大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 第45回 息子よ
カテゴリ:江~姫たちの戦国~
日時:2011/11/20 21:22
男の化粧が特に異常ではなかった時代にもかかわらず、竹千代のメークアップ!に江ショーック!で終わった前回。
今回は、竹千代のメイクを話し合う家族会議からスタート。『5人もいる!』(時代劇版)ってところですか。で、化粧は時代的に問題ないとして、この人たちは一体何を問題にしてるんでしょう。みんな深刻な顔をしているのですが、さっぱり問題意識を共有できないのですが。
で、逆ギレする竹千代。
竹千代「戦で伯母上たちを殺したのは父上ではありませんか」
その通り。が、君、前回伯母上たちのことなんか考えずに戦勝祝いしてたじゃないの。 年も明け、元和2年(1616年)正月。江は数えで44歳。誕生日が来れば満43歳ですがまるで20代のような若々しさです。
この年の予定通り、家康発病。江は、秀忠に駿府に会いに行くように勧めます。おや、自ら乗り込むと言い出さないとは、江も成長しましたね。しかし、デスヒロインが会いに行かないと、家康は冥土に旅立てないのでは……。
それから1カ月後。秀忠からの知らせがないと不満を漏らす江。え、秀忠まだ駿府にいるの?
そして、政務を放り出して駿府で余暇を楽しむ将軍様が見たものは、死神・江。登場人物に死が近づくと表れるという、恐怖のデスヒロインのノートに犠牲者の名がまた1つ……。
江との会話中に急変する家康。デスヒロインの効果てきめん。こうして、とても分かりやすい家康・秀忠親子和解の会話シーンへ。このドラマの登場人物は、死の直前でないと真意を語らず、周囲の人間も理解しようとしないのです。もちろん、江は盗み聞き。相変わらずですね。
家康「わしがなぜそなたを将軍としたか分かるか?」
分からねぇ。なぜよりによってあんなごろ寝ニートなんかを。
「そなたは世継ぎなど御免。将軍などクソ食らえと思うておった。そうした者しかワシの想いは継げぬと思った」
分からねぇ。ぜんぜんそのロジックは分からねぇ。
「子としてどう思うか?」という秀忠の問いに、目を潤ませて「かわいいのよ」「かわゆうてかわゆうてならぬ故、迷いもした」「ようやく言えたがや。死ぬ前に……」と語る家康、いや北大路欣也。
セリフは陳腐で全く響かないのですが、北大路さんの演技で強引に名場面にした感じです。向井理がヘタすぎて足を引っ張っていましたが。ああ、秀忠が向井でなければもっとよかったのに。
これで家康臨終かと思ったら、ちょっと持ち直し、秀忠と仲良く調剤。さっきの場面はなんだったんだ……と思ったら、「たまには1人にせい」と、1人で庭に出る家康。で、木の陰で1人ひっそりと息を引き取ります。
以前から、この大河の家康は、なぜか、どことなく、何となく、白っぽい犬のような感じがしていたのですが、最後は猫みたいな死に方でした……。TwitterのTLは「天ぷらはまだか」的なツイートが目立ちましたが、家康の死因が天ぷらってのは俗説ですしね。現在は胃がん説が有力なので天ぷらが出てくる必要はないのでは。
駿府での親子対話に気をよくしたのか、江戸で竹千代との親子対話を試みる秀忠。分かりやすい、安い展開です。
竹千代「私には無理にございます」
実は君のパパも昔、似たようなセリフを吐いて視聴者の失笑を買っていたんだよ。
どうでもいいけど、竹千代君、君も人格変わったよね? いや、周りの大人も人格が急変するから、別に君だけが異常だとは思わないよ、うん。
北大路欣也の演技はすばらしく、堪能させてもらいました。が、それ以外がダメすぎでした。あ、せっかく仙台から北のに取り次いでももらえず画面に映りもしなかった「エア政宗」にも笑わせてもらいました。
・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」キャスト(配役)
・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 三姉妹年齢年表
も第44回に合わせて更新しました。よろしければご利用ください。
江の子孫については、江の家系図もどうぞ。
今回は、竹千代のメイクを話し合う家族会議からスタート。『5人もいる!』(時代劇版)ってところですか。で、化粧は時代的に問題ないとして、この人たちは一体何を問題にしてるんでしょう。みんな深刻な顔をしているのですが、さっぱり問題意識を共有できないのですが。
で、逆ギレする竹千代。
竹千代「戦で伯母上たちを殺したのは父上ではありませんか」
その通り。が、君、前回伯母上たちのことなんか考えずに戦勝祝いしてたじゃないの。 年も明け、元和2年(1616年)正月。江は数えで44歳。誕生日が来れば満43歳ですがまるで20代のような若々しさです。
この年の予定通り、家康発病。江は、秀忠に駿府に会いに行くように勧めます。おや、自ら乗り込むと言い出さないとは、江も成長しましたね。しかし、デスヒロインが会いに行かないと、家康は冥土に旅立てないのでは……。
それから1カ月後。秀忠からの知らせがないと不満を漏らす江。え、秀忠まだ駿府にいるの?
