大河ドラマ「おんな城主 直虎」 第43回 恩賞の彼方に 感想

カテゴリ:おんな城主 直虎
日時:2017/10/29 21:57

井伊直政の色小姓説やら論功行賞に心を砕く家康などをやりつつ、大した話題もない井伊谷をがんばってからませてきます。井伊谷やらおとわやら、どうでもいいんだけど。

家康の「色小姓ということにしよう」という提案を「立場ではなく働きをもって、あの者らをねじ伏せとうごじます」(キリッ)と断る万千代さん。取りあえず、小姓に昇進します。

家康小姓ズはオープニングに役名がクレジットされませんが、小五郎、犬丸、釜吉、弥七郎だそうです。ナントカ48などと同様、特に個体識別する必要はなさげですが。

浜松城は手柄あらためで大賑わい。四半刻も武功を申し立てていたという朝比奈泰勝ですが、ドラマではセリフが大幅カット。ノベライズにはもっとクドクドと武功が並べられているのですが、まあどうでもいいのでスルーします。

盛りぎみの申し立てを前に、論功行賞に励む家康。万千代は、そんな家康をサポートするため集計すると申し出ます。ノベライズによると、「家康が先に休み、一覧表を作り終えたところまでは覚えているのだが、片づけをしようとして眠り込んでしまったらしい」とあるので、集計は完了していたようです。(このドラマの)万千代が現代にいたら、さぞ立派なExcel職人になったことでしょう。 家康に起こされて、慌てて寝所から出る万千代。そこで小五郎と鉢合わせ。万千代、そのタイミングで寝癖を直すな。

小姓としての役目拡大を目指す万千代は、薬に目を付けます。井伊谷から薬をただでゲットするため、土砂どめマニュアルを作成。その礼として井伊谷から薬が届きます。

早速薬を家康に届けようとしたら、一山いくらの小姓ズに妨害されます。これを退けるため、「ご寵愛を頂いたぞ!」と言い放つ万千代。おい、「働きをもって」じゃなかったのかよ。

家康「何じゃ、結局、色小姓ということにしたのか」
万千代「面倒になりまして」

そして、岡崎仕置きの根回しを命じられます。なかなかセンシティブな内容ですが、徳川信康の聡明さもあってあっさり解決。信康、もうすぐ死んじゃうけど。

浜松で諏訪原城を今川に与える旨が告知され、酒井忠次が文句を言ったりするくだりの後、本多忠勝榊原康政の会話が挿入されます。ここで万千代が俎上に上ります。ドラマではセリフがカットされていたため、康政のセリフに少々唐突感がありました。

康政「井伊の小童が進言でもしたのではないか。(後略)」
忠勝「しかしまぁ、見ておると昔のお前によう似ておるしの。殿がお気に召すのも無理もないかもしれぬ」
康政「俺は寝所勤め(ねやづとめ)から成り上がったわけではない! 体を張って殿をお守りしてきた!」
忠勝「ね……寝所?」
康政「小姓どもの噂じゃがの。(ここだけドラマで使われたセリフ)あの者は、われらとは違う道で殿のお心をつかんでいくのかもしれぬ」

そして天正6年(1578年)。万千代、初陣するってよ。

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