大河ドラマ「功名が辻」 第6回 山内家旗揚げ

カテゴリ:功名が辻
日時:2006/02/12 21:39

気楽に見られるし、まぁ楽しめているのだが、いまいち心に残るものがないな。「利まつ」や「義経」のようなツッコみがいのあるトンデモ展開もなし、心にしみる感動があるわけでもない。最近、大河史上屈指の名作「鎌倉炎上」(太平記)を見たためか、どうも物足りない。

「家族は一緒でなければ」という理由で新右衛門の家族を呼び寄せたわけだが……順番がおかしくないか? それならまずは法秀尼と康豊を呼べよ。といっても、康豊を招聘するのは長浜時代だったか? 確かにいま康豊を呼んだらヘンなんだけど。

空腹、質屋、物売りのシーンは完全に山田奈緒子(ただしトリック2以降)だった……。いや、質屋での演技とか、かわいかったけどさ。 光秀関係のシーンは、完全に「国盗り物語」からの引用ですな。特に、義昭を迎えた信長が「2カ月」と答えたところはそのまんま。この様子だと、濃姫は「国盗り物語」と同じく本能寺で死ぬのかな。史実の濃姫は記録から突然姿を消すため、その生涯はほとんど分かっていない。そのため、美濃攻略とともに離縁あるいは殺害されたといった説まである。なお、最近の研究では、濃姫は信長の死後も生きていたという説が有力視されているようだ。

それはそうと、あのカラフルパッチワーク家紋ってどうよ? ちと恥ずかしいな。

ちなみに、三菱のスリーダイヤは旧土佐藩郷士の岩崎家家紋「三階菱」と山内氏の家紋「丸に三つ柏」に由来しているという。ただし、三菱のサイトによると「三階菱」は関係なく、「三つ柏」だけをベースにしているのではないか? という説も紹介されている。