大河ドラマ「八重の桜」 第39回 私たちの子ども 感想

カテゴリ:八重の桜
日時:2013/09/29 21:03

今回は面白くありませんでした。八重に反発する生徒。だが、八重の献身的な看病で生徒は心を開き分かり合う。あまりにも使い古された安っすい展開。

しかも、生徒の父は会津戦争時に八重に殺されていた! 自分の罪に心を痛める八重。さらに八重を憎悪する生徒。しかし、八重もまた会津戦争で肉親を奪われた犠牲者であり、会津戦争では双方が傷ついたのだ……と。これまた陳腐な話ですねぇ。特に、八重は薩摩出身者を冷遇して自宅にも招かなかったという逸話と、薩摩もんのリツを自宅で看病するドラマのギャップが気持ち悪い。話のありきたりさと八重の美化っぷりが鼻についた40分でした。

明治10年(1877年)9月、西南戦争終結。平和になったかと思ったら、女学校では徳富初子らとアリス・スタークウェザー先生がバトル。女性が寝具をどうのとか、ああ、異文化摩擦ってやつですね。自分のやり方を相手に押し付けようとする限り、絶対に解決不能な問題ですなぁ。まぁ勝手に揉めててください、って感じです。 そんな中、1人の女子生徒が浮上。小松リツの部屋には、聖書と「丸に十の字」。ああ、薩摩もんですね。って、丸に十の字は薩摩マークじゃなくて島津の家紋。家臣が勝手に使っていいものではないのでは。

八重「勉強すんのに生まれは関係ない」

薩摩出身者を冷遇していた八重さんらしからぬ発言です。

場面は変わって山川浩山県に嫌味入りのお褒めの言葉を賜ります。まぁ、山県が差し出した手を無視していなければ、余計な嫌味まで言われなかったような感じなので自業自得ですが。

続いて浩くんに手放しの称賛を送るくんですが、浩くんはまたもやキレた反応。ドラマではこれが義兄と義弟の初対面ですね。

場面は再び京都。以前、お奉行に相談していたニイジマジョーの新居が完成。早速生徒らをご招待します。

そこにやってきた伊勢時雄(後、横井時雄)。みねの夫になる人物です。分かりやすくお互いに意識しまくりでした。前回登場した伊勢みや子って誰だ?と思っていたのですが、時雄の姉ということでなので横井みや子でしたか。彼女は海老名弾正の妻になる女性ですね。今回の時点では、海老名は小松リツに関心がありそうでしたが。

このお食事会の際、リツの父を殺したのは「おなごの鉄砲撃ち」だったことが判明。何と分かりやすい因縁!

すかさず土下座する八重。何だこりゃ。

ショックのあまり(?)吐血、結核と判明するリツ。すかさず看病を志願する八重。薩摩もんを随分厚遇なさいますね、この八重さんは。これで、「なんやかんや」あった後、リツが心を開くんですね、ということが見えてしまい、テンションダウン。

一方、男たちも苦労中。知事になり、覚馬を疎んじるようになった槇村さん。両者の関係は完全に破綻。ニイジマジョーは、女学校の土地を手に入れられないがためにマリアちゃんにナメられっぱなしです。

この状態を打開するため、覚馬が顧問辞職と引き換えに女学校の用地買収を成功させます。これで少しはマリアちゃんも見なおしてくれるかな? って、女学校の土地を体に入れたのは覚馬ですが。

そして、八重も傷ついたのだとリツが理解するとかとにかく何やかんやがあって、会津言葉で礼を言うリツ。予定調和の和解成立です。よかったね。

佐久とみねも洗礼を受けたりしてほんわかムードに包まれる同志社ですが……次回予告によるとあの有名なニイジマジョーのセルフSMプレイ自責の杖の回。またもや同志社ピーンチ。けど、私は同志社には興味ないんですよね……。

2013年 大河ドラマ「八重の桜」キャスト(配役)
大河ドラマ「八重の桜」 主要人物年齢年表(会津編)
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