大河ドラマ「義経」 第48回 北の王者の死

カテゴリ:義経
日時:2005/12/04 21:22

今回は、器の大きさを「これでもか」とアピった秀衡につきる。秀衡カッコイイ。宴の席での崩れ落ち方と白目がちとコントちっくだったが、まぁ英樹ぐっじょぶといってよかろう。

しかし、前々回の静、前回の富樫、今回の秀衡と、ヨッシー以外が主役の回が3回も連続か。ヨッシーどころか、「ヨッシー主従」ですらないあたり、目頭が熱くなる。え? 勧進帳の主役は弁慶? そりゃ、本来なら(サンバでなければ)ね……。

佐藤ブラザーズの遺髪のシーンもなかなかよかったし、今回はあまり突っ込みどころがないね。 残念なのは、泰衡が簡単にガクブルしてしまい、早くもヨッシーを差し出しそうな勢いになっているところか。渡辺いっけいのヘタレ演技は実によいのだが、脚本がひどい。今回の大河ではヨッシーに命を救われたこともあり、泰衡のヨッシーに対する好感度が高い状態からヨッシー討伐へと変化させなければならない。できればその間に泰衡が苦悩し、さらに決断に至る契機を描いてほしかったな。やり過ぎると「炎立つ」になってしまうが。

そもそも時間がないんだよね。奥州編2回では仕方がないか……。壇ノ浦後の連続総集編と腰越でのマッタリが時間の無駄遣いだったといういい証拠だな。