大河ドラマ「功名が辻」 第15回 妻対女

カテゴリ:功名が辻
日時:2006/04/16 21:38

今回はストーリーの大枠は悪くなかった。細かいところは粗がゴロゴロしているが。

天正3年、長篠直前なので今回は1575年である。堀尾家は、1573年生まれの金介がすでに生まれているはず。とすると、三原じゅん子が孕んだのは1577年生まれのパクられ忠氏? ……って、やっぱり早過ぎだよな。乙葉にいたっては、存在自体がオリキャラくさい。中村一氏の正室は池田恒興の娘で、嫡子は1590年生まれの一忠。乙葉って、どうみても信長の乳兄弟の娘には見えないよなぁ。

それから、「そのために」山いもを食うべきなのは夫だと思う。>千代さん 何となく家康に見える市之丞はイイことをいうのだが、その妻が時代錯誤なことをいい出して失笑。子ができなければ負い目を感じなければいけず、妻が妾(そばめ)を夫に勧めるのが常識の「時代」に、このおばさんは何をいうやら。母代わりなのだから、「ちゃんと妾をお勧めしなさい」と千代を叱る方が自然だと思うけど。

原作どおり、食客として山内家に入り込む六平太はいいのだが、戦国の中心で愛を叫ぶ懲りんを妻として紹介したら、吉兵衛たちが不審に思うだろ。吉兵衛に取り入って気に入られるシーンは無意味になったなぁ。

一豊の雪隠シーンは、もうコント。2度目のシーンなんて、床が抜けたりタライが落ちてきても不思議ではない雰囲気だった。

来週は長篠か……。相変わらず「三段撃ち」だの「武田の騎馬隊」だの、時代遅れの単語が飛び交うショーモナイ合戦描写になりそうだ。