大河ドラマ「花燃ゆ」 第12回 戻れないふたり 感想

カテゴリ:花燃ゆ
日時:2015/03/22 22:23

今回は、「死を覚悟してるから先に別れておく」というありがちな話を棒読みでモタモタ繰り広げてる間に、松陰はテロリスト化、ひこにゃんは大獄準備完了というお話。さらにまとめると、「大した内容はなかった」って感じです。

安政4年(1857年)12月5日、文とポンコツ玄瑞が婚礼を挙行。花嫁衣装を着たヒロインに一同ポカンという、お約束的なシーンを挟みつつ無礼講へ突入。周布は早速酔っぱらい化。他に周布らしいところは描けないのでしょうか。

和気あいあいな婚礼も、春風ちゃんの一言で急変。

高杉「文は不美人じゃから嫁には欲しゅうない」

凍り付く一同。周布がとどめを刺して再びフローズン。必至にフォローする利助は、あろうことか未来の嫁を不美人呼ばわり。

文「実家に帰らしていただきます!」

まぁ、ヤバい空気を文の背中で表現したり、ここのコメディー演出はなかなか面白かった。ちなみに、ノベライズはもっと多くのセリフがあるのですが、大幅にカットされています。 ポンコツ玄瑞はマスオさん化することに。百合之助は「部屋も空いとる」といっても、屋根裏部屋かよ! さらに、塾生が気楽に乱入可能でキャッキャウフフには不向きです。なるほど、文が子をなさなかったのはこういう……。

散々利用し、世話になった椋梨を奸計にはめて失脚させ、周布と組んであからさまな松下村塾優遇策を取るなど、やりたい放題の伊之助さん。伊之助のさわやかな笑顔を見ていると、椋梨が気の毒になってきました。

散々利用し、世話になった椋梨のことなどすっかり忘れ、調子こいてふぐづくしをエンジョイしようと考えた伊之助は、ご機嫌でご帰宅。自分がやっていることは正しいと確信しちゃってる伊之助さんは、妻の内助の功を全く評価せず、「そんなことまで頼んだ覚えはない」と一蹴。

普通は「うわこの女ウゼぇ」ってシーンのはずなのに、なぜか寿に感情移入してしまいました。伊之助に全然共感できないんだけど。

江戸では、仮面ライダーと仮面ライダーが条約文をゲット。コピーを松陰にメールします。仮面ライダーたちの活躍で通商条約の内容を得た松陰は、田舎の塾講師の分際で国政にプンスカ。クズテロリストの本性がちらつき始めます。

こんなさなか、ポンコツ玄瑞が江戸遊学を発表。藩政を私物化し始めた伊之助のえこひいき政策の成果です。

騒いでいるのはテロリストの巣窟松下村塾だけではありません。江戸でも「攘夷」とか言って怪気炎を上げる井の中の蛙どもが騒ぎ出します。

江戸で命を懸ける決断をしたポンコツは、文に離縁を言い渡します。が、お守り袋に入ったおみくじを発見した文はポンコツの真意を悟ります。

こうして、文さまの説教タイムスタート。とても13、14歳とは思えない熱いトークでポンコツも離縁を撤回してめでたしめでたし(まぁ、好きにしろや)。

一方、松陰は「狂うときが来たんじゃ」と覚悟完了。まぁ、最近教師ヅラしちゃってますが、コイツは数人の子どもを捨て駒にして間部を暗殺しようとするクズですからねぇ。

安政5年(1858年)4月23日、井伊直弼が大老就任。お願いひこにゃん、早くクズテロリストの松陰を大獄っちゃってよ!

2015年 大河ドラマ「花燃ゆ」キャスト(配役)
大河ドラマ「花燃ゆ」 主要人物年齢年表(松下村塾+α)
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