大河ドラマ「おんな城主 直虎」 第17回 消された種子島 感想

カテゴリ:おんな城主 直虎
日時:2017/04/30 22:05

今回は、種子島導入とそれにつけ入る政次の話と負け犬虎松の再生が同時進行。中野直之は種子島導入推進派、方久は消極派、井伊直虎はコスト高を理由に反対派になります。

そこで、購入ではなく井平での自主生産を思い付く直虎さん。早速井平に行き、刀鍛冶の五平に依頼します。五平さん、表面的に見えている部分はすぐさま工法のめどをつける有能っぷりを示します。

が、種子島生産のネックはバレル後部のボルト。火薬の爆発によって生じたガスを後ろに吹き出さないように食い止め、そのエネルギーを全て前に向けなければなりません。ネジというものを知らなかった日本人が最も悩んだ部分。これを五平さんがクリアできるか?

直之が種子島打ち方講座のときに撃った弾は亥之助に拾われ、政次の下へ。政次は、一目見ただけで種子島の弾であることを見抜きます。

直虎がまた何やら始めたと見当を付けた政次は、早速探りを入れます。その際、六左衛門の様子をうかがう政次、それを見越して六左衛門には伏せておいた直虎など、心理戦の描写はなかなかよかった。

一方、手習いを始めた虎松が皆に手加減されていることを見とがめた直虎は、手加減無用を宣言。結果、虎松はフルボッコされて登校拒否。

虎松の教育方針に悩んでいると、またも龍雲丸に遭遇。虎松のことを相談すると、「とにかく何かで一度勝たせてやったらよい」という龍雲丸。で、またも水筒を受け取らずに走り去る直虎。落ち着きのない人ですなぁ。 で、夜になってから虎松の部屋に侵入する直虎。ハシゴを持参するなど、やたらと手が込んでいます。見張り番に見とがめられて賊と間違われるなど一悶着の末、虎松を預かることになった直虎さん。五目並べの特訓を始めます。

こうして亥之助と五目並べ対決をする虎松。盤上の石の数から察するになかなか粘ったようですが、虎松敗北。が、虎松は再戦を要求。直虎直伝の、「勝つまでやめない」作戦です。

まぁ、教育方針としてはいいと思いますけどね。直虎自身がやった、何かを賭けての勝負でこの作戦を使って、たった1回の勝ちだけで報酬を要求するのは何か違うよな、やっぱり。

取りあえず、負けても心が折れなくなった虎松を見て、直虎の方針を受けいるしの。しのが直虎に歩み寄る第一歩です。

そこへ、直之が駆け込んできて、直虎は館に呼び戻されます。種子島と、試作品が盗まれたという。そこへ現れた政次。謀反を疑い、直虎に後見を降りろと詰め寄ったところで今回はおしまい。

と、虎松の話をグダグダと見せられ、何やらいい感じでまとめてましたが、子どもを持つ家庭にとっては当たり前のことでは? ウチの子どもたちも、UNOやババ抜き、オセロ、将棋、すごろくなどで負けるたびにかんしゃくを起こして泣き、もうやらないとすねてますよ。長男は落ち着いてきましたが、最近は次男が大騒ぎですよ。直虎 第17回を見る前にも家族でババ抜きをやっていて、負けた次男がカードをぶちまけて号泣してましたよ。虎松がヘタレだ、強くなった、という話じゃなくて、単に子どもには負けを許容できない時期があるってだけの話ですよね。その程度のことに大人たちが右往左往し過ぎで笑えます。

まーいいです。虎松、成長したね! しのも成長したね! よかったね!

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