大河ドラマ「花燃ゆ」 第49回 二人の再婚 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日時:2015/12/06 22:31
さあ、ついにこのドラマの癌であるモトピコと美和さまが再婚します。孫がいるジジイとババアの気色悪いキャッキャウフフをぶちまけてきます。別にジジイとババアが恋愛するのは勝手ですが、ホント、それは2人だけで勝手にやってください。わざわざ大河ドラマでやることじゃありません。
前回の、2人をくっつけようとするせいと美和さまのシーンから再開。せいは、「自分の気持ちを見つめろ」と美和さまを諭します。だから、気持ちとか関係ないんだけど……。
ちなみに、今回は2人が再婚するので明治16年(1883年)。美和さまは数え41歳(満39~40歳)。モトピコは同55歳(同53~54歳)。
モトピコの子で、久坂家に養子入りして史実では美和が養育し、ドラマでは速攻で小田村家に返品された久米次郎にも4人の子どもが生まれています(2人は夭折)。モトピコも美和さまも、孫がいる立派な「ジジイとババア」です。ジジイとババアが「気持ち?」 気持ちが悪い!!!
突然やる気スイッチが入ったモトピコ君、なぜか厨房に立ちます。そしてカーボンフィッシュを生産。この男、何がしたいんでしょうか。
ちなみに、モトピコ君が作ったような顔をしている女児学校(前回作ったのは女児学校じゃなくて女学校なんだけど)は、「料理や裁縫が教えてもらえる」と人気。それって、家で母が娘に教えてたことでは? そんなにありがたいか? 何かズレてないか?
学び場には、また富岡製糸場の女工がやってきます。富岡から前橋まで、遠路はるばるごくろうさま。往復10時間もかけてやってくるより、富岡で本でも読んでた方が賢くなりますよ。ああ、この女工たちはバカだからそんな計算できないってことですか。
一番のバカはこのドラマを作ってる全関係者だけどな。
一方、何の脈絡もなく唐突に久米次郎がやって来きます。まあ勝手にしてください。
モトピコの説得力のない演説を聞いて何かつかんじゃった久米次郎に、モトピコはまたも偉そうに上から目線で「大人になったんじゃな」と評価してやります。いや、親だからこれはいいのか。
まだ美和との再婚に踏み切れないモトピコ君。「美和には美和の人生がある」だそうで。圧倒的に男権社会だった当時、アラフォー寡婦を放り出すのはむしろ酷。モトピコと美和さまの再婚は、男性の法的、経済的保護下に置くという側面もあるのですが。
またも市内漫遊を気取るモトピコ君、「日吉の方を見てくる」。日吉町のあたりか。県庁から日吉町まで……歩けなくはないけどクルマを使いたいな。実家が日吉町の私としては。
モトピコが学び場を通りがかると、そこにはガーデニングをエンジョイする美和さまの後ろ姿が。もちろん、「美和さま」を見ていたんでしょう。分かりますよ、もちろん、ええ。でも、
美和さまの尻をガン見
していたように見えなくもない。というかそう見えた。
美和さまがいじっていたのはパンジー。江戸末期にオランダから伝来していたそうなので、時代考証的にはセーフ。花言葉は、「もの思い」「私を思って」だって(笑)。美和さま、ほしがり屋さんですねぇ。
美和さまは、「母に説得される」都合により、萩に行くことに。秀次郎云々は、美和さまを萩に移動させるための「大人の事情」ですね。
不在時用に女中を雇うという美和ですが、それを断りプロポーズするモトピコ。もちろん、いろいろな思いや事情を熟考した末の求婚だったのでしょう。分かりますよ、もちろん、ええ。でも、
美和さまの尻が気に入ったのか?
