大河ドラマ「八重の桜」 第35回 襄のプロポーズ 感想

カテゴリ:八重の桜
日時:2013/09/01 20:40

明治8年(1875年)夏。前回の直後からスタート。山本家では、八重にプロポーズした件をあっさり発表するジョー。一方の八重は女紅場で斉藤もとい藤田五郎の妻になった時尾と再会。よかったね。

で、時尾と斉藤のなれそめやら大殿久々の登場やらジョーと斉藤意気投合とかとかの後、尚之助の死を知らされる八重。その八重をピクニックに誘うジョー。どこに行くのかと思ったら、三郎戦死の地。

「気配が残っているかもしれない」と、キリスト教の教えに微妙に引っかかりそうな理論を口走りつつ(いいの?)、八重の手を地面に置くジョー。

八重「土は温ったけぇ……」

まぁ、夏ですしね……。 10月、学校設立の件はいっこうに進まず。ジョーは、相変わらず寺の説得を続けるも取り合ってもらえません。ノベライズでは、居合わせた八重が「仏さまの耳が大きいのは大勢の人の声を聞くためだろう。だからお坊さまも耳を傾けてくれ」と加勢するも、女人禁制を盾に門を閉じられてしまうエピがありました。

で、やはり話は聞いてもらえず、ジョーの手当の場面へ。あらためてプロポーズするジョーに、尚之助を忘れられないという八重。

ジョー「良いのです。むしろ、忘れないでいて欲しい」

尚之助ごと八重を愛します、と?

五代裕作か。

しかしまぁ、忘れられないほど想っていた相手が死んだと知らされた直後に、他の男と結婚する気になれるものかなぁ。死んだと知ったことで(響子さんほどではないにしろ)余計に引きずってしまいそうな気が。この時期にジョーと結婚するという史実がある以上、八重に引きずらせるわけにいかないでしょうが。

尚之助と八重の離別、八重が斗南にいかず京都に行ったこと、尚之助の死、ジョーとの結婚という史実を、ドラマとしてはついにうまく消化できなかったという印象です。だら、時尾が斗南での尚之助の話をしたときの、八重の「私は力になりたかった」というセリフも上滑りしてるし(だって、斗南に行かなかったじゃん)。

この一連の流れについては、ドラマは完全に失敗ですね。