大河ドラマ「真田丸」 第34回 挙兵 感想
カテゴリ:真田丸
日時:2016/08/28 22:25
今回は、七将による三成襲撃事件と三成失脚、直江状&上杉征伐という、関ヶ原直前の定番エピを展開しつつ、春の謎解答編で謎を解消。と思いきや、「清正への耳打ち」という新たな謎をぶっ込んできました。
ではドラマスタート。石田三成は徳川家康襲撃未遂事件のため謹慎中。三成を訪ねた真田信繁は、この機会に視聴者の疑問を解決することにしました。
信繁「実は私の妻のことなのですが。実は石田様のお言葉がずっと気になっておりまして」
三成「私は何と言った」
信繁「あの女は苦労するぞと」
私も気になっておりました。やっと解答編ですか。
大谷家訪問時、三成が春に筆をプレゼント。これを誤解した春が三成にほれてしまった、と。
ほう。 で、三成の妻であるうたに離縁を迫った、と。
怖っ!
なかなか思い込みの激しい女性のようですが、取りあえず今のところ実害はなさそうです。
帰宅後、信繁は三成を訪ねてきたと春に伝えます。特に反応もなく、これで終わりかと思ったら……障子をぶち破る春。笑いで締めて「苦労する」ネタはおしまいかな。
2月29日、前田利家が家康を訪ねてミーティング、三成の謹慎解除が決定。アンチ三成たちが利家に詰め寄ったりしますが、利家は彼らを押さえ込みます。
が、閏3月3日、利家死亡。押さえがなくなると、早くも七将(加藤清正、福島正則、黒田長政、細川忠興、浅野幸長、池田輝政、加藤嘉明)による三成家庭訪問イベントが発生します。多くの場合最もイケイケなのは清正なのですが、このドラマでは正則が先頭に立ち、清正は複雑な表情で一歩引いているところが面白い。
三成襲撃を知った玉は、情報をきりにリーク。そしてきりが信繁に知らせます。
きり「私役に立ってる?」
信繁「たまに!」
信繁の通報により、三成は屋敷を退去します。清正らが三成邸に踏み込むと、信繁と信幸が将棋崩し。私が子供のころは「カッタン将棋」なんて呼んでましたが、地域によっていろいろ呼び方があるようですね。
ここで、まだ長政の家臣だった後藤又兵衛が顔見せ。長政は相変わらずどれだか分からんのですが。
屋敷を退去した三成は、宇喜多秀家邸に潜伏中。さらに、伏見城の治部少輔丸に移動します。俗説のごとく、家康に保護を求めるようなことはしませんでした。
事態を打開するため、信繁は大坂に行ってお寧や豊臣秀頼(というか茶々)に仲裁を依頼しますが拒否されます。
関東人ゆえに土地勘がないのでGoogleマップで確認。伏見城と大坂城は約50km強といったところでしょうか。近いとはいえないけど馬でも数時間。というか淀川を下ればもっと楽か。
で、多分今度は伏見にひょいと戻って大谷吉継に相談。彼のアイデアで、家康を頼ります。
家康に集められた七将。「遅い」と息巻く正則ですが、本多忠勝のひと睨みであっさり萎縮。ここは忠勝の貫禄勝ちです。そして家康登場。仲裁して七将に矛を収めさせる代わりに、三成の蟄居を決定。これで家康は政敵の排除に成功します。
三成「なぜ伏見を追われねばならぬ」
と、初めて涙を見せた三成は、清正に会いたいと信繁に依頼します。
正式な使者としてやってきた長束に蟄居を申しつけられた後、三成は同席した清正に何かをささやきます。さてさて、三成は何と言ったのか? ヒントが全くないので、さっぱり分かりません。次回以降にあるであろう解答編を待ちたいと思います。
慶長5年(1600年)5月。大坂城に入った家康は老衆筆頭として政務を握ります。そこに舞い込んできた上杉景勝謀反疑惑。真偽を問うための上洛命令も拒否し、例の直江メールを送りつけてきます。まぁ、上杉の威勢がよかったのはここまでなのですが。
真田家には、上杉から共闘のお誘い。これに乗るという真田昌幸。家康を横から攻めて討ち、世が乱れた隙に甲斐、信濃、駿河を奪うというプランを開陳。
昌幸「これはわしにとって今度こそ最後の機会じゃ」
父に従うという信繁。さて、信幸はどうするのかと思ったら、
信幸「私は真田安房守の嫡男。父上に従うに決まっておるではありませぬか」
ほう、ここではそうきましたか。
信繁「我ら兄弟、どこまでも父上についてまいります」
上杉征伐に際し、秀頼の命という形での出陣を希望する家康。それに対し、これは徳川と上杉の争いだと言う片桐且元。家康は豊臣と上杉の戦であると返します。すると、いつになく、というか初めて強い口調で反論する且元。
片桐「豊臣家が上杉を討ついわれはございません! 秀頼公のお名を持ち出すのは、おやめいただきましょう」
且元さん、やるじゃないか。すごくカッコ良かったですぞ。
いったん引き下がった家康は、茶々に直談判。まずはブラフとして軍資金2万両、兵糧米2万石の陣中見舞いを所望します。これを手配するため大蔵卿局が退席した隙に、豊臣の旗と幟を茶々に要求します。これが狙いか!
