大河ドラマ「おんな城主 直虎」 第36回 井伊家最後の日 感想

カテゴリ:おんな城主 直虎
日時:2017/09/10 20:08

井伊谷の連中の、順風満帆な再就職を垂れ流すヌルいお話です。直虎が還俗したところでマジで「もう終わりでいいよ」と思いましたが、来週からは面白くなる……かな?

ではドラマスタート。掛川城を出た今川氏真は、北条家へ。北条氏康とも話が弾んで結構なことです。

井伊谷では、近藤康用がリハビリ開始か、と思ったらいきなり立っちゃいました。絶対「クララが立った」を意識してるだろ、って演出で萎えます。これですっかり善人化した近藤が、新野らを召し抱えてもいいよ、と井伊直虎にオファー。

続いて虎松問題が前進。わびを入れに来た常慶が、虎松に松下をプレゼントするとオファー。

さらに悩む直虎に、もう井伊は終わらせようぜと言う南渓。小野政次の形見の碁石もボッシュート。こうして、井伊家終了が決定します。

直虎は、隠し里の連中と虎松に井伊家終了のお知らせ。虎松は母しのが嫁いだ松下源太郎(清景)の下へ。早速「父上」と呼んで、新生活を良好にスタート。旧家臣らも近藤や松下に召し抱えられます。一族郎党皆討ち死にするわけでもなく、皆殺しにされるわけでもなく、井伊家終了といってもヌルいソフトランディングです。 相変わらず嫁げないあやめが不憫ですが。

龍雲丸は直虎にプロポーズ。自分に対してとは分からずボケたおしつつ、動揺する直虎というありがちなエピを挟みつつ、龍雲丸の思いに応える直虎。還俗して一農婦として生きる道を選んだのじゃ。

めでたしめでたし。もう、「おんな城主 直虎 完」でいいよ。

90%くらい、もう終わりでいいよって思いなのですが、ドラマは続きます。面白くしてくれるなら歓迎なのですが。

元亀二年(1571年)10月、氏康死亡。再び時代が動き始めます。

氏康の死を知り大喜びの武田信玄。何だかサンバでも踊り出しそうな勢いです。というか何か踊ってるし。

北条家を追い出された氏真は、徳川家康の居城浜松に転がり込んできます。瀬名の名まで持ちだして家康のご機嫌を取ろうとする氏真と春。一見あわれのようでいて、屈託の色が見えないあたり、案外この2人はハッピーなのかもしれません。悪びれもせず旧敵に平気で頼れる氏真、今後も出てくるなら意外に面白いキャラになるかも。

元亀三年。信玄が西上を開始。ここでようやく、間者フラグを立てていた高瀬が再び怪しげな表情を浮かべたところで今回はおしまい。

2017年 大河ドラマ「おんな城主 直虎」キャスト(配役)
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