大河ドラマ「天地人」 第6回 いざ、初陣

カテゴリ:天地人
日時:2009/02/08 21:24

今回はやたらと舞台的なセット&ライティングだったなぁ。こういう、いかにも狙ってる感がありありな演出は嫌い。黛りんりんと同じ臭いがする高橋陽一郎も嫌い。「斬新な演出」なんかイラナイから、もっと手堅くキチっと作ってくれよ。

そもそも、謙信が槍をよけてる冒頭のシーンに失笑である。謙信の「カッコイイ」戦ぶりを見せたかったんだろうが、大将の本陣に敵兵が攻め込んでるようじゃダメだろ。マヌケな演出である。

大将が敵兵に襲われるほど戦がヘタっぴ&ピンチな上杉軍。今度は夜襲を敢行。原作だと、後半で「背後を襲うのは義ではない」といって追撃戦をしなかったが、夜襲はOKですか。上杉の「義」の基準は難しいのう。ドラマ後半で矛盾が生じなければよいが。 今回もいいヤツっぷりを発揮する景虎。ヘタレ兼続の怪我に配慮したり、例の喜平次犬乱闘事件のフォローを入れようとするなんて。家臣と一緒に犬を「喜平次」と呼んで喜んでいた原作とは大違いである。御館の乱を相当悲劇的にするつもりだな……。

しかしまぁ、兼続一騎打ちシーンにしても乱闘事件にしても、変な演出のせいで迫力はまったくないな。「義経」のりんりん演出みたいで、生理的に受け付けん。そういえば、お花畑で斬り合いも義経最終回でやってたな。アレも演出はりんりんだったか……。

そして今回も泣いた兼続。今のところ泣きシーン皆勤賞。このまま全話泣き続けるか? タイトルも「天地人」から「泣き虫、兼続」にしてはどうか。

それから、北斗七星を見上げるお藤……。脇に死兆星が輝いていそうで困る。

予告の、分身している謙信も気になるなぁ。何だアレ? そういえば、リュウケンがあんなことしてたな。七星点心だっけ。ついに阿部ケンシロウ、奥義炸裂か?