者の思いを代弁してくれます。おとわは、「下手に関わり、井伊谷に累が及んではかないませぬゆえ」と応えます。少しは分別が付くようになったようです。成長したのう。

一方、信康は大浜城から堀江城へ移送。そして、万千代は堀江城で信康に家康の真意を伝えます。北条と結んで武田に圧力をかけられる体制を整えるまで時間稼ぎする、と。 しかし、そうとは知らない瀬名が石川数正と出奔。文箱からは勝頼の花押入りメールが発見されます。これを狂言と見抜く万千代ですが、家康はそうと知りつつ瀬名に追っ手を放ちます。

こうして公式に追っ手を放ちつつ、瀬名を捕捉したのは非公式に動いていた万千代というご都合主義。笑っちゃいますが、まあドラマですしね。

万千代が瀬名に家康の動きを伝えるも、瀬名は初志貫徹で井伊谷を去り、徳川の追っ手に捕まります。そして天正7年(1579年)8月29日、佐鳴湖で殺されます。史実は不明な点が多くて、「佐鳴湖で殺された」という以上のことは分かりませんが、ドラマ的には犬死にです。

翌日、意外にいい仕事をする今川氏真が、北条との話をまとめて帰還しますが、そこで見たものは瀬名の首入りの首桶。それを見て嘆く氏真。コイツ、いいやつだな。

家康は自ら安土城へ行き、織田信長に瀬名の首を差し出します。しかし、信長は全く受け入れず。天正7年9月15日、信康が二俣城で自刃して決着します。

またまた浜松にやってきたおとわは、瀬名の形見を万千代に託します。そして、万千代に信康の変わり身になれと諭して退場。これで腹をくくった万千代が家康を直撃すると、家康は感情を爆発させます。こういうところ、やはり阿部サダヲはうまいなぁ。

そんな家康に、万千代は小野政次の教えを伝えます。「負けた意味は次に勝つためにある」と。

こうして精神的に再起を果たした家康は、前進を開始するのでした。

2017年 大河ドラマ「おんな城主 直虎」キャスト(配役)
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