NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」 最終回 日本海海戦
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2011/12/25 23:47
制作発表から完結まで随分と待たされましたが、リアルタイムでこの高揚感を味わえたのは幸せだったと言えるでしょう。こんな経験はもうできないかもしれないのですから。
さて、ドラマはもちろん前回の東郷ターン開始直後からスタート。そして、回頭を終えた三笠から順次砲撃が開始されます。三笠が砲撃を開始した瞬間は鳥肌が立ちました。
ただ、尺が足りなかったのか色々とはしょることになってしまいました。
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」 第12回 敵艦見ゆ
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2011/12/18 23:42
旅順艦隊の壊滅が判明して、艦の修理や整備のために呉に帰還する三笠。損傷はもちろん、艦底に付いた貝やフジツボを取らないと抵抗で速度が落ちますからね。
このときの三笠は戦闘態勢ではないので、第9回で倒しておいた手すりは戻され、艦橋手すりやマストに取り付けられていたマントレットも外されていました。すばらしい。これらは日本海海戦時にまた戻されますが。
真之の帰宅により、久々に(まともに)画面に映った女性陣(旅順などで逃げ惑っていたモブ除く)。貞は真之が中佐に昇進したことを「偉くなった」と素直に喜び、多美や季子は「勝てるのか?」と勝敗を質問。真之の「勝つ」の返答に涙ぐみます。
よかった、このドラマに出てくる女性たちはみんなまともだ。「戦争はイヤです」「ロシアと共存することはできないのでしょうか」などと言い出したらどうしようかと。真之の「○○○がかゆうていかん」のセリフといい、NHKはやれば出来る子ですね。やはり、優秀なスタッフは坂の上の雲に取られ、この3年間の大河ドラマは使えないクズカスチームが作っていたということでファイナルアンサー?
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」 第11回 二〇三高地
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2011/12/11 22:22
原作と同様、203高地への攻撃を行わなかったのは第三軍の参謀の責任のような描写でした。が、実際に203高地への攻撃を拒否したのは満州軍総司令官の大山巌です。彼は御前会議における「203高地攻撃」の決定すら拒否しています。第三軍の指揮権は満州軍総司令官にある以上、第三軍が203高地を攻撃しないのは当然のことです。
こうして従来同様、11月26日から東鶏冠山と二竜山を主攻する総攻撃が開始されます。坑道による保塁の爆破など、ちゃんと描写されてましたね。
この日の夜に行われたのが、有名な白襷隊による攻撃。指揮官は、中村覚少将。中村覚が敵弾に斃れたところなどは描写されていましたが、イマイチ白襷隊の無残さが伝わってこなかったのは残念なところ。
11月27日から攻撃目標を203高地に変更しますが、ドラマではこれを発案・指示したのは乃木希典になっていました(実際に誰が主張したのか、私は知らないのですが……)。
203高地攻撃の場面では、銃を抱えて震えている兵の姿が印象的でした。また、ここに限らず戦闘シーンに時々挿入される止め画が良いです。多用しすぎないのも好印象。「レッドクリフ」の、これ見よがしに多用されるスローモーションなんて監督の自己満足が透けて見えて吐き気がしますが。
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」 第10回 旅順総攻撃
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2011/12/04 23:22
実際、坂の上の雲を楽しみにしつつ東日本大震災でなくなられた方もおられるでしょう。私の身近なところでは、まだ30代だった職場の同僚が、つまらない医療ミスでこの世を去ってしまいました。アイツにも見せてやりたかったな、と思うと、渡辺謙のナレーションだけで涙が抑えられませんでした。本当に、3年は長かった。
第3部は、1904年のロンドン、日銀副総裁としてはあり得ない安宿に泊まり、金策に奔走する高橋是清の場面から始まります。彼の苦悩を通して、日本が始めた日露戦争がいかに厳しいものであるかが語られます。
西田敏行の高橋是清は非常にハマっています。が、この是清のビジュアル、日銀副総裁時代(日露戦争時)としてはちと老けすぎなのでは。いや、当時50歳だからこんなものか? 是清単体としては問題ないんですが、どうも秋山好古と5歳違いには見えないな、と……(高橋是清:1854年生まれ、秋山好古:1859年生まれ)。
