大河ドラマ「おんな城主 直虎」 第41回 この玄関の片隅で 感想

カテゴリ:おんな城主 直虎
日時:2017/10/15 21:36

今回の見どころは……何だ? ノブの正体がやっぱり正信だったことか。それとも、頭が少し足りない少年が、他人の土地の木を勝手に伐採しようとして失敗して馬鹿みたいに怒り狂うところ?

ではドラマスタート。草履番の後任として配属されたのは、月代を剃って武士のナリになった元鷹匠のノブ。彼を見て激高する本多忠勝。というわけで、やはりノブの正体は本多正信と判明。ヒントが分かりやす過ぎて、当てても自慢にはなりませんが。

イマイチ要領が悪い正信ですが、家臣が出てくる順番を読んで草履を先に並べておくとい技を編み出します。家臣たちがバラけて出てくるなら、この方法の方がスマートでクレバーだな。さすが正信。

しかし、正信が用意した草履が1組余る。聞けば、大久保忠世家康に残るように言われたため。万千代は、忠世にヒアリングすれば上層部の動きが分かるのではと考え、忠世と旧知の正信がそれに協力します。

正信が巧みに誘導すると、忠世から「織田が丸太3000本を用意しろ」と言ってきたことが判明。ああ、長篠の戦いも近いし馬防柵を作るんだな。 万千代は、家康の草履の鼻緒を切り家康に接近。何食わぬ顔で万千代に鼻緒の修繕を任せるも、鼻緒を切ったのが万千代だったことはお見通し、と。そして万千代が何を言い出すかと思えば、井伊谷は材木の切り出しが得意だから、自分に手配を命じてくれと言う。

はて。井伊谷は近藤領だから、万千代に命じるのは筋違いでは。万千代に命じたところで井伊谷で材木は切り出せまい。井伊谷の材木を調達するなら、近藤に命じるべきであろう。配下の国人に材木を調達させるのは、当然の軍役なわけだし。

南渓に材木の手配を依頼する万千代ですが、「でも井伊谷は近藤の所領だし」と当然の問題を持ち出すおとわ。よかった、まともな人がいた。

そしておとわは、瀬戸方久を通じて家康に筋違いを正すためのメールを送信します。万千代の要求は筋違いであり、近藤に命じ直すべきである、と。

だよな。

家康からの下知状を読んだ近藤は、困っておとわに相談。すると、材木マネジメントなら六左が適任と推薦。こうして、近藤からパワハラを受けていた六左に活躍の場が与えられます。よかったね。

しかし、穴だらけの出世プランをおとわに潰された万千代は激怒。「15のけなげな息子が頼んでおるのじゃぞ」と言いますが、15だろうがけなげだろうが息子だろうが、他人の土地の木を勝手に伐採するわけにはいくまい。15歳(満13、14歳)なら、その程度の理屈はわきまえてもらわないと、知能に問題があると思われますよ。

しかしまぁ、41回というと、『真田丸』では真田信繁が大坂城に入城した回か。今年はしみじみ盛り上がらないのう。

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