大河ドラマ「義経」 第37回 平家最後の秘密

カテゴリ:義経
日時:2005/09/18 21:24

源氏も平家もどうでもよい」といっていたころの頼朝はどこにいったのか。それ以来、ちゃんと命じればよいものを、意志を示さず試すようなことをして事態を悪化させるばかり。

無断任官の件もそんな調子。けど、ヨッシーは普段は聡明なのに朝廷がからむと突然バカになるからなぁ。案の定、頼朝の仕置き状に自分の名前がなかったことを超ポジティブシンキング。「ありがたいことじゃ」って、お前無邪気すぎ。もの凄くバカっぽい。

けど、あれじゃしょうがないよなぁ。ヨッシーもバカすぎだが、頼朝も怒ってるならそういわなきゃ。 そしてトドメ。ヨッシーによる二種の神器返還。うわっ、返しちゃったの? 鎌倉がなぜ神器の奪還にこだわったのか、一瞬だけでも考えたことなかったのか? しかし「神器はいずれお返しするもの」って、ぜんぜん分かってねぇ。バカっぽい。というか凄くバカ。

が、プンスカしてる頼朝に問題はなかったのか?「神器を取り返しても法皇に渡すな」とか、ちゃんと命令しといたのか? 少なくとも、「ドラマの中では」そんな命令は出ていなかったようだ。ちゃんと命じていなかった頼朝もバカっぽい。始めはカッコよかった頼朝だが、いまはヨッシー並の無能に見える。

一体、このドラマの脚本家はナニが書きたいのだ。「登場人物全員バカでした」ってか? バカによるバカげた低レベルボケ合戦を見せて、「書きたかったのは『すれ違い』」とか抜かすなよ。悲劇ってのは、お互いにやるべきこと(意思の疎通)をやろうと努力しているのにすれ違ってしまったときに生まれるもの。このドラマは努力していないから、喜劇にしかならない。というか、もうなってる。

手打ちAA職人の登場により、ようやく鎌倉殿ブチ切れを知ったヨッシー主従。薄汚いバカ郎党どもは、またしてもわめくだけ。使えネェな。目障りだから早く消えてくれ。頼む。多分、お前らが討ち死にするシーンでは泣けない。ムリ。

脱つのだじろうを果たした女院 VS. ヨッシーのシーンは、いろいろツッコミたいところはあったが、ドラマとしてはまぁよかったのでは。しかし、ヨッシーの洞察力はすばらしいね。状況証拠だけで、親王見たこともない安徳帝と見抜くなんて。なぜ鎌倉殿の考えだけは伝わらないのか。

それはともかく、「女王の教室」は面白かったなぁ。毎週、どうなることかとドキドキしながら、ときには泣きそうになりながら見たものである。ビデオで大河の直前に見た最終回も実によかった。卒業式の教頭、ぐっじょぶ!
大河もこれくらい面白ければなぁ……。