大河ドラマ「真田丸」 第47回 反撃 感想
カテゴリ:真田丸
日時:2016/11/27 22:50
今回は、大坂の陣モノで特にフラストレーションがたまる冬の陣和睦のくだり。視聴者が大蔵卿局に殺意を抱けば三谷の勝利です。また、常に「勝つために来た」と言い続けていた信繁の心が初めて折れることになります。とにかく、イライラさせられますが三谷の計算通りだし、冬の陣の和睦はそういうものなのだから仕方がありません。
ではドラマスタート。茶々の居室を外すという約束を違え、奥御殿に砲撃をかます徳川家康に驚く片桐且元。「話が違うではござらぬか」という抗議も華麗にスルーされて涙。「豊臣家を裏切ってしまったことを悔やみ続け、これよりおよそ半年後急死する」というナレにより、これにて退場です。小林隆のとぼけたところ、板挟みに苦悩するところ、最後の自責の涙、全て素晴らしかった。お疲れ様でした。
且元がここで退場ということは、真田信繁死亡後はほとんど描かれないということかもしれません。というのも、且元は大坂夏の陣にも関わるからです。信繁らの死後、大坂城落城時に大野治長から豊臣秀頼らの助命嘆願を受けた且元は、徳川秀忠に秀頼の居場所を教えて助命を願うのです。しかし助命はいれられず豊臣は滅亡と相成ります。且元にとってはこれもかなりキツい出来事だったことでしょう。史実の且元も、やることなすこと裏目に出てしまった感があります。
侍女たちの死を目撃してすっかり心が折れちゃった茶々は、和睦を決定。大坂の陣モノの定番コースです。 信繁「おけがはしておられぬか?」
(中略)
きり「私が死に物狂いでお助けしましたから」
信繁「お前が?」
きり「そりゃ助けますよ人として」
当たり前の話をしているだけなのに、なぜ微妙にユーモアが漂うのだ……。
このタイミングでの和睦という悪手決定に嫌気がさしそうなものですが、この信繁はあくまでもポジティブシンキング。治長の謝罪にも、「こうなった上はできるだけ我らに有利となるよう話を運ぶのみ」と答える大人の対応です。
そして評定で、牢人たちを召し抱えて豊臣の家臣とすることを主張します。
大蔵卿局「召し抱えるいわれがどこにあります。(中略)勝ったのだからもはや用済みじゃ」
相変わらず飛ばしますね、このおばさん。大坂の陣モノを見たり呼んだりすると、必ず思うんですよね。
このクソ女、誰か「どうにか」(自粛表現)しちゃえよ、と。
このドラマではかなりマシですが、一般的には茶々もオウンゴールしまくる役回りです。
大蔵卿局のリストラ案は秀頼が退けますが、織田有楽斎が再び大蔵卿局を刺激する秘孔を突きます。さすが有楽斎と言うべきか、大蔵卿局が薄っぺらすぎると言うべきか。
有楽斎「お上様には江戸にお下りいただくことになるかと」
大蔵卿局「なりませぬ!」
有楽斎「あとは、殿様が大坂を離れるか」
大蔵卿局「何を申される!」
有楽斎「大坂城を出て代わりにどこぞ西国の一国をもらい受け、そこにて西の要の大名とおなりあそばすのです」
大蔵卿局「ありえませぬ」
意図的に大蔵卿局を逆なでする展開を挙げているので当然ですが、ことごとく反対する大蔵卿局。反対するしか能のない野盗もとい野党の党首みたいです。
秀頼「それで再び太平の世が訪れるのであれば私は喜んで城を出よう」
と、秀頼は父の城に未練を見せつつも、前向きな考え方を示し、反対するしか能のない愚女を封じます。
一方、江戸の真田信之はお通のところに通う日々。そこへ稲とこうが踏み込んできて、コメディーシーン確定です。特別必要性があるシーンとも思えないので、重いシーンを緩和する箸休めコーナーといったところでしょうか。
「お通と話していると不思議に心が休まるのだ」というセリフは、正室&側室への言い訳として火に油のような……。
稲「はい。はい」
怖いよ。
が、全て有料サービスだったことを知って信之ショック。稲がお通と話をつけている間、レシートをチェックします。まぁ、こうなってはさらりと帰るべきでしょうに、「これ少々高くはないだろうか? 膝枕で200文というのは」なんて三枚目なセリフを吐いちゃうところが信之らしい。
場面は再び大坂城。大政所よろしく城内の耕作に励む作兵衛を牢人たちが呼び出します。うわー、超囲まれてる。何とむさ苦しい絵面だ!
