大河ドラマ「軍師官兵衛」 第43回 如水誕生 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日時:2014/10/26 21:55

「軍師」とは名ばかり、相手を騙し陥れるより騙される回数の方が多い残念な官兵衛さん、今度は三成にハメられて大ピンチです。

騙され官兵衛を蟄居させた秀吉は、肥前名護屋城で家康と名護屋城仮装パーティーを回想。仮装パーティーをまともに再現しよとすると、広大なセットと仮装したキャスト&エキストラが必要になるところ。それを2人に瓜売りとあじか(竹などで編んだざる)売りを「わざとらしく」再演させることで低コスト化。あんな寒々しい演出するくらいなら、仮装パーティーネタを無理に織り込まなくてもいいのに……。

文禄2年(1593年)8月3日、拾(秀頼)誕生。これで里心がついた秀吉、大坂に戻るため官兵衛問題にケリを付けることに。というわけで官兵衛に登城命令。 官兵衛を待つ秀吉&三成。登城する官兵衛。ここでチンタラとタメにタメまくったダルい演出が炸裂。あー、頭丸めてるんでしょ。分かってるんだからさっさと進めろよ。「主人公が生死不明!(絶対死ぬわけないじゃん)」と同じくらい、無駄な演出です。

で、案の定というのも馬鹿馬鹿しいほど分かりきった、坊主官兵衛もとい如水。

利休は意地を通したけど、それがしは死ぬわけにはいかないと、這いつくばって命乞いするところは良かった。

一方、三成は顔芸やりすぎかな。全部表情に出てるあたり、憎まれ役として分かりやすいけど小物臭が強すぎる。演技としても演出としても安っぽい。

大坂に戻った秀吉は、お拾とご対面。拾の前途にある障害を指摘する三成に、秀次排除を示唆する淀。三成と淀という2人の無能が大活躍した結果、豊臣家は滅ぶのは史実ですしね。

こうして微妙なポジションに立たされた秀次は、如水をブレーンに招聘。

如水「それがしに考えがございます」

と、何やら入れ知恵。が、秀次が最終的にどうなったかを考えると……如水、役に立ってない! またもミッション失敗じゃないか!

「拾の関白就任」という目標で視野狭窄を発症した君側の奸、獅子身中の虫三成は、天下や豊臣家という大局を完全に見失って秀次排除に一直線。秀吉と秀次の離間を謀ります。
そこへ、如水の入れ知恵された秀次のメールが届きます。秀次の娘と拾の縁談に大喜びの秀吉。如水、序盤はいいけど最後は負けちゃうんですよねぇ。先制点を取って調子こいちゃうタイプなのかも。特にこのドラマの如水。

文禄3年(1594年)夏、長政以下帰国。早速家康が長政と正則を飲みに誘います。2人からアンチ三成トークをたくみに引き出し、さらに同情トークで長政を籠絡。どこかの無能な軍師より、はるかに人心を掌握して上手に世渡りしてます。この脚本家は、なぜ官兵衛を無能に描くのかなぁ。

文禄4年(1595年)7月3日、秀次謀反の疑いで奉行衆(三成、前田玄以、増田長盛、宮部継潤、富田一白)が秀次家を家庭訪問。秀次終了のお知らせです。

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