大河ドラマ「軍師官兵衛」 第6回 信長の賭け 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日時:2014/02/09 22:06

まずは>信長中継から。元亀2年(1571年)9月12日の比叡山焼き討ちをサラリと流し、村重の信長評の下地作り。

そして場面は元亀3年(1572年)の姫路へ。松寿丸も5歳になり、ウナギを持ってきた休夢を驚かせます。つまり、視聴者に対して「前回からこれだけの時間が経過したんだよ」ってことですな。

しかしまぁ、ウナギとは分かりやすい。で、そのウナギを食べる官兵衛を見る光のワクテカ顔が笑えます。ノベライズでは、光の視線を「もの言いたげ」と表現していますが、映像ではそれ以上の気合いというか期待がこもっていたような……。

側女を勧めるあたりも当時の作法通りで好ましい。ま、官兵衛は結局側室を持たなかったわけですが。 9月、義昭は信長からの17条の意見書に激おこ。が、吹越満にしては抑えめな演技。この意見書のタイミングで振り切った演技をやらかすと思っていたのですが、普通でした。いや、十分キレてはいましたが。

これを取りなそうとする光秀。この光秀、金柑頭というより金髪頭なイメージがちらついていけません。

御着城ミーティングでは、信長包囲網の話題に。一人信長リスペクトな官兵衛は浮き気味。斎の乱入を口実に政職にも適当に流され、ミーティング終了。老人会の寄り合いみたいな評定でいいのか、小寺……。

小寺家中で浮く官兵衛さん、黒田家中では太兵衛が浮きまくり。暴力沙汰を繰り返し、九朗右衛門に「まとまりがない」と酷評される始末。

ケンカの原因は、官兵衛が武兵衛に与え、太兵衛が受け継いだ守り袋を他の家臣が奪ったため。黒田の家臣は小学生か。

これを機会に、善助と太兵衛に義兄弟の契を結ばせる官兵衛。それを生暖かく見守る九郎右衛門。え、これでまとまったってことですかい?

再び信長中継。毒長のように高速スピンすることもなく、普通な敦盛を舞う信長。そこに勝家が家康の三方ヶ原敗戦と敗走(脱糞情報なし)を知らせに来ます。このとき、織田も一応3000の援軍は送ってあったのですが。

これに対して、兵は出さないという信長。後に、『総理大臣織田信長』で家康に「あのときは助けに来てくださらなかったのう」とボヤかれることに。

ここでついに義昭が挙兵し、信長の反撃開始。東山の知恩院に入った信長を迎えるは、茨木城主に成り上がった荒木村重。ここで有名イベント発生。大河ドラマで映像化されるのは珍しいですが。

饅頭を指した刀を村重に突きつけ、食えと要求。この饅頭に食いつき、信長に気に入られる村重。これを後の村重謀反の原因とする説もありますが、さて。ま、このドラマの村重は「饅頭は好物」と言っていたのでよかったね。

で、この顛末を唐突に登場した文四郎から聞く官兵衛。前回指摘した通り、本来は前回、善右衛門が官兵衛に文四郎を紹介するシーンがあったのですが、カットされてしまいました。そのため、今回突然登場することになってしまったわけです。

村重の話を聞き、早速お城訪問。パーティーで官兵衛の代わりにお膳で酒を飲む太兵衛は、黒田節の伏線でしょうか。

元亀4年(1573年)7月、義昭が追放されて幕府滅亡。義昭さん、最後まで普通でした。

ここで、毛利輝元吉川元春、小早川隆景が登場。中ボス登場の趣ですが、実際には大して活躍してくれないんですよね。

2014年 大河ドラマ「軍師官兵衛」キャスト(配役)
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