信繁について尋ねる牢人たちに、真田昌幸のことを語り出す作兵衛。
作兵衛「安房守様は生涯を懸け武田の領地を取り戻そうとされていた。信玄公への忠義を死ぬまで忘れなかった。そのためにはどんな手でも使った。卑怯者の汚名も着た」
作兵衛すごい。(このドラマの)昌幸の生涯をこんな短いセリフで見事にまとめてしまいました。
作兵衛「源次郎様はその血を受け継いでおられる。あの方は太閤殿下のご恩に報いるためには何でもする」
作兵衛が語る内容はシンプルそのものですが、言動が特にシンプルな後藤又兵衛には刺さったご様子です。
続いて徳川本陣。大坂城から和睦案が届きます。秀頼が大坂城を出て、代わりに四国2カ国を要求するという内容に、家康は安房と上総とリプライ。
「関東はさすがに嫌じゃ」という秀頼に、ここはフェイス・ツー・フェイスがよいと、有楽斎が使者を志願します。内応者の有楽斎に行かせてはどんな条件を飲んでくるか分かりません。というわけで、有楽斎の立候補潰しのため女子会案を出します。
「おなご」と聞いて、早速立候補しちゃう大蔵卿局。いや、お前もダメだから。これまた信繁は華麗に回避します。信繁案は、茶々の妹、常高院(京極高次室)。
正信「その手できましたか」
こうして本多正信の出番も封じたのは見事ですが、徳川には元スケバンがいたのでした。
白羽の矢を立てられ困惑する常高院(初)ですが、トヨトミキラーの大蔵卿局も同行することで一応納得。で、相手のスケバンはどんな人?
きり「なかなかの食わせ者でございます。本多様が古狐ならば女狐。見た目から言えば女狸でございます」
どさくさに紛れて軽くdisってきました。きり、恐るべし。そこで、女子会メンバーにきりを加えようと言い出す信繁。
慶長19年(1614年)12月18日、京極忠高の陣で女子会開始。口火を切って主導権を握る阿茶局。さすが。そして茶々、秀頼、領地、大坂城もそのままという、大坂方に異常に有利な条件を出してきます。
もちろん、大蔵卿局の頭蓋骨の中には何も入っていないので、阿茶局の条件に大喜び。が、初が何か言いたげなことを察したきりがカットイン!
きり「ああ~、足がつりました!」
これで口を挟むタイミングを得て、牢人たちを召し抱えるための加増を持ち出す初ですが、阿茶局にはぐらかされ、それどころか真田丸の取り壊しを持ち出されます。
阿茶局「あんなものがあるから牢人たちがいつまでも居座るのです」
大蔵卿局「それはよいお考え! 真田丸は取り壊し」
阿茶局「ついでに……お堀も埋めてしまいましょう。お城が裸になれば、いくら面の皮の厚い牢人たちも出ていかざるを得なくなる」
阿茶局・大蔵卿局「そういたしましょう」
キレ者とバカの会話で視聴者をイラっとさせるのがうまいなぁ。だから、大蔵卿局なんかさっさと(ピー)しとけばよかったんだよと、三谷に見事に乗せられてしまいます。
きり、今だ!
