大河ドラマ「花燃ゆ」 第11回 突然の恋 感想
カテゴリ:花燃ゆ
日時:2015/03/15 22:39
今回は、目的のためなら善人面して何度でも裏切る伊之助の謀略成功と、文の唯一知られたエピすら踏みにじり、もはや「マジで主人公文じゃなくていいじゃん」という思いを新たにした文の縁談エピを、これ以上ないというくらいつまらなく描く中弛み満載でまとめたお話。スゲー、ビックリするくらいつまらん。大河スタッフの中に、誰も「この脚本でいいの?」って思う人いなかったの? 自分たちが面白いモノを作ってるのかどうか、分からないわけないよね?
安政4年(1857年)11月、文之進から正式に松下村塾を継承します。すると、唐突に「女大学」の講義が開催され、女性が集まったからにはガールズトークに突入。講義が「女大学」だったので、当然のように「嫁入り」がトークのテーマになります。
すみ「心ときめくような出会いがしとうございます」
はぁ? お前、この時代に自由恋愛で結婚できると思ってんの? 嫁入りにトキメキとか、何言っちゃってんの? この時代の女性が、「出会い」なんて期待しなかったと思うけどなぁ。
松下村塾では、稔麿からのメールで議論沸騰。通商条約を認める認めないと、勝手に議論。あー、選挙権もないお子ちゃまたちの政治談義。イタイタしくて見てらんない。 その議論に水を差すイッセー前原。何かとにかく憂いているのは分かりましたが、何をどうしたいのやら、とっちらかっていて困ります。まぁ、最後の最後までとっちらかっていたから維新後に萩の乱を起こして駆除されちゃうんですね。私は保守的なんで、不満があるからといって反乱を起こすイッセーやら西郷やら、キライなんですよ。
そこに乱入する寿。最後まで伊之助に尽くした良妻のはずが、文さまをアゲるためか変なキャラ付けされていて本当に気の毒です。(本物の)寿さんは大河関係者を祟るべき。
嵐のごとき寿が去ると、塾生たちは文の縁談についてフリートーク。前回同様、言葉尻にいちいち反応して動揺するポンコツ玄瑞。2回目だと大して面白くないなぁ。それより、利助に「誰だ!」ってやってほしかった。
ここで、「文は美人じゃないし、俺の好みじゃない」と、文の唯一ともいえるエピを織り込んできます。井上真央が文役に決まり、『松陰の妹がこんなに可愛いわけがない』と言われ続けた花燃ゆ。文との縁談を「俺、ブサイクはダメなんで、マジ無理っす」とガチで断った玄瑞と、最初から文にラブラブなポンコツ玄瑞。さてどう整合を付けるのかと思ったら、ポンコツ玄瑞のツンデレ化であっさり処理。
寿の強引な良縁ゲット計画のため、ツンツンしながら文につきそうポンコツ玄瑞。それどころか椋梨家の門前でハチ公のように文を待つ有様。中の様子を知りたくね? と挑発する春風ちゃんに引っかかり、屋敷の様子をうかがおうとしたのか、椋梨の家士に捕まるポンコツっぷりまで披露。春風ちゃんは捕まらなかったあたり、やはり要領がいい。
そしてドラマのように都合のいいタイミングで現れた美鶴さん。寿が縁談の世話を懇願すると快諾します。ノベライズはこれだけのシーンですが、ドラマでは視線だけでポンコツ玄瑞の内面まで見透かすかのような演出あり。表情だけで演技しちゃう若村麻由美はさすが。
さあ、ダレダレタイムスタートです。イッセー前原と文ママのダルダルトーク。つまんね。
幕府へ提出するリポート作成に行き詰まり、周布を頼ろうとする伊之助。サシ飲みしながら意見を開陳。が、酒癖の悪さが後世にも鳴り響く周布さんは既に泥酔気味。ここはまた舌禍が期待されるところです。
が、ちとスネているところはあるものの、ここは周布さんが正論。椋梨が動かせないから周布に動いてもらおうとし、周布を裏切っておいて今度は椋梨を裏切る。伊之助視点では藩のため、日本のためというイタい大義があるのでしょうが、やっていることは周布の言う通りです。
で、周布に振られた伊之助がポンコツ玄瑞を見つけ、またまた退屈なポンコツトークを展開。私を眠りに誘います。
そしてついに、ご公儀へ提出するリポートをそうせい侯にお披露目する日を迎えます。ここで椋梨を裏切り、突然条約締結反対を唱えるデビルマン伊之助。すると、あっさり意見を翻すお歴々。何だコリャ。
すると、寿が椋梨の門前で見舞いに来たとわめく、ノベライズにもないヘンなシーンが挿入されます。武家の内室が供も付けずにウロウロと出歩くなんて、何てはしたない。寿がどんどんヘンな女にされてしまいます。寿さん、本気で祟った方がいい。