と思えなくもない。というかそう思った。
そして美和さまはあっという間に萩の杉家へ。そこへ秀次郎と辰路が訪問。ここで暮らしていたことを覚えているという秀次郎。美和さまに理不尽な仕打ちを受けたことも覚えてるのでしょうか。
退屈だなー。早く終わらないかなー。
美和さまは滝とツーショットになると、モトピコのことを相談。
退屈だなー。早く終わらないかなー。
そして、美和さまはあっという間に前橋に戻ります。
一方、県庁では前橋までの鉄道敷設が課題になっていましたが、何と美和さまが戻ってきたことの方が優先されます。さすが美和さまです。
鉄道より価値がある美和さまは、久坂玄瑞の手紙を取り出して燃やそうとします。おいおい、ひどい話だなおい。久坂美和は、再婚に際して「久坂の手紙を持ったままでよい」という条件を飲ませたほど久坂の手紙を大切にしていた。美和の唯一に近いまともなエピソードなのに、それすら踏みにじりますか。このドラマの関係者はどこまでゲスなんでしょう。クズどもが作るゴミドラマは見ていてツラいな-。
そして、美和さまをとめ、手紙を持っていろというモトピコ。「久坂ごと妻になってほしい」ってか。五代君(朝ドラの五代友厚ではない)のつもりか。これを聞いてプロポーズを受ける美和さま。響子さん気取りか。
『涙袖帖』(玄瑞の文宛てメール集)を持っての再婚は史実なので、いわば「リアルめぞん一刻最終回」ではあるのですが、全然感動できないというか吐き気がする『花燃ゆ』。『めぞん一刻』は泣けるのになー。
ここから先は正視に耐えないクソっぷり。このドラマのクオリティはどこまで落ちていくのか。まさに底なしです。
大変です~と、モトピコと美和さま入籍を知らせにくる鈴木栄太郎。「俺、何でこんなバカなことやらされてんだ」と思ってることでしょう。相島一之、お気の毒です。あなたの演技は悪くない。だが、このドラマのオファーを受けたのが悪かったのです。
こうして、ジジイとババアの再婚で各所大盛り上がり。これと反比例するように盛下がる私の心。何このくだらないシーンのオンパレード。今さらクオリティの低さをアピールしなくてもいいんですよ?>NHK
そこへ、鹿鳴館から招待状。イエローどもが白人の猿まねをしていると笑われた黒歴史モノの国辱箱物ですね。会社が丸の内のあったときは、よく跡地の前を歩いたなぁ。
東京の毛利邸で洋食を振る舞われる美和さまとモトピコ。長州のかじ取りをして参与になり(他の参与は辞任を認められなかったのに、モトピコだけ辞任受理)、木戸も一目置いていた、日本のかじ取りができるほどの偉人たるモトピコですが、肉を切るのは苦手なご様子です。
そこへ、ドレス登場。気後れする美和さまですが、「お前なら大丈夫じゃ」と励ますモトピコ。えっと、久坂に「ブサイクはマジでムリなんですけど」と言われた美和さまですが?
やれやれ、後1回ですか。ツライ1年だった……。まぁ、来年も楽観視できませんけどね。三谷かー。『ステキな金縛り』とか『清須会議』とか、つまらなすぎて最後まで見られなかったしな……。
2015年 大河ドラマ「花燃ゆ」キャスト(配役)
大河ドラマ「花燃ゆ」 主要人物年齢年表(松下村塾+α)
もご利用ください。
前回の、2人をくっつけようとするせいと美和さまのシーンから再開。せいは、「自分の気持ちを見つめろ」と美和さまを諭します。だから、気持ちとか関係ないんだけど……。
ちなみに、今回は2人が再婚するので明治16年(1883年)。美和さまは数え41歳(満39~40歳)。モトピコは同55歳(同53~54歳)。
モトピコの子で、久坂家に養子入りして史実では美和が養育し、ドラマでは速攻で小田村家に返品された久米次郎にも4人の子どもが生まれています(2人は夭折)。モトピコも美和さまも、孫がいる立派な「ジジイとババア」です。ジジイとババアが「気持ち?」 気持ちが悪い!!!
突然やる気スイッチが入ったモトピコ君、なぜか厨房に立ちます。そしてカーボンフィッシュを生産。この男、何がしたいんでしょうか。
ちなみに、モトピコ君が作ったような顔をしている女児学校(前回作ったのは女児学校じゃなくて女学校なんだけど)は、「料理や裁縫が教えてもらえる」と人気。それって、家で母が娘に教えてたことでは? そんなにありがたいか? 何かズレてないか?
