大河ドラマ「軍師官兵衛」 第20回 囚われの軍師 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/05/18 21:52
官兵衛といえば監禁プレイ。ようやくここまで来ました。オープニング映像だと、水中でもがいてるあたりですね。オープニング映像にも藤の花が出てくるから、藤巴のエピもやるのでしょう。常識的に考えれば、藤巴使用のタイミングは解放後ではなく小寺姓を与えられたときだと思いますが。

で、話は備後は鞆の将軍御座所から。義昭さんは蹴鞠をエンジョイ中。が、近習(真木島昭光?)のお追従で突然やる気スイッチが入り、スパムメールの送信を再開します。

で、われらが主人公の官兵衛は、村重とトーク。織田の直臣ですらない官兵衛が鉄甲船の存在を知っているのも違和感がありまくり。また、(見たことがない?)鉄甲船が毛利の水軍に勝つと思えるのも不思議。

ノベライズでは、このトーク中に村重の近習が第二次木津川口の戦いの結果を知らせに来て村重が動揺する下りがあるのですが、ドラマではカット。まぁカットは妥当かな。官兵衛が鉄甲船を口にしたら毛利水軍の敗報がもたらされるって、タイムリーすぎて笑ってしまいます。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第19回 非情の罠 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/05/11 21:47
ついに挙兵した村重を説得するため、秀吉光秀が有岡城を家庭訪問するシーンからスタート。ここ数回セリフも増えてきて、金髪豚野郎の演技がなかなかいい感じです。相変わらず光秀には見えないのですが、演技も安定しているしまあこんな光秀でもいいかと思ってきました。3年後にはこの人もやらかすことになるわけですが。

秀吉・光秀の説得失敗の知らせを受けるは、これまた「らしさ」を獲得してきた江口信長。初期は不安定で騎乗戦闘シーンもダメダメでしたが、ここ最近は悪くありません。館ひろしの信長よりはOKです。

にしても、信長は何を磨いているんだ……。日本刀かと思ったら、両刃のブロードソードっぽいし、まさか清盛の宋剣か?と思いましたが、柄が三鈷杵状になっていたので三鈷剣(不動明王が持ってるやつ)ですね。密教系の仏具を持ち出してきて、(ドラマ的に)何を表現したいのか意図不明な演出でした。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第18回 裏切る理由 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/05/04 21:24
天正6年(1578年)8月、平井山ミーティングで三木城攻めの戦略立案。付城で包囲して外部と分断するという兵衛'zの策を「かような奇想天外な策、このふたりにしか思いつかぬ」と大絶賛の秀吉。まぁ、紀元前にカエサルがやったアレシア包囲戦の大幅スケールダウン版にすぎないんですが。

ドラマではカットされてましたが、ノベライズでは付城普請の納期短縮策として、「組分けして互いに競わせる」という、見たことがあるような策を三成が提案し、またもや「こういうことは、佐吉の右に出る者はおらぬな」と秀吉が褒める一幕あり。このアイデアって、小学生向けの「まんが豊臣秀吉」的な本の定番ネタだよね……(苦笑)。

で、兵衛'zは宇喜多調略に再チャレンジ。まぁ、官兵衛のことだからまた失敗するんでしょうが。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第17回 見捨てられた城 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/04/27 21:45
天正6年6月。籠城中の上月城は兵糧も尽き、鹿介は待望の七難八苦を満喫。

何とか上月城を助けたい秀吉ですが、信長の命令は非情。

信長「上月は放置プレイにせよ」

ドラマでは万見仙千代の表情が微妙で分かりにくいのですが、ノベライズによると「同情するような視線」とのことで、以前から秀吉には比較的好意的 or 同情的な仙千代。村重に対する態度とは大違いです。仙千代が村重を目の敵にする理由は特になかったはずですが……。

で、京から高倉山に戻ってきた秀吉に、またもわめき散らす官兵衛

官兵衛「目の前の兵たちを見殺しにしては武士の面目がたちませぬ。何とぞ、ご再考を!」

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第16回 上月城の守り 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/04/20 21:53
別所賀相の大活躍で、織田に反旗を翻した別所の三木城は戦支度に大わらわ。

別所長治「戦い抜くのみ(キリッ)」
とキメる長治ですが、「必ず行きます(キリッ)」→ドタキャンを繰り返していただけに、ただのバカに見えます。それなら、長治自身が秀吉に従うのをよしとしない態度を見せるとか、官兵衛たちが帰った後で賀相とそれらしい話をするとか、長治の本心を見せておくべきだったのでは。

この事態を受けて、秀吉も軍議を開催。ここで、毛利の兵力を毛利1万+宇喜多1万の2万と読む官兵衛。相変わらず、相手をナメてます。

官兵衛が軍師っぽく毛利の兵力を予想しているころ、吉田郡山城は大幹部のスリーアローズに加えて戦闘員も集結。大幹部小早川隆景の采配に、いちいち叫び声で応える戦闘員。イー!