案の定、「好きにせよ」と許可してしまう政治音痴の茶々。この茶々、性格の良さは大河史上トップクラスですが、知能はやはり低いまま。母譲りのサゲマンっぷりは健在です。
6月16日、上杉征伐開始。久しぶりのコーエーマップです。
家康が大坂を出ると、三成を中心とした反徳川陣営の蠢動が始まります。
次回は犬伏の別れに小山評定、大坂の妻女人質化とガラシャの死というところですか。定番ネタをどうヒネってくるのか、楽しみです。
2016年 大河ドラマ「真田丸」キャスト(配役)
もご利用ください。
ではドラマスタート。石田三成は徳川家康襲撃未遂事件のため謹慎中。三成を訪ねた真田信繁は、この機会に視聴者の疑問を解決することにしました。
信繁「実は私の妻のことなのですが。実は石田様のお言葉がずっと気になっておりまして」
三成「私は何と言った」
信繁「あの女は苦労するぞと」
私も気になっておりました。やっと解答編ですか。
大谷家訪問時、三成が春に筆をプレゼント。これを誤解した春が三成にほれてしまった、と。
ほう。 で、三成の妻であるうたに離縁を迫った、と。
怖っ!
なかなか思い込みの激しい女性のようですが、取りあえず今のところ実害はなさそうです。
帰宅後、信繁は三成を訪ねてきたと春に伝えます。特に反応もなく、これで終わりかと思ったら……障子をぶち破る春。笑いで締めて「苦労する」ネタはおしまいかな。
2月29日、前田利家が家康を訪ねてミーティング、三成の謹慎解除が決定。アンチ三成たちが利家に詰め寄ったりしますが、利家は彼らを押さえ込みます。
が、閏3月3日、利家死亡。押さえがなくなると、早くも七将(加藤清正、福島正則、黒田長政、細川忠興、浅野幸長、池田輝政、加藤嘉明)による三成家庭訪問イベントが発生します。多くの場合最もイケイケなのは清正なのですが、このドラマでは正則が先頭に立ち、清正は複雑な表情で一歩引いているところが面白い。
三成襲撃を知った玉は、情報をきりにリーク。そしてきりが信繁に知らせます。
きり「私役に立ってる?」
信繁「たまに!」
信繁の通報により、三成は屋敷を退去します。清正らが三成邸に踏み込むと、信繁と信幸が将棋崩し。私が子供のころは「カッタン将棋」なんて呼んでましたが、地域によっていろいろ呼び方があるようですね。
ここで、まだ長政の家臣だった後藤又兵衛が顔見せ。長政は相変わらずどれだか分からんのですが。
屋敷を退去した三成は、宇喜多秀家邸に潜伏中。さらに、伏見城の治部少輔丸に移動します。俗説のごとく、家康に保護を求めるようなことはしませんでした。
事態を打開するため、信繁は大坂に行ってお寧や豊臣秀頼(というか茶々)に仲裁を依頼しますが拒否されます。
関東人ゆえに土地勘がないのでGoogleマップで確認。伏見城と大坂城は約50km強といったところでしょうか。近いとはいえないけど馬でも数時間。というか淀川を下ればもっと楽か。
で、多分今度は伏見にひょいと戻って大谷吉継に相談。彼のアイデアで、家康を頼ります。
家康に集められた七将。「遅い」と息巻く正則ですが、本多忠勝のひと睨みであっさり萎縮。ここは忠勝の貫禄勝ちです。そして家康登場。仲裁して七将に矛を収めさせる代わりに、三成の蟄居を決定。これで家康は政敵の排除に成功します。
三成「なぜ伏見を追われねばならぬ」
と、初めて涙を見せた三成は、清正に会いたいと信繁に依頼します。
正式な使者としてやってきた長束に蟄居を申しつけられた後、三成は同席した清正に何かをささやきます。さてさて、三成は何と言ったのか? ヒントが全くないので、さっぱり分かりません。次回以降にあるであろう解答編を待ちたいと思います。
慶長5年(1600年)5月。大坂城に入った家康は老衆筆頭として政務を握ります。そこに舞い込んできた上杉景勝謀反疑惑。真偽を問うための上洛命令も拒否し、例の直江メールを送りつけてきます。まぁ、上杉の威勢がよかったのはここまでなのですが。
真田家には、上杉から共闘のお誘い。これに乗るという真田昌幸。家康を横から攻めて討ち、世が乱れた隙に甲斐、信濃、駿河を奪うというプランを開陳。
昌幸「これはわしにとって今度こそ最後の機会じゃ」
父に従うという信繁。さて、信幸はどうするのかと思ったら、
信幸「私は真田安房守の嫡男。父上に従うに決まっておるではありませぬか」
ほう、ここではそうきましたか。
信繁「我ら兄弟、どこまでも父上についてまいります」
上杉征伐に際し、秀頼の命という形での出陣を希望する家康。それに対し、これは徳川と上杉の争いだと言う片桐且元。家康は豊臣と上杉の戦であると返します。すると、いつになく、というか初めて強い口調で反論する且元。
片桐「豊臣家が上杉を討ついわれはございません! 秀頼公のお名を持ち出すのは、おやめいただきましょう」
且元さん、やるじゃないか。すごくカッコ良かったですぞ。
いったん引き下がった家康は、茶々に直談判。まずはブラフとして軍資金2万両、兵糧米2万石の陣中見舞いを所望します。これを手配するため大蔵卿局が退席した隙に、豊臣の旗と幟を茶々に要求します。これが狙いか!
案の定、「好きにせよ」と許可してしまう政治音痴の茶々。この茶々、性格の良さは大河史上トップクラスですが、知能はやはり低いまま。母譲りのサゲマンっぷりは健在です。
6月16日、上杉征伐開始。久しぶりのコーエーマップです。
家康が大坂を出ると、三成を中心とした反徳川陣営の蠢動が始まります。
次回は犬伏の別れに小山評定、大坂の妻女人質化とガラシャの死というところですか。定番ネタをどうヒネってくるのか、楽しみです。
2016年 大河ドラマ「真田丸」キャスト(配役)
もご利用ください。