学び場には、また富岡製糸場の女工がやってきます。富岡から前橋まで、遠路はるばるごくろうさま。往復10時間もかけてやってくるより、富岡で本でも読んでた方が賢くなりますよ。ああ、この女工たちはバカだからそんな計算できないってことですか。
一番のバカはこのドラマを作ってる全関係者だけどな。
一方、何の脈絡もなく唐突に久米次郎がやって来きます。まあ勝手にしてください。
モトピコの説得力のない演説を聞いて何かつかんじゃった久米次郎に、モトピコはまたも偉そうに上から目線で「大人になったんじゃな」と評価してやります。いや、親だからこれはいいのか。
まだ美和との再婚に踏み切れないモトピコ君。「美和には美和の人生がある」だそうで。圧倒的に男権社会だった当時、アラフォー寡婦を放り出すのはむしろ酷。モトピコと美和さまの再婚は、男性の法的、経済的保護下に置くという側面もあるのですが。
またも市内漫遊を気取るモトピコ君、「日吉の方を見てくる」。日吉町のあたりか。県庁から日吉町まで……歩けなくはないけどクルマを使いたいな。実家が日吉町の私としては。
モトピコが学び場を通りがかると、そこにはガーデニングをエンジョイする美和さまの後ろ姿が。もちろん、「美和さま」を見ていたんでしょう。分かりますよ、もちろん、ええ。でも、
美和さまの尻をガン見
していたように見えなくもない。というかそう見えた。
美和さまがいじっていたのはパンジー。江戸末期にオランダから伝来していたそうなので、時代考証的にはセーフ。花言葉は、「もの思い」「私を思って」だって(笑)。美和さま、ほしがり屋さんですねぇ。
美和さまは、「母に説得される」都合により、萩に行くことに。秀次郎云々は、美和さまを萩に移動させるための「大人の事情」ですね。
不在時用に女中を雇うという美和ですが、それを断りプロポーズするモトピコ。もちろん、いろいろな思いや事情を熟考した末の求婚だったのでしょう。分かりますよ、もちろん、ええ。でも、
美和さまの尻が気に入ったのか?
と思えなくもない。というかそう思った。
そして美和さまはあっという間に萩の杉家へ。そこへ秀次郎と辰路が訪問。ここで暮らしていたことを覚えているという秀次郎。美和さまに理不尽な仕打ちを受けたことも覚えてるのでしょうか。
退屈だなー。早く終わらないかなー。
美和さまは滝とツーショットになると、モトピコのことを相談。
退屈だなー。早く終わらないかなー。
そして、美和さまはあっという間に前橋に戻ります。
一方、県庁では前橋までの鉄道敷設が課題になっていましたが、何と美和さまが戻ってきたことの方が優先されます。さすが美和さまです。
鉄道より価値がある美和さまは、久坂玄瑞の手紙を取り出して燃やそうとします。おいおい、ひどい話だなおい。久坂美和は、再婚に際して「久坂の手紙を持ったままでよい」という条件を飲ませたほど久坂の手紙を大切にしていた。美和の唯一に近いまともなエピソードなのに、それすら踏みにじりますか。このドラマの関係者はどこまでゲスなんでしょう。クズどもが作るゴミドラマは見ていてツラいな-。
そして、美和さまをとめ、手紙を持っていろというモトピコ。「久坂ごと妻になってほしい」ってか。五代君(朝ドラの五代友厚ではない)のつもりか。これを聞いてプロポーズを受ける美和さま。響子さん気取りか。
『涙袖帖』(玄瑞の文宛てメール集)を持っての再婚は史実なので、いわば「リアルめぞん一刻最終回」ではあるのですが、全然感動できないというか吐き気がする『花燃ゆ』。『めぞん一刻』は泣けるのになー。
ここから先は正視に耐えないクソっぷり。このドラマのクオリティはどこまで落ちていくのか。まさに底なしです。
大変です~と、モトピコと美和さま入籍を知らせにくる鈴木栄太郎。「俺、何でこんなバカなことやらされてんだ」と思ってることでしょう。相島一之、お気の毒です。あなたの演技は悪くない。だが、このドラマのオファーを受けたのが悪かったのです。
こうして、ジジイとババアの再婚で各所大盛り上がり。これと反比例するように盛下がる私の心。何このくだらないシーンのオンパレード。今さらクオリティの低さをアピールしなくてもいいんですよ?>NHK
そこへ、鹿鳴館から招待状。イエローどもが白人の猿まねをしていると笑われた黒歴史モノの国辱箱物ですね。会社が丸の内のあったときは、よく跡地の前を歩いたなぁ。
東京の毛利邸で洋食を振る舞われる美和さまとモトピコ。長州のかじ取りをして参与になり(他の参与は辞任を認められなかったのに、モトピコだけ辞任受理)、木戸も一目置いていた、日本のかじ取りができるほどの偉人たるモトピコですが、肉を切るのは苦手なご様子です。
そこへ、ドレス登場。気後れする美和さまですが、「お前なら大丈夫じゃ」と励ますモトピコ。えっと、久坂に「ブサイクはマジでムリなんですけど」と言われた美和さまですが?
やれやれ、後1回ですか。ツライ1年だった……。まぁ、来年も楽観視できませんけどね。三谷かー。『ステキな金縛り』とか『清須会議』とか、つまらなすぎて最後まで見られなかったしな……。
2015年 大河ドラマ「花燃ゆ」キャスト(配役)
大河ドラマ「花燃ゆ」 主要人物年齢年表(松下村塾+α)
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