大河ドラマ「軍師官兵衛」 第19回 非情の罠 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日時:2014/05/11 21:47

ついに挙兵した村重を説得するため、秀吉光秀が有岡城を家庭訪問するシーンからスタート。ここ数回セリフも増えてきて、金髪豚野郎の演技がなかなかいい感じです。相変わらず光秀には見えないのですが、演技も安定しているしまあこんな光秀でもいいかと思ってきました。3年後にはこの人もやらかすことになるわけですが。

秀吉・光秀の説得失敗の知らせを受けるは、これまた「らしさ」を獲得してきた江口信長。初期は不安定で騎乗戦闘シーンもダメダメでしたが、ここ最近は悪くありません。館ひろしの信長よりはOKです。

にしても、信長は何を磨いているんだ……。日本刀かと思ったら、両刃のブロードソードっぽいし、まさか清盛の宋剣か?と思いましたが、柄が三鈷杵状になっていたので三鈷剣(不動明王が持ってるやつ)ですね。密教系の仏具を持ち出してきて、(ドラマ的に)何を表現したいのか意図不明な演出でした。 村重の謀反に呼応して俺たちの政職さんが挙兵。播磨&摂津情勢を考えたら、当時の見え方としては機を見るに敏といえなくもありません。赤松の家臣から始まり播磨に一大勢力を張るまでに成長させた政職という文脈で捉えれば、村重と呼応しての謀反もドラマチックに見せることができたでしょうに。このドラマは政職さんを異常に矮小化してきたので、「とうとうやらかした」感しかありません。

で、村重の謀反にぷんぷん丸の信長。大不評の敦盛を再演して萎えさせてくれます。ごめん、ソレいらない。

というか、これまで毎回のように繰り返してきた濃姫とのトークシーンが全ていらない。信長&濃姫のシーンは信長に心情を吐露させて視聴者に理解させる機能なわけですが、この発想がそもそもイラナイ。ま、このシーンは毎回つまらないのでiPhoneをいじりながらスルーしてるわけですが。

場面は再び播磨。挙兵した俺たちの政職さんを「またも説得失敗」するため、御着城に乱入する官兵衛。村重を翻意させたら俺たちの政職さんも考え直すという言質を取る官兵衛。久々の、本当に久々の説得成功にうれしそうな官兵衛。よかったね。と言いたいところですが、官兵衛を見送る俺たちの政職さんの目は既に一線を越えてしまっています。

残念、官兵衛は説得失敗記録をまたも更新してしまいました。

というわけで、有岡城にお使いに行くことにした官兵衛さん。敵の説得には100%失敗しますが、秀吉と半兵衛の説得は簡単にクリア。おめでとう。そして、兵衛'zというか両兵衛はこのシーンで今生の別れ。最後のツーショットです。

そして有岡城へ。村重に、例によって何の工夫もない説得を開始する官兵衛。が、それを遮って村重が俺たちの政職さんからのメールを官兵衛に渡します。

「官兵衛がそちらに行くので、殺してくれ」(はーと)

官兵衛ショック時の無音演出はグッド。ショックな感じが伝わってきました。

残念、官兵衛は説得失敗記録をまたも更新してしまいました。

驚愕から若干立ち直り、城兵の刀を奪って大暴れする官兵衛ですが、行ったり来たりを繰り返していて脱出を図っているのか村重に詰め寄ろうとしているのかイマイチ不毛な動き。

で、緊縛プレイから監禁プレイ、放置プレイというかなり上級者コースをこなす官兵衛。さあ、今から黒田官兵衛を語る上で欠かせない、最も有名なエピである有岡城幽閉の始まりです。有名エピなのに、しょせんは監禁プレイなので見せ場にはならんという何とも微妙なところが大変残念であります。考えてみると、史実&俗説問わず、官兵衛の見せ場っぽいところ(本能寺でチャーンスや関ヶ原時に九州で大暴れ)は成功のように見えて実はコケているという、何ともズッコケ人生ではあります。

まぁ、糞尿まみれの監禁プレイの果てに、ちゃっかりKRD24の新メンバーをゲットしちゃうあたり、「受領は倒るる所に土をつかめ」というか妙なラッキー属性を垣間見る思いです。

それにしても、また今回もモノクロ止め絵の演出が。イケてると思ってるのかな。あれ、ダサくて恥ずかしいからやめた方がいいって、誰か教えてやれよ。

2014年 大河ドラマ「軍師官兵衛」キャスト(配役)
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