大河ドラマ「義経」 第13回 源氏の決起

カテゴリ:義経
日時:2005/04/03 21:38

超有名な「木の下」(このした)イベント発生。摂津源氏頼政子・仲綱(光石研)の名馬をしつこくねだる宗盛(鶴見辰吾)。木の下に「仲綱」の焼き印をして侮辱するなど、通説俗説に非常に忠実な造りであった。

前回の宴会時から平氏にムカついていた頼政も、ついにブチ切れ。以仁王(岡幸二郎)を担ぎ出して平氏追討の令旨を出させるまでの流れも手堅くまとめられていた。 ここまできて、さっそくダメっぷりを発揮したのが行家(大杉漣)。ナレーションでも「トラブルメーカー」と評されていたが、コイツが動くとかならず問題が発生する。史実でも以仁王の挙兵は事前に露見するわけだが、その原因が行家というのは異常に説得力がある。この部分はうまかったね。

頼朝の思慮深さ、フケた政子(財前直見)の口出しぶりもいい感じ(あっさり「結婚済み」ってことにしちゃったのね……)。が、義仲の書き方が少々バカっぽすぎないか?

頼政の動向を探るため、頼政邸に向かった知盛。そこで、屋敷に火を放ち、微笑みつつ炎の中に消える頼政を目撃する。をー、何かカッコいいぞ丹波哲郎。今回のベストシーンだな。宇治の戦いで意地を見せてくれよ>霊帝の末裔。

今回は有名なエピソード満載だったためか、全体的に破綻がなかったような。つまり、脚本の自由度とダメダメ度は比例するということか?

ところで、政子が亀の前の家をブチ壊す話はナシっすか?