大河ドラマ「八重の桜」 第45回 不義の噂 感想

カテゴリ:八重の桜
日時:2013/11/10 22:15

今回は、有名な「八重覚馬の後妻を叩き出したでござる」の巻。1回丸々使うようなネタかよという感じですが、八重が絡むネタはもはや大してないのでどうにもなりません。

明治18年(1885年)5月。大垣屋とその養子大沢善助が覚馬を訪ね、琵琶湖疏水工事ミーティング。活気を取り戻した京都に思いをはせる覚馬に、

大垣屋「年には勝てまへんな。私もすっかり老いぼれや」

いえ、お奉行は蛤御門の変(1864年)で初登場した20年以上前から全くお変わりありませんが。

女学校ではまたもやトラブル発生。ジャパン・ミッション(日本宣教団体)が女学校廃校を決定し、アリスちゃんらの宣教師が消滅。八重はこれを機会に女学校の経営母体の転換を提案。まぁ、寄付頼りなところは相変わらずですが。 続いて覚馬の屋敷でもトラブル発生。縁日から帰ってきた時栄と青木を見た久栄が激高。

久栄「母さまは不道徳や」

これをチャンスとばかりに、青木が覚馬を直撃。何やら間男のテンプレ的なことを口走ります。で、青木は大阪行き決定。

この時点では八重も冷静。さて、いつ時栄を叩き出すのか。

12月22日、太政官廃止。伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任。

同じく12月のある日、ニイジマジョー帰国。雪が降る中、のんびりと立ち話。真冬の京都は寒かろう。さっさと屋内に入ってから話せばいいのに。

山本家では、またもやトラブル発生。青木が乱入し、熱く時栄に迫ります。

青木「ひでえ人だ。優しい素振りで誘ったのはあなたじゃねえか」

間違いがあったにしろなかったにしろ、冷たくされてこれを言い出すのはストーカーの論理ですなぁ。そもそも、青木君は視聴者に分かりやすく最初から時栄を変な目で見てたし。

不義の噂が立って、いよいよ八重が叩き出すか?と思いきや、時栄をかばう八重。はて、いつ叩き出す展開に? なかなか先が見えません。

が、時栄とサシで話をしていると、時栄がついに決定的な告白。さすがに八重も激高。が、商工会議所を辞めてきたという覚馬に時栄から離縁を願い出る展開。八重が叩き出すという感じではなくなってしまいました。まぁ、「この家から出て行ってください」と言わせたところで、このエピはマイルドに終了か?

八重と佐久に見送られ、マイルドに山本家を去ろうとする時栄。そこへ次回の主役久栄が突撃。母を罵倒する娘。

この親子を救うため、悪役になって時栄に暴言を吐き突き飛ばす八重。八重に罵倒される母を見て、とっさに母を庇う久栄。なるほど、「悪役を演じる八重」という美化で時栄を叩き出すという体裁も整えて史実との矛盾も解消した、と。考えましたなぁ。

佐久「母親を憎んだまま分かれたら久栄が救われねえ」

ですね。

しかしまぁ、次回の徳富蘆花登場とか、どうでもいいといえばどうでもいいことなんですが……。

2013年 大河ドラマ「八重の桜」キャスト(配役)
大河ドラマ「八重の桜」 主要人物年齢年表(会津編)
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