大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 第17回 家康の花嫁

日時:2011/05/08 21:32

最近は無難にまとめられていて、いまいちツッコミ甲斐がない江。かといってすばらしい出来というわけでもなく、今回も書くネタがなくて困ってしまいます。

第17回は、天正13年(1585年)7月から。前回は関白宣下の2日前で終わったので、今回が関白宣下です。

7月ということで、四国攻めも完了。顛末は「長宗我部も降伏」の一言で片付けられてしまいましたが、名前すら出してもらえなかった面々にしてみれば、厚遇といえるかも(そうか?)。

この面では、キャスティングまでされていたという破格の待遇を受けていた於次丸秀勝(実父:織田信長)。第15回では一応まともに登場してましたが、今回は死亡して顔には布を掛けられた状態のみでの出演。オープニングで「斉藤秀翼」のクレジットまで入ってましたが、アレ、誰でもよくね?

そして新秀勝登場。エグザイルとAKB48は個体識別する必要性を感じないので何の感想もないのですが、これがAKIRAという人ですか。 そして天正14年(1586年)春。ここからは秀吉モノの定番エピが羅列されます。最初に書いたとおり「無難」な作りなので、あまり心に引っかかるものがありません。

まずは家康を懐柔するため、旭の輿入れが行われます。「功名が辻」の松本明子もキツいと思いましたが、今回もなかなか……。一説によると家康はちゃんと床入りまでした(漢だ……)とのことですが、今回はそんなこともなく、スルーしてましたね。

で、これでも動かない家康に対して秀吉が取ったのが、母大政所を人質として差し出すこと。って、奈良岡さん、何その化粧。大政所まで輿入れするつもりだったのではとの疑念がよぎります。

ちなみに、このとき大政所の世話役になったのが「鬼作左」の通称で知られる本多重次。一般には、「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」というメールの差出人として有名ですね。

にしても、家康家臣団の充実ぶりはどうでしょう。常に全員そろっているわけではありませんが、本多忠勝酒井忠次本多正信が侍っています。一方、関白にまでなった天下人秀吉はというと、石田三成のみ。場合によっては軍師・江を追加。いささか脆弱すぎるのでは……。

こうして上方にやって来た家康。正式な会見日の前日に秀吉が忍んできて、翌日の打ち合わせをするという定番の展開。演出によって秀吉の愛嬌や腹黒さの度合い、家康の心境などに幅が出てくる場面です。今回は割とどうとでも取れる演出で、食い足りない感じです。

この場面での岸谷五朗の表情は良かった。秀吉としてしっくりとしたいい面構えだったと思います。

大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」キャスト(配役)
大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 三姉妹年齢年表
も第17回に合わせて更新しました。よろしければご利用ください。