きり「あ~またつった!」
初「その件についてはいったん持ち帰り、右大臣様とよく相談した上で……」
初の見事な遅延策も、キレ者とバカのコラボレーションには通じません。
阿茶局「せっかくこうして女たちだけで集まっているのです。私たちだけで決めてしまいましょう」
阿茶局・大蔵卿局「埋めてしまいましょう」
きりのファインプレーも、大蔵卿局のオウンゴールで台無しです。
12月20日に和睦が成立し、内容が明文化されます。が、書かれていたのは最初に阿茶局が出した条件のみ。不審に思った信繁がきりにただすと、ここで初めて堀の埋め立てと真田丸の取り壊しが決まっていたことが判明します。
大蔵卿局「戦は終わり。あのようなものは無用の長物。(中略)牢人たちを養うだけの金銀はもうありません! あとは出ていってもらうしかない。堀がなくなれば、これ以上戦はできないとあの者たちも思うでしょう」
信繁「何という愚かな! 出城も堀も失っては戦えませぬ! 戦えぬ我らに家康が約定を守るとお思いか!」
治長「母上は豊臣をお潰しになられるおつもりか!」
だから、このバカを(ピー)しておけと……。
有楽斎「これでよかったのだ」
秀頼「左衛門佐……。すまぬ」
この秀頼の言葉に、両目を固くつぶって悲痛な表情を浮かべる信繁。大坂城入城以来、(恐らくあえて)ポジティブシンキングを通してきた信繁がこんな顔をするのは初めてではないでしょうか。そして、ここから信繁の言動が変わります。
和睦条件を牢人たちに報告する信繁。今後の策を問われると、
信繁「もはやこの戦勝ち目はなくなった。全ては私の力不足だ。申し訳ない」
信繁「皆早々に立ち去るがよい。城を枕に討ち死にしようなどと、愚かなことは考えぬように」
と言って立ち去ります。さすがに心が折れたご様子です。
これに動揺した長宗我部盛親が去ろうとすると、又兵衛が止めます。
又兵衛によって士気を取り戻した牢人たちが信繁を囲み、鼓舞。そこへ秀頼登場。
秀頼「『望みを捨てぬ者だけに道は開ける』とそなたは言った。私はまだ捨ててはいない」
こうして再びやる気スイッチが入った信繁。挫折と再起を通して、信繁に対する不信感を持っていた牢人たちもあらためて団結。信繁の作戦立案が通りやすくなる体制が整ったのでした。
2016年 大河ドラマ「真田丸」キャスト(配役)
もご利用ください。
ではドラマスタート。茶々の居室を外すという約束を違え、奥御殿に砲撃をかます徳川家康に驚く片桐且元。「話が違うではござらぬか」という抗議も華麗にスルーされて涙。「豊臣家を裏切ってしまったことを悔やみ続け、これよりおよそ半年後急死する」というナレにより、これにて退場です。小林隆のとぼけたところ、板挟みに苦悩するところ、最後の自責の涙、全て素晴らしかった。お疲れ様でした。
且元がここで退場ということは、真田信繁死亡後はほとんど描かれないということかもしれません。というのも、且元は大坂夏の陣にも関わるからです。信繁らの死後、大坂城落城時に大野治長から豊臣秀頼らの助命嘆願を受けた且元は、徳川秀忠に秀頼の居場所を教えて助命を願うのです。しかし助命はいれられず豊臣は滅亡と相成ります。且元にとってはこれもかなりキツい出来事だったことでしょう。史実の且元も、やることなすこと裏目に出てしまった感があります。
侍女たちの死を目撃してすっかり心が折れちゃった茶々は、和睦を決定。大坂の陣モノの定番コースです。 信繁「おけがはしておられぬか?」
(中略)
きり「私が死に物狂いでお助けしましたから」
信繁「お前が?」
きり「そりゃ助けますよ人として」
当たり前の話をしているだけなのに、なぜ微妙にユーモアが漂うのだ……。
このタイミングでの和睦という悪手決定に嫌気がさしそうなものですが、この信繁はあくまでもポジティブシンキング。治長の謝罪にも、「こうなった上はできるだけ我らに有利となるよう話を運ぶのみ」と答える大人の対応です。