毛利の兵力は、毛利3.5万+宇喜多1.5万の計5万。官兵衛、大ハズレのロストボール。軍師を名乗るからには、せめてニアピン賞はゲットしていただきたかった。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第15回 播磨分裂 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/04/13 21:21
天正6年(1578年)元旦、信長主催のアヅチ・ティーパーティー。茶頭は松井友閑だったのですが、オープニングには特にクレジットはありませんでした。ここにきて、ようやく本能寺後に向けて諸将のキャラ立てが始まり始まり。

秀吉の播磨平定に感心し、評価する丹羽長秀、嫌みを言う滝川一益。長秀が秀吉に好意的になったのは唐突でしたが(秀吉が羽柴姓を名乗ったときは嫌そうな顔をしていた)、このあたりで仲良くしておかないと、清洲会議で長秀が勝家ではなく秀吉につくのがもっと唐突になりますからね。

さらに、ここで秀吉が信長に毛利戦ヘルプを要請する有名な保身術を展開。これのどこが保身術なのかは、おねに語らせる形で視聴者に説明。やたらと説明くさいセリフに苦笑いしてしまいます。ただ、この毛利戦ヘルプ要請のキモは、信長が秀吉の真意まで読んでいながら、それに乗ってやるというところなのですが、江口信長はイマイチ分かってなさそう。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第14回 引き裂かれる姉妹 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/04/06 22:03
天正5年(1577年)11月、福原城を1日で落とした余勢をかって上月城へ。上月景貞への開城勧告は当然のことながら拒否。で、顔見せという(現代の)大人の事情により、わざとらしく鈴戸花を連れた力が登場。普通、娘は連れてこないよね、うん。

ちなみに、鈴と花のどちらかが平岡頼勝の妻になります。

官兵衛が本陣に戻ると、秀吉たちは軍議中。ここで突然変なスイッチが入っちゃった官兵衛さん、上月城への攻撃を強硬に主張します。ここで秀吉と半兵衛が意味ありげにアイコンタクト。ドラマの演出は曖昧で、これが何を意味するのか分かりにくく感じました。ノベライズのアイコンタクト部分を要約すると、

秀吉「大丈夫かな?」
半兵衛「いんじゃね?」

ということだったようです。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第13回 小寺はまだか 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/03/30 23:04
天正5年(1577年)、ノベライズによると10月、秀吉到着直後の姫路城からスタート。官兵衛が秀吉に、姫路城をサプライズプレゼント。23年後には、山内一豊家康相手に同じことをやらかします。

ノベライズではこの後、光と秀吉が初対面、松寿丸が息災であることも伝える下りがあるのですがカット。そのため秀吉が用意した義兄弟の誓紙が唐突になってしまいました。ノベライズでは、光を相手に松寿丸の様子を伝え、おねが我が子同然に育てている、松寿丸だけでなく「官兵衛も光もわしの身内じゃ」というわけで、それが口先だけではないことを示すために誓紙を書き付けた、という流れです。お城プレゼントに対する内祝いみたいなもんですかね。義兄弟の誓紙だけなら安いもんです。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第12回 人質松寿丸 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/03/23 22:38
天正5年8月。姫路に衝撃のニュースが駆け巡ります。

善助の妻、宇宙人が懐妊。生まれてくるのは人間か? 宇宙人か? 何と恐ろしい。

ちなみに、善助というか栗山利安の子といえば、あの黒田騒動を起こしたことで有名な栗山大膳(利章)。さすが一度は黒田家に背いた宇宙人の子、母子2代にわたって黒田に徒なすとは何と恐ろしい。

と一瞬思ったのですが、大膳は天正19年生まれなのでこのタイミングで懐妊ってことはありませんね。

とまあ、姫路にXファイル的なエピでほのぼのしているとき、松永久秀が信長に対して三度目の謀反を決行。『功名が辻』の大河内教授(品川徹)な久秀もハマってましたが、ミッキー松永もなかなか味わい深い。今年の大河の中では極めて珍しく納得のキャスティングです。

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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第11回 命がけの宴 感想

カテゴリ:軍師官兵衛
日付:2014/03/16 22:38
今回は、佐々木道誉宇喜多直家のシーン以外は退屈でした。残りは、官兵衛がわめいているか、秀吉の話としてはあまりにも有名な、北国戦線無断撤退&ぱけっぱちパーティーのエピソードで、特に目新しさはありません。

しかしひどい脚本。岡田准一が気の毒になります。

アバンは、あらためて天正4年7月の木津川の合戦についておさらい。ちなみに、織田が負けたのは第一次。第二次木津川の合戦では織田が勝っています。このとき織田方は鉄甲船を使ったというのが通説ですが、鉄甲船については疑問視する声もあったりして、本ドラマではどうすることやら。

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