数日後、文とポンコツ玄瑞を呼び出す松陰。何と、ポンコツ玄瑞と文の縁談が伊之助の発案にされてしまいました。イラナイ子の伊之助を話に絡めるため、ムチャクチャやりおる。すると、
文、キュンとしちゃう。
何これ。
2015年 大河ドラマ「花燃ゆ」キャスト(配役)
大河ドラマ「花燃ゆ」 主要人物年齢年表(松下村塾+α)
もご利用ください。
安政4年(1857年)11月、文之進から正式に松下村塾を継承します。すると、唐突に「女大学」の講義が開催され、女性が集まったからにはガールズトークに突入。講義が「女大学」だったので、当然のように「嫁入り」がトークのテーマになります。
すみ「心ときめくような出会いがしとうございます」
はぁ? お前、この時代に自由恋愛で結婚できると思ってんの? 嫁入りにトキメキとか、何言っちゃってんの? この時代の女性が、「出会い」なんて期待しなかったと思うけどなぁ。
松下村塾では、稔麿からのメールで議論沸騰。通商条約を認める認めないと、勝手に議論。あー、選挙権もないお子ちゃまたちの政治談義。イタイタしくて見てらんない。 その議論に水を差すイッセー前原。何かとにかく憂いているのは分かりましたが、何をどうしたいのやら、とっちらかっていて困ります。まぁ、最後の最後までとっちらかっていたから維新後に萩の乱を起こして駆除されちゃうんですね。私は保守的なんで、不満があるからといって反乱を起こすイッセーやら西郷やら、キライなんですよ。
そこに乱入する寿。最後まで伊之助に尽くした良妻のはずが、文さまをアゲるためか変なキャラ付けされていて本当に気の毒です。(本物の)寿さんは大河関係者を祟るべき。
嵐のごとき寿が去ると、塾生たちは文の縁談についてフリートーク。前回同様、言葉尻にいちいち反応して動揺するポンコツ玄瑞。2回目だと大して面白くないなぁ。それより、利助に「誰だ!」ってやってほしかった。
ここで、「文は美人じゃないし、俺の好みじゃない」と、文の唯一ともいえるエピを織り込んできます。井上真央が文役に決まり、『松陰の妹がこんなに可愛いわけがない』と言われ続けた花燃ゆ。文との縁談を「俺、ブサイクはダメなんで、マジ無理っす」とガチで断った玄瑞と、最初から文にラブラブなポンコツ玄瑞。さてどう整合を付けるのかと思ったら、ポンコツ玄瑞のツンデレ化であっさり処理。
寿の強引な良縁ゲット計画のため、ツンツンしながら文につきそうポンコツ玄瑞。それどころか椋梨家の門前でハチ公のように文を待つ有様。中の様子を知りたくね? と挑発する春風ちゃんに引っかかり、屋敷の様子をうかがおうとしたのか、椋梨の家士に捕まるポンコツっぷりまで披露。春風ちゃんは捕まらなかったあたり、やはり要領がいい。
そしてドラマのように都合のいいタイミングで現れた美鶴さん。寿が縁談の世話を懇願すると快諾します。ノベライズはこれだけのシーンですが、ドラマでは視線だけでポンコツ玄瑞の内面まで見透かすかのような演出あり。表情だけで演技しちゃう若村麻由美はさすが。
さあ、ダレダレタイムスタートです。イッセー前原と文ママのダルダルトーク。つまんね。
幕府へ提出するリポート作成に行き詰まり、周布を頼ろうとする伊之助。サシ飲みしながら意見を開陳。が、酒癖の悪さが後世にも鳴り響く周布さんは既に泥酔気味。ここはまた舌禍が期待されるところです。
が、ちとスネているところはあるものの、ここは周布さんが正論。椋梨が動かせないから周布に動いてもらおうとし、周布を裏切っておいて今度は椋梨を裏切る。伊之助視点では藩のため、日本のためというイタい大義があるのでしょうが、やっていることは周布の言う通りです。
で、周布に振られた伊之助がポンコツ玄瑞を見つけ、またまた退屈なポンコツトークを展開。私を眠りに誘います。
そしてついに、ご公儀へ提出するリポートをそうせい侯にお披露目する日を迎えます。ここで椋梨を裏切り、突然条約締結反対を唱えるデビルマン伊之助。すると、あっさり意見を翻すお歴々。何だコリャ。
すると、寿が椋梨の門前で見舞いに来たとわめく、ノベライズにもないヘンなシーンが挿入されます。武家の内室が供も付けずにウロウロと出歩くなんて、何てはしたない。寿がどんどんヘンな女にされてしまいます。寿さん、本気で祟った方がいい。
数日後、文とポンコツ玄瑞を呼び出す松陰。何と、ポンコツ玄瑞と文の縁談が伊之助の発案にされてしまいました。イラナイ子の伊之助を話に絡めるため、ムチャクチャやりおる。すると、
文、キュンとしちゃう。
何これ。
2015年 大河ドラマ「花燃ゆ」キャスト(配役)
大河ドラマ「花燃ゆ」 主要人物年齢年表(松下村塾+α)
もご利用ください。