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」キャスト(配役) 第3部補完版
カテゴリ:キャスト(配役)情報
日付:2011/10/08 14:17
により補完できたキャストを追加しました。やはり陸軍は第三軍の配役が多いですね。旅順パートが占める割合を考えれば当然でしょうが。各軍司令官もちゃんとキャスティングされていて安心しました。
が、このガイド、人物の肩書きが少しおかしい? 島村速雄が「連合艦隊参謀長/第二艦隊司令官」? 第二艦隊は「司令長官」が上村彦之丞で、「第二戦隊」司令官が島村。そもそも「第二艦隊司令官」という役職自体が存在しないし。
一方、加藤友三郎は「第二艦隊参謀長」。島村が「連合艦隊参謀長/第二艦隊(第二戦隊)司令官」なら、加藤は「第二艦隊参謀長/連合艦隊参謀長」でないと。
日本陸軍が誇る∀ガンダム長岡外史の写真も見所。
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」 第9回 広瀬、死す
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2010/12/20 00:44
第9回最初のシーンは、第8回終盤の封密命令受領の場面から。そのつもりで見ていたら、ちゃんとダンカン(三笠艦長 伊地知彦次郎)もいましたね。続いて各隊司令官と艦長を集めたシーン。ここでは後に島村速雄(舘ひろし)に代わって連合艦隊参謀長になる加藤友三郎(草刈正雄)もいました。しかし、配役を事前にチェックしてないとスルーしちゃいますねぇ。
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」 第8回 日露開戦
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2010/12/13 00:58
また、これまた主観的な好みの問題ですが、律を絡めてくるのは正直ウザい。まぁ、今後は真之もほとんど海上勤務なので律が絡むことはない……と思いたいところです。石原さとみの棒っぷりを批判する声もあるようですが、コレについては元から期待していなかったこともあり、私は特に気になりませんでした(スルーしているとも言う)。
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」 第7回 子規、逝く
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2010/12/05 23:15
今回も各シーンどこをとっても丁寧な作りで、どっぷり浸って楽しめました。スタッフロールを眺めながら余韻に浸っていたら、ドーモ君に現実に引き戻されてしまいましたが。
すべて子規が持って行ってしまったような回でしたが、冒頭の海軍大学校戦術講座も非常に良かったと思います。部下の命を背負った指揮官の判断について語る真之の言葉は、心にしみるいい場面でした。
ここで登場した飯田久恒は後の第1艦隊参謀、下村延太郎は第2艦隊参謀です。日本海海戦時は再び登場することでしょう(多分)。
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」 第6回 日英同盟
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2010/11/28 23:37
非常に面白かったのですが、タイトルは「日英同盟」というより「ロシアにおける広瀬武夫」あるいは「広瀬とアリアズナ」の方が妥当では? という内容でしたね。原作の日英同盟締結のくだりは、イギリスの思惑や伊藤博文の行動の副次効果がからんでなかなか面白い部分なのですが、ドラマではいきさつがバッサリ切られて唐突に締結されてしまいました。
また、今回は良い意味で原作がほぼ無視されており、大半が原作にないエピソードです。原作に忠実なのはナレーションくらいですね。まぁ、ナレーションは原作の朗読のようなものですが。
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」キャスト(配役) 第2部補完版
カテゴリ:坂の上の雲
日付:2010/11/01 12:37
第2部の公式ガイド本
により補完できたキャストを追加しました。ん~、第3部のあらすじを見る限りでは、やはり第3軍以外は出番がないんでしょうか。軍司令官クラスが全然発表されませんねぇ。西郷従道や伊東祐亨も、この分では登場は望めそうにありませんね。残念。
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