大河ドラマ「義経」 第3回 源氏の御曹司

カテゴリ:義経
日時:2005/01/23 21:25

全体的に盛り上がりどころのなかった第3回。役者単位の好演・怪演が目立つ形になった。

まずは一条長成役の蛭子さん。見ていてちょっとハラハラするが、ぼんやりしたお人よし公家って感じで意外にいい感じ。ただ、武家と公家のメリハリをつけるためにも、もっと公家言葉っぽくした方がよいのでは。

後白河上皇 vs. 清盛では、平幹二朗が大天狗の片鱗を見せ始める。

そして、ついに出た。鬼一法眼。 美輪明宏、こぇーよ。陰陽師というか、もののけである。

のっぺりとした展開の中で、今後源氏を引っ掻き回すトラブルメーカー新宮十郎義盛(後の行家)が乱入。この大河ドラマでは、遮那王にその出自を伝える役目を新宮十郎に与えたのか。本来なら、以仁王の挙兵まで出番はないのだが。

これから平泉にたどり着くまでの間、義経の周辺のエピソードはおとぎ話になってしまうので興味がわかない。史実なんか分からないのだからドラマとしてどれだけ面白くできるか? となるわけだが、第3回のダラダラぶりを見ていると期待はできなさげ。

亀前(亀の前)がキャスティングされているくらいだから、頼朝もそれなりに描かれるのだろう。北条政子によるブチ切れ屋敷ぶっ壊し事件に期待することにしよう。