大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 第44回 江戸城騒乱

日時:2011/11/13 21:09

またタイトル詐欺。「騒乱」というほどのこともなく、ダラダラとした展開。強いて褒めるなら、竹千代の描写は割と丁寧でかわいそう感が出ていたところ。

物語は大坂夏の陣直後の江戸城から。江戸城は竹千代&福を中心にどじょっこほい状態。これが「騒乱」ってことですか?

豊臣が滅んだことを言祝ぐ竹千代に怒る江。それに対して、

「それが武家の習い」

とおっしゃる福。まぁ、間違ってはいませんが、実姉やの死を江が嘆くこと自体はそうおかしなことでもないでしょ。今まで「豊臣」と表現してたからおかしかっただけで。

それから、福、お前が言うな。

信長に謀反した光秀&利三が殺されたのも「武家の習い」だよな?

結局、江と福の関係で何がイライラするって、どちらにも共感できないことなんですよ。ウザい江とウザい福の対決って、超ウザい。 ここで、大坂城攻撃命令と国松処刑を命じたのは秀忠だと福から伝えられる江。で、話題のビンタ。済まん、笑ってしまいました。

ま、国松の処刑に触れたのは進歩?ですかね。

江戸に着いた初は、淀メールを江に渡します。あれだけ徳川を憎んで徹底抗戦を主張して勝手に滅んだくせに、「自分が死ねば泰平になる」「徳川を恨むな」という淀に違和感。急にいい人にならなくていいです。

続いて帰城した秀忠。江と向き合い、

秀忠「あの時、己の中の何かが死んだ」

とのたまいます。何かやらかしたときに、カッコ良く言い訳するのに便利なセリフですね。

竹千代の不器用さを見抜いた初、江と秀忠に「竹千代の話を聞け」と説いて和平工作スキルを発揮。いちいち反論する江。

江「竹千代はかわゆうござりまする

え?

そして秀忠主催の親子交流会開催。モデレータがヘタクソすぎて、竹千代はうまく意見を主張できず。アレは秀忠が悪い。うまく表現できない子どもから、言葉を引き出さなきゃ。って、やってることが現代的ですな。

これに危機感が高じた福、またもや駿府の家康に直訴。何だコリャ。が、今回は適当に福をいなし言質を与えない家康。さすがタヌキ。

ここで林羅山再登場。参勤交代プランについて話をしていましたが、そんなことはどうでもよいことです。福がこの様子を誰かのように「立ち聞き」しているところだけが重要です。で、廊下の角で福と林羅山激突。福、そこまで仕組んでおいて、なぜ食パンをくわえない?

退かぬ、媚びぬ、省みぬ」がポリシーの江にしては極めて珍しいことに、竹千代と話をしようと思ったようです。そこで江が見たものは……。

メイクアップ中の竹千代。

江、ショーック。

で、何か問題でも。当時なら、傾いて化粧するくらい珍しくもないでしょう。うちの息子も、ママの化粧道具を勝手にいじってお化粧のまねごとくらいしましたが、何か?

大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」キャスト(配役)
大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 三姉妹年齢年表
も第44回に合わせて更新しました。よろしければご利用ください。

江の子孫については、江の家系図もどうぞ。