大河ドラマ「花燃ゆ」 第15回 塾を守れ! 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日時:2015/04/12 21:36

今回は、松陰の「僕の言う通りにしてくれないから絶交だからね!」という、実に幼稚なメールで笑わせてくれます。引きこもっているとロクな人間になりません。心ある人は、このダメ人間を通して社会に出ることの大切さを再認識することでしょう。

安政6年(1859年)1月。営業を再開したFumizon、早速野山獄におにぎりやきんぴらを配送。が、松陰はお勉強に集中。

松陰「僕は信じています。真心を尽くせば必ず伝わる」

ふむ、「長州など一度滅びればええんです」という、自分だけが正しくてその主張を通すためなら周りがどうなろうと知ったことかというのが真心ですか? まぁ、引きこもって勉強ばかりしてたら頭がおかしくなっても仕方がありません。

こうしてますます頭がおかしくなったキ○ガ○松陰から江戸へ、テロのお誘いメールが届きます。

晋作「間部1人殺したところで何もならん」
キ○ガ○師匠と違って、弟子はまともな判断力を残しているようです。引きこもってないで社会に出ることの重要性を思い知らされます。 都会で現実を肌で感じているポンコツと春風ちゃんから、田舎者の引きこもり(昔は江戸やトーホグにも行ったけど)にリプライが届きます。

ポンコツ&春風「現実を見ろ」

一方、田舎者の塾生は徒党を組んで、小田村家の前で無礼千万なシュプレヒコール。ま、あのキ○ガ○師匠の弟子どもじゃ仕方がない。自分たちだけが正しいと思ってるんでしょうからね。

が、出てきた伊之助に軽く論破される塾生ども。

ポンコツ&春風ちゃんに軽く拒否られたキ○ガ○が、再び江戸にメール。何かと思えば、「僕の言う通りにしてくれないからもう絶交だもん!」だって。幼稚園児か。

さすがに見かねた穏健派のズラじゃない桂から、「もうキ○ガ○のメールを送ってくるな」というメールが到着。さらに、キ○ガ○の筆と硯をボッシュート。

周りからどんどんハブられて気の毒な状態のはずなのですが、全然同情できません。

が、キ○ガ○包囲網に穴を開けたのが、敏三郎。キ○ガ○の特攻プラン「伏見要駕策」を持ち出し、塾生に渡してしまいます。京伏見で敬親を待ち伏せし、御所で攘夷を願い出るという直訴作戦案。つまり、塾生に死を覚悟で直訴しろと命令しているわけです。

安全とナメてかかっていた伊之助には「卑怯者」などと無礼なことを平気でわめく塾生どもですが、伏見要駕策のヤバさにはさすがにドン引き。「俺は行けん!」と遁走する亀太郎の正直っぷりはむしろ好印象すら抱かせます。

Fumizonは、野山獄につるし柿を配送。が、宛先人は誰からもメールの返事が来なくてションポリ。「久坂君からの返事は?」ってアンタ、「絶交だからね!」ってメールしてなかった?

「なぜ自分の言葉が塾生たちに届かないのか」(ノベライズより)考えるキ○ガ○。走馬燈のように流れる回想。少しは反省するかと思ったのですが、「なぜ分かってくれん!」ときましたか。なるほど、自分の考えが間違っているという発想はないんですね。分からない連中が悪いと。「皆に伝えねば」と言われても、伝える内容が間違っていたらダメなんですが。

そもそも、田舎の引きこもり教師より、政権の中枢にいて多くの情報を手にしている井伊直弼の判断の方が信用できるんですけど。

伏見要駕策もそろそろタイムリミット。実行するか否か、決断を迫られる塾生ども。すると、「夢があるんです」と、キング牧師のようなことを言い出す時空ジャーナリスト。が、靖が「ちょっと待った!」してダッシュ。なぜか兄たちが何をしようとしているのか知ってるっぽいすみが止めてもムダでした。キ○ガ○のせいで不幸になる入江家。

すみからクレームを入れられ、野山獄のキ○ガ○に野村が脱藩して京に向かったことを伝えます。ドラマではカットされていましたが、ノベライズには文の知らせを聞いたキ○ガ○が野村をたたえ、天子様が僕の手紙に何と答えたのか文に質問してたりします。天皇がお前なんぞに返事するかよ。

そこへ伊之助が現れ、追っ手の派遣と時空ジャーナリストの自首を通達。脳内がお花畑なキ○ガ○に現実を突きつけます。

さらに文と伊之助が2人がかりでキ○ガ○に語りかけますが、もはや彼らの声はキ○ガ○には届きません。伊之助を罵倒し、返す刀で自己嫌悪を独白。自分の死をもって決起を促すと宣言して、今回はしんみりとおしまい。

このイカれた思考が、大獄られたとき間部暗殺計画をペラペラぶちまけるところにつながるんですね。

2015年 大河ドラマ「花燃ゆ」キャスト(配役)
大河ドラマ「花燃ゆ」 主要人物年齢年表(松下村塾+α)
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