大河ドラマ「義経」 第25回 義仲最期

カテゴリ:義経
日時:2005/06/26 21:49

覚悟完了してたけどね、期待はしてなかったけどね、やはりね、スルーされるとガッカリだね。

宇治川の先陣争い

それはともかく、今回の主役はまたも義仲。巴との別れのシーンもよかった。「あのまま木曽におれば」というセリフは切ないのう。「どこで道を誤ったのか」という気持ちが伝わってくる演技であった。まぁ、「選択ミス盛り沢山だろ、義仲」とツッコミたくなったのも事実だが。 今井兼平と共に果てる最後もなかなかよし。乳兄弟ゆえの深い関係性が強調されていれば、より涙を誘ったのだろうが。まぁ贅沢はいうまい。

兼平が太刀を加えて馬から飛び降りるところはちゃんと再現したのね。この話が出ているのは平家物語だっけ?(自信なし)

お徳たちをアウト・オブ・眼中でスルーしたヨッシーは、吉次の屋敷へ。このドラマにおける吉次の行動原理はどうも分からん。何を企んでいるんだ?

逝家登場には意表を突かれた。源氏方最凶のイヤなキャラをフルパワーで発揮してヨッシーに嫌われる。一族の結束を不自然なくらいに重視するヨッシーが逝家に怒りを感じるのは理解できる。先週終盤に突然やる気を出したのに、「義仲と戦うのは悲しかった」とほざくのも、「内心はイヤだったんだね」と脳内補完すれば理解できる。それほど兄や従兄弟に愛情を感じるのに、同母兄阿野全成(存命)や義円(逝家のせいで討ち死に)のことはすっかり忘れているのは解せないが。

不自然なほどヨッシーに肩入れする吉次の計らいにより、母常盤との再会を果たすヨッシー。常盤以上にソワソワしてヨッシーの到着を待ちわびる一条長成に萌え。蛭子さんの演技は決してうまくないというかヘタっぴなのだが、異常にイイ人なオーラを感じる。どうもこの一条長成 Powered by 蛭子は好きなんだよなぁ。

母に郎党の出自と名をいちいち説明し、鎌倉殿蒲冠者と会ったことを報告するヨッシー。だが、常盤が最も知りたいであろう今若、乙若の消息については放置を決め込むヨッシー。同母兄にとことん冷淡なヨッシーの心の闇が明らかになる日は来るのだろうか?

ヘンといえば、丹後局が常盤(単なる九条院雑仕だぞ?)やその子の消息まで記憶していたのには驚かされた。さすが妖怪、異常な記憶力だ。