大河ドラマ「軍師官兵衛」 第16回 上月城の守り 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日時:2014/04/20 21:53

別所賀相の大活躍で、織田に反旗を翻した別所の三木城は戦支度に大わらわ。

別所長治「戦い抜くのみ(キリッ)」
とキメる長治ですが、「必ず行きます(キリッ)」→ドタキャンを繰り返していただけに、ただのバカに見えます。それなら、長治自身が秀吉に従うのをよしとしない態度を見せるとか、官兵衛たちが帰った後で賀相とそれらしい話をするとか、長治の本心を見せておくべきだったのでは。

この事態を受けて、秀吉も軍議を開催。ここで、毛利の兵力を毛利1万+宇喜多1万の2万と読む官兵衛。相変わらず、相手をナメてます。

官兵衛が軍師っぽく毛利の兵力を予想しているころ、吉田郡山城は大幹部のスリーアローズに加えて戦闘員も集結。大幹部小早川隆景の采配に、いちいち叫び声で応える戦闘員。イー!

毛利の兵力は、毛利3.5万+宇喜多1.5万の計5万。官兵衛、大ハズレのロストボール。軍師を名乗るからには、せめてニアピン賞はゲットしていただきたかった。 毛利5万の標的となる上月城。対毛利戦に向けて気勢というか怪気炎を上げる尼子一党ですが、兵は700。七難八苦を要求していた鹿介さん、ついに願いがかないました。彼にぴったりのハードプレイです。

官兵衛は必ず援軍を連れてくると安請け合いしてさっさと退去。まぁ、大河ドラマの主人公は基本的に、「必ず助ける」→できませんでしたのパターンが多いのですが(ラノベは、逆に主人公補正で絶対に助けちゃいますが)。

で、場面は唐突にアヅチ・能パーティー。ドラマでは何で能鑑賞なのか分かりにくかったのですが、これは上杉攻めに出陣していたヒゲモジャ勝家をねぎらうための催し。ついでに信長が官職辞任を発表して一同びっくり。

再び場面は播磨へ。毛利が来襲し、官兵衛の読みが大ハズレであったことが発覚。ドラマではカットされていましたが、ノベライズでは小六に読みの甘さを攻められる場面も。うん、それくらいのツッコミは必要だったのでは?

そして、5万の兵力に包囲されている上月城にひょっこり現れる官兵衛。君、もしかして軍師軍使より向いてる仕事があるのでは?

毛利の軍勢を見下ろして、宇喜多直家の馬印がないことから、直家の意図を見抜く官兵衛。突然頭がキレ始めました。九郎右衛門を使って毛利に計略をしかけます。さらに、元春と隆景の性格を読んで毛利兵をあえて逃がすという念の入れよう。大いに感心する鹿介ですが、この官兵衛、基本的にミスってる方が多いよ?

 そして、援軍を連れてくると安請け合いしてまたさっさと退去する官兵衛。

光は、実家の志方城に乗り込み、兄の説得開始。

光「兄上がこの戦いをやめると言うまで、ここを動きませぬ!」

と言い放つ光ですが、義姫(政宗ママ)のようにはいきません。

続いてしみじみ兄妹トーク。「ここは感動させたいシーンなんだな」と頭では理解できるのですが、残念ながら全く感動できず。ブラザー櫛橋、いい演技してたんですがね。左京進がこれまでウザキャラ過ぎました。突然穏やかな顔されても、ねぇ……。

いっそ、左京進は最初は官兵衛と意気投合する盟友キャラの方が良かったのでは。が、どこかでキレすぎる官兵衛に嫉妬心が芽生えたりして、表面上はフレンドだけど内面は穏やかじゃなくなって、織田か毛利かという段になって志の違いも明確化。それでも味方として振る舞っていたが、前回の加古川評定で突然毛利につくと言い出して官兵衛ビックリ。の方が、官兵衛のアホさも薄まるし、悲劇性も高まるような。

上月城の面々はお腹がペッコペコ。それでも官兵衛が助けてくれると主張する鹿ちゃん。

万策尽きた秀吉は、京にいる信長に直訴することに。これが6月16日。が、信長に拒否られて終了です。

またセンスの悪いモノクロ止め絵が使われてましたが、1回だけだったのでちょっとイラっとしただけで済みました。アレ、やめた方がいいよ。ダサいから。

2014年 大河ドラマ「軍師官兵衛」キャスト(配役)
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