そして、政務を放り出して駿府で余暇を楽しむ将軍様が見たものは、死神・江。登場人物に死が近づくと表れるという、恐怖のデスヒロインのノートに犠牲者の名がまた1つ……。
江との会話中に急変する家康。デスヒロインの効果てきめん。こうして、とても分かりやすい家康・秀忠親子和解の会話シーンへ。このドラマの登場人物は、死の直前でないと真意を語らず、周囲の人間も理解しようとしないのです。もちろん、江は盗み聞き。相変わらずですね。
家康「わしがなぜそなたを将軍としたか分かるか?」
分からねぇ。なぜよりによってあんなごろ寝ニートなんかを。
「そなたは世継ぎなど御免。将軍などクソ食らえと思うておった。そうした者しかワシの想いは継げぬと思った」
分からねぇ。ぜんぜんそのロジックは分からねぇ。
「子としてどう思うか?」という秀忠の問いに、目を潤ませて「かわいいのよ」「かわゆうてかわゆうてならぬ故、迷いもした」「ようやく言えたがや。死ぬ前に……」と語る家康、いや北大路欣也。
セリフは陳腐で全く響かないのですが、北大路さんの演技で強引に名場面にした感じです。向井理がヘタすぎて足を引っ張っていましたが。ああ、秀忠が向井でなければもっとよかったのに。
これで家康臨終かと思ったら、ちょっと持ち直し、秀忠と仲良く調剤。さっきの場面はなんだったんだ……と思ったら、「たまには1人にせい」と、1人で庭に出る家康。で、木の陰で1人ひっそりと息を引き取ります。
以前から、この大河の家康は、なぜか、どことなく、何となく、白っぽい犬のような感じがしていたのですが、最後は猫みたいな死に方でした……。TwitterのTLは「天ぷらはまだか」的なツイートが目立ちましたが、家康の死因が天ぷらってのは俗説ですしね。現在は胃がん説が有力なので天ぷらが出てくる必要はないのでは。
駿府での親子対話に気をよくしたのか、江戸で竹千代との親子対話を試みる秀忠。分かりやすい、安い展開です。
竹千代「私には無理にございます」
実は君のパパも昔、似たようなセリフを吐いて視聴者の失笑を買っていたんだよ。
どうでもいいけど、竹千代君、君も人格変わったよね? いや、周りの大人も人格が急変するから、別に君だけが異常だとは思わないよ、うん。
北大路欣也の演技はすばらしく、堪能させてもらいました。が、それ以外がダメすぎでした。あ、せっかく仙台から北のに取り次いでももらえず画面に映りもしなかった「エア政宗」にも笑わせてもらいました。
・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」キャスト(配役)
・大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 三姉妹年齢年表
も第44回に合わせて更新しました。よろしければご利用ください。
江の子孫については、江の家系図もどうぞ。