大河ドラマ「義経」 第44回 静よさらば

カテゴリ:義経
日時:2005/11/06 23:22

今回は、とにかくオープニングの阿部ちゃんに注目である。平清盛から「(幻影)」を受け継ぐのか、新たな笑いを提供してくれるのか?

平知盛(亡霊)

……何だ、フツーじゃん。

というわけで、今回は「船弁慶」&「吉野の別れ」ですな。このところ、何気に史実やよく知られたエピソード(虚構含む)に忠実な展開だなぁ。頼朝の黄瀬川滞陣を受けてのヨッシー逝家都落ち。九州と四国の惣地頭任命も盛り込まれてたし(言いだしっぺは違うけど)。 やっぱりここで萌ちゃん退場なんだねぇ。奥州でヨッシーとともに死んだ妻子は……ってのは今回の大河ではスルーなんですかそうですか。実は知ってたけど。まぁ、奥州で死んだ妻が河越重頼女なのかどうかは確定してないしなぁ。って、静は普通に連れてくのね。そりゃ吉野までは同行しないとヘンだけど……やっぱり態度に一貫性がないな。

で、大物浦から漕ぎ出して船弁慶エピに突入なわけだが、個人的には船弁慶に違和感を感じるのだ。「見るべきものをば見つ」といって入水した知盛が、怒りや恨みを抱いていたとは思えない(思いたくない)んだな。ノミのようにムダに跳ねるヨッシーにあきれていた可能性はあるが。阿部知盛が抱いていたのは、怒りじゃなくて発泡スチロールの碇だろ。浮かばれないどころか浮きまくる。

鬼一法眼……怖いよ。知盛(亡霊)に向かって「おのれ妖怪」といっていたサンバだが、三輪法眼にはノーコメント。おいおい、こっちの方がずっと妖怪っぽいというかむしろ妖怪そのものだろ。

シメは「吉野の別れ」。なかなか気合の入った演出だったのだが……下女静にまったく思い入れがないせいか、何も感じなかったな。