そして評定で、牢人たちを召し抱えて豊臣の家臣とすることを主張します。
大蔵卿局「召し抱えるいわれがどこにあります。(中略)勝ったのだからもはや用済みじゃ」
相変わらず飛ばしますね、このおばさん。大坂の陣モノを見たり呼んだりすると、必ず思うんですよね。
このクソ女、誰か「どうにか」(自粛表現)しちゃえよ、と。
このドラマではかなりマシですが、一般的には茶々もオウンゴールしまくる役回りです。
大蔵卿局のリストラ案は秀頼が退けますが、織田有楽斎が再び大蔵卿局を刺激する秘孔を突きます。さすが有楽斎と言うべきか、大蔵卿局が薄っぺらすぎると言うべきか。
有楽斎「お上様には江戸にお下りいただくことになるかと」
大蔵卿局「なりませぬ!」
有楽斎「あとは、殿様が大坂を離れるか」
大蔵卿局「何を申される!」
有楽斎「大坂城を出て代わりにどこぞ西国の一国をもらい受け、そこにて西の要の大名とおなりあそばすのです」
大蔵卿局「ありえませぬ」
意図的に大蔵卿局を逆なでする展開を挙げているので当然ですが、ことごとく反対する大蔵卿局。反対するしか能のない野盗もとい野党の党首みたいです。
秀頼「それで再び太平の世が訪れるのであれば私は喜んで城を出よう」
と、秀頼は父の城に未練を見せつつも、前向きな考え方を示し、反対するしか能のない愚女を封じます。
一方、江戸の真田信之はお通のところに通う日々。そこへ稲とこうが踏み込んできて、コメディーシーン確定です。特別必要性があるシーンとも思えないので、重いシーンを緩和する箸休めコーナーといったところでしょうか。
「お通と話していると不思議に心が休まるのだ」というセリフは、正室&側室への言い訳として火に油のような……。
稲「はい。はい」
怖いよ。
が、全て有料サービスだったことを知って信之ショック。稲がお通と話をつけている間、レシートをチェックします。まぁ、こうなってはさらりと帰るべきでしょうに、「これ少々高くはないだろうか? 膝枕で200文というのは」なんて三枚目なセリフを吐いちゃうところが信之らしい。
場面は再び大坂城。大政所よろしく城内の耕作に励む作兵衛を牢人たちが呼び出します。うわー、超囲まれてる。何とむさ苦しい絵面だ!
信繁について尋ねる牢人たちに、真田昌幸のことを語り出す作兵衛。
作兵衛「安房守様は生涯を懸け武田の領地を取り戻そうとされていた。信玄公への忠義を死ぬまで忘れなかった。そのためにはどんな手でも使った。卑怯者の汚名も着た」
作兵衛すごい。(このドラマの)昌幸の生涯をこんな短いセリフで見事にまとめてしまいました。
作兵衛「源次郎様はその血を受け継いでおられる。あの方は太閤殿下のご恩に報いるためには何でもする」
作兵衛が語る内容はシンプルそのものですが、言動が特にシンプルな後藤又兵衛には刺さったご様子です。
続いて徳川本陣。大坂城から和睦案が届きます。秀頼が大坂城を出て、代わりに四国2カ国を要求するという内容に、家康は安房と上総とリプライ。
「関東はさすがに嫌じゃ」という秀頼に、ここはフェイス・ツー・フェイスがよいと、有楽斎が使者を志願します。内応者の有楽斎に行かせてはどんな条件を飲んでくるか分かりません。というわけで、有楽斎の立候補潰しのため女子会案を出します。
「おなご」と聞いて、早速立候補しちゃう大蔵卿局。いや、お前もダメだから。これまた信繁は華麗に回避します。信繁案は、茶々の妹、常高院(京極高次室)。
正信「その手できましたか」
こうして本多正信の出番も封じたのは見事ですが、徳川には元スケバンがいたのでした。
白羽の矢を立てられ困惑する常高院(初)ですが、トヨトミキラーの大蔵卿局も同行することで一応納得。で、相手のスケバンはどんな人?
