大河ドラマ「功名が辻」 第28回 出世脱落

カテゴリ:功名が辻
日時:2006/07/16 21:28

にゃんまげ家康の家臣団も徐々に登場(そのうち井伊とかも出るのかなー)。おや? 佐久間信盛が混じってるぞ? と思ったら本多作左か。歳のせいか、田中健=佐久間の固定概念が頭から離れなくて困る。ちなみに、本多作左(重次)といえばショートメール、

一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ

である。

論功行賞からの流れはおおむね原作どおり。数字は若干異なっており、ドラマでは300石加増で3800石だが、原作は500石加増で3500石。史実はどうだったかな。酔っ払っていて調べる元気がない。 そういえば、秀吉が官兵衛のことを「かんぴょうえ」と発音していたな。以前は「かんべえ」と発音していたような気がするのだが……。

ちなみに、当時の宣教師が書いたアルファベット表記などから、「かんべえ」ではなく「かんぴょうえ」と発音されていたことが知られており、司馬遼も「播磨灘物語」そのほかでその点に触れている。

論功行賞にがっかりして出家云々も、表面上はほぼ原作どおり。ただし、そのテイストはまったく異なっている。原作の一豊はやや軽薄で、出家を(なんちゃって)決意するまでの流れは完全にコントである。ドラマのような悲壮感はない。また、一豊に死を迫るのはドラマの一豊ママンに対して、原作は笑厳坊主というゲストキャラであった。

この部分を原作とは異なる演出にしたこと自体は別によいのだが、ドラマはちとダラダラしていて退屈だったなぁ。というか、この部分に限らず、今回は展開が遅くてつまらなかった。