大河ドラマ「毛利元就」 第1~4回

カテゴリ:その他の作品
日時:2006/08/22 23:47

1997年の大河ドラマ「毛利元就」が時代劇専門チャンネルで放送開始。'97年といえば、仕事が忙しくて大河ドラマを見る暇などなかったなぁ。CATVを引いてよかった。

8/15~8/18放送分は、大内派の井上元兼と尼子派の桂広澄が対立する狭間でトホホな毛利弘元から始まり、父と母を亡くした松寿丸と杉の関係が好転するところまで。2大勢力にはさまれる国人領主の悲哀を描きつつ、実はホームドラマだったりする。

松寿丸の幼年期を演じた子役もなかなか愛らしかったが、少年期の森田剛もなかなかガンバっているではないか。ジャニタレは嫌いだし、森田もうまいというほどではないのだが、子役としてなら十分OKなレベル。傾いた扮装はいかがなものかと思ったが。 杉の方役の松坂慶子がまた、異常に笑える。超ダイコン女優だが、杉のキャラがハマっているせいか、ダイコンっぷりが逆に味になっている。また、最初はお笑いシーン担当(出てくるだけで笑える)のバカ女なのだが、徐々にいい女になっていくところがまた面白い。

合戦シーンが何気によくできているところも気に入った。騎馬武者が馬上で刀を振るうなどという、馬鹿げた演出もやらかしてないし。最近の大河より、はるかに戦国時代の合戦をやってるじゃないか。って、本物の合戦なんか見たことないんだけど。

早く導誉じゃなくてはるすえかたじゃなくて陶晴賢が見たいのう。判官殿がどんな晴賢をやるのやら。

鶴太郎はちと期待ハズレかな。悪くはないのだが、元兼って普通なんだよなぁ。曲者ではあるんだけど。演技・脚本・演出すべてが最強だった高時があまりにも良すぎたか……。