大河ドラマ「義経」 第43回 堀川夜討

カテゴリ:義経
日時:2005/10/30 21:21

前回から急に萌ちゃんにやさしくなったヨッシー。前回も含めてなかなかいいシーンなので文句はないのだが……。正妻との関係はもっと掘り下げる価値があったと思うのだがな。これまで山のようにあった無駄なエピソードを削れば時間もたっぷりあろう。

それはそうと、あれほど「新しき国」と騒いでおきながら、相変わらず作るにせよ探すにせよ、そのための努力をやっている気配はないな。ぼんやり都暮らししてるだけにしか見えん。「色づいてきた」とかいって、紅葉を愛でてる場合か? 今回もまた、思い出したように「新しき国」について語りだしたが、「あるときは土を耕し云々」って、あの、それって、えーと、お前が奥州でやってたことじゃん。紅葉なんて眺めてないで、さっさと奥州に帰ればいいのに。ここで奥州に向かったら、それはそれで大ブーイングものだが。

結局、「清盛パパ」とともに、「新しき国」って失敗設定なんだよな。この2大クソ設定が、ヨッシーのモチベーションを薄弱にし、ウダウダと同じところで足踏みする主人公にしてしまったのだ。まぁ、脚本家や演出家の力量しだいでは深いドラマになったかもしれないが……結果は見てのとおり超ド級の大失敗、か。

鎌倉の描き方も、やっぱりヘンテコ。昌俊をヨッシー自ら斬首したことを問題としているが、コイツらバカなのか? 「鎌倉殿の意志であることは分かっているはずなのに」って、なんだそれ。鎌倉殿が送り込んできた刺客は殺しちゃいけないとでも? 前回の、所領を没収しておきながら「御家人にあるまじき」とブーブー文句を垂れる鎌倉の面々も恐ろしく頭が悪そうだったが。

ああ、バカ対バカの争いって、見てられん。45分がすごく長く感じる。あと6回だから我慢して見続けることにするが、今年の大河も駄作決定だな。正直言って、ツマラン。