大河ドラマ「義経」 第47回 安宅の関

カテゴリ:義経
日時:2005/11/27 21:19

京で別れた知人と加賀でバッタリ再会。ドラマでしか見たことのないシチュエーションだな。「偶然の再会」って、話が安っぽくなるから嫌い。実際、安っぽくなった。

しかも巴。すっかり憑き物が落ちて、ハッピーライフをエンジョイ中。あまりにもハッピーだったため、義高のことなどすっかり忘れた模様。おいおい、義高の消息くらい気にならんのか? 「義高のことは任せろ」などと口先だけで誤魔化して何もしなかったヨッシーを責める巴を見たかったなぁ。ま、大河の主人公は何をやっても「許される」のはお約束なのだが。

巴再登場なんてイラネーよ。というか、眉毛アリの小池栄子にもの凄く違和感。 郎党どもが語り合う「新しき国」の夢(いいかげん「新しき国」ウゼー)は、やはり泣かせどころなんだろうな。郎党どもに感情移入していたらグッときただろうな。そうはならなかったところが泣けるな。

期待半分、不安半分の「勧進帳」だが……オレンジ蓮司の富樫泰家がいい! 酔っ払って出てきたのにはオイオイと思ったが、そのわりに鋭い突っ込み。顛末は分かっているというのに、やきもきさせられる詮議っぷり。サンバのせいで「勧進帳コント」になると覚悟していただけに、サンバも意外によかった。予想外の名エピソード誕生であった。

そんなわけで勧進帳はよかったのだが、「伊勢坊」「駿河坊」って……お前ら実は逃げる気ないんじゃないのか? ちょっと笑っちまったじゃないか。

しかし、安宅の関を越えた後のサンバの号泣に萎えた。何だ、あの大根芝居は。すっかりコント化してしまったな。