きり「なかなかの食わせ者でございます。本多様が古狐ならば女狐。見た目から言えば女狸でございます」
どさくさに紛れて軽くdisってきました。きり、恐るべし。そこで、女子会メンバーにきりを加えようと言い出す信繁。
慶長19年(1614年)12月18日、京極忠高の陣で女子会開始。口火を切って主導権を握る阿茶局。さすが。そして茶々、秀頼、領地、大坂城もそのままという、大坂方に異常に有利な条件を出してきます。
もちろん、大蔵卿局の頭蓋骨の中には何も入っていないので、阿茶局の条件に大喜び。が、初が何か言いたげなことを察したきりがカットイン!
きり「ああ~、足がつりました!」
これで口を挟むタイミングを得て、牢人たちを召し抱えるための加増を持ち出す初ですが、阿茶局にはぐらかされ、それどころか真田丸の取り壊しを持ち出されます。
阿茶局「あんなものがあるから牢人たちがいつまでも居座るのです」
大蔵卿局「それはよいお考え! 真田丸は取り壊し」
阿茶局「ついでに……お堀も埋めてしまいましょう。お城が裸になれば、いくら面の皮の厚い牢人たちも出ていかざるを得なくなる」
阿茶局・大蔵卿局「そういたしましょう」
キレ者とバカの会話で視聴者をイラっとさせるのがうまいなぁ。だから、大蔵卿局なんかさっさと(ピー)しとけばよかったんだよと、三谷に見事に乗せられてしまいます。
きり、今だ!
きり「あ~またつった!」
初「その件についてはいったん持ち帰り、右大臣様とよく相談した上で……」
初の見事な遅延策も、キレ者とバカのコラボレーションには通じません。
阿茶局「せっかくこうして女たちだけで集まっているのです。私たちだけで決めてしまいましょう」
阿茶局・大蔵卿局「埋めてしまいましょう」
きりのファインプレーも、大蔵卿局のオウンゴールで台無しです。
12月20日に和睦が成立し、内容が明文化されます。が、書かれていたのは最初に阿茶局が出した条件のみ。不審に思った信繁がきりにただすと、ここで初めて堀の埋め立てと真田丸の取り壊しが決まっていたことが判明します。
大蔵卿局「戦は終わり。あのようなものは無用の長物。(中略)牢人たちを養うだけの金銀はもうありません! あとは出ていってもらうしかない。堀がなくなれば、これ以上戦はできないとあの者たちも思うでしょう」
信繁「何という愚かな! 出城も堀も失っては戦えませぬ! 戦えぬ我らに家康が約定を守るとお思いか!」
治長「母上は豊臣をお潰しになられるおつもりか!」
だから、このバカを(ピー)しておけと……。
有楽斎「これでよかったのだ」
秀頼「左衛門佐……。すまぬ」
この秀頼の言葉に、両目を固くつぶって悲痛な表情を浮かべる信繁。大坂城入城以来、(恐らくあえて)ポジティブシンキングを通してきた信繁がこんな顔をするのは初めてではないでしょうか。そして、ここから信繁の言動が変わります。
和睦条件を牢人たちに報告する信繁。今後の策を問われると、
信繁「もはやこの戦勝ち目はなくなった。全ては私の力不足だ。申し訳ない」
信繁「皆早々に立ち去るがよい。城を枕に討ち死にしようなどと、愚かなことは考えぬように」
と言って立ち去ります。さすがに心が折れたご様子です。
これに動揺した長宗我部盛親が去ろうとすると、又兵衛が止めます。
又兵衛によって士気を取り戻した牢人たちが信繁を囲み、鼓舞。そこへ秀頼登場。
秀頼「『望みを捨てぬ者だけに道は開ける』とそなたは言った。私はまだ捨ててはいない」
こうして再びやる気スイッチが入った信繁。挫折と再起を通して、信繁に対する不信感を持っていた牢人たちもあらためて団結。信繁の作戦立案が通りやすくなる体制が整ったのでした。
2016年 大河ドラマ「真田丸」キャスト(配役)
もご利用ください。