大河ドラマ「義経」 第22回 宿命の上洛

カテゴリ:義経
日付:2005/06/06 21:46
今回印象的だったのは、宗盛というキャラであり、鶴見辰吾という役者であった。「宗盛本人もこんなヤツだったに違いない」と思ってしまうほど、いい感じである。連戦連敗のトホホライダー維盛に対し、ここぞとばかりに追い討ちをかける陰湿さ。「おちょこ宗盛」と呼びたくなるような器の小ささ。

それだけではない。思慮の浅い言動で恥じをかくことが多いくせに、嫡流の鎧を小松家から奪うチャンスは見逃さない。やるじゃねぇか。大局は見えないくせに、セコいことには知恵が回る。実にステキだ。

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大河ドラマ「義経」 第21回 いざ出陣

カテゴリ:義経
日付:2005/05/29 21:57
ムリにヨッシーの出番を作ろうとすると、とてもクソなエピソードが出来てしまう好例。

大姫&義高の御前にて、ショボいカニの真似(子どもでももう少しマシな芸をするのでは?)や怪力自慢を疲労披露するヨッシー郎党。先週のエテ公のように跳ね回るヨッシーといい、何だこれ。

まぁいい。何はともあれ、白いギターは君のものだ。>弁慶

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大河ドラマ「義経」 第20回 鎌倉の人質

カテゴリ:義経
日付:2005/05/22 21:22
トラブルメーカー逝家行家の口車にホイホイ乗った義仲&巴と、適当にあしらった頼朝&政子の差が大きく出た第20回。まったく無価値な逝家行家をネタにして譲歩を迫れる頼朝。まったく無価値な逝家行家のために嫡子義高を人質に差し出すハメになった義仲。やはり、大杉漣にかかわるべきじゃないな。

小澤征悦は義仲の苛立ちをうまく表現していたと思う。分かる。分かるぞ義仲。小池栄子が横でギャーギャーわめいていたら、俺も絶対イライラする。ホントに小池栄子はウザかったなぁ、義仲。

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大河ドラマ「義経」 第19回 兄へ物申す

カテゴリ:義経
日付:2005/05/16 21:46
とっても人が良さそうな範頼登場。ある意味イメージどおりな範頼だが、今後もこの調子で貫くのか。それともヨッシーに嫉妬したりするブラックな面を見せてくれるのか。石原良純に微妙な演技を期待してもしかたがないような気もするが……。

平氏方は、鶴見辰吾の宗盛が実によい。実に宗盛である。阿部ちゃん知盛も悪くはないのだが、どうも印象に残らない。仮面ライダー重衡になると、セリフ自体が少なくていまだにキャラ立ちしていない。平氏についてはこのまま宗盛独走で終わってしまうのだろうか。

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大河ドラマ「義経」 第18回 清盛死す

カテゴリ:義経
日付:2005/05/08 21:38
ついにやってきた、清盛退場。話自体は悪くなかったのだが……

渡哲也、クドいよ

死んだと思ったらまた呻きだし、ようやく息絶えたと思ったらまた悶絶。目をクワっと見開いて硬直したり、目を閉じてグッタリしたり、紛らわしい演技が多すぎ。清盛の最後として苦しみまくるのはよいが(平家物語より)、渡哲也の演技はヘンテコすぎ。コントじゃないんだからさ。

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大河ドラマ「義経」 第17回 弁慶の泣き所

カテゴリ:義経
日付:2005/05/02 14:50
あまり時代劇を見る習慣がなく、マツケンといえば金の触覚とサンバくらい。マツケンが演技するのを見るのは今回の大河がほぼ初めてなのだが……。

もしかして、マツケンってダイコン

それにしても、前回オセロの白い方を焼き討ちにあわせて顔を煤で黒くしたのは、「次回からは黒い方が出ますよ」というサインだったのか! なるほど、亀の前の屋敷を打ち壊すだけでなく火を付けたのは、このためか。

何たる深慮とギャグセンス。やるなNHK(棒読み)。

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大河ドラマ「義経」 第16回 試練の時

カテゴリ:義経
日付:2005/04/24 21:45
第15回とは一転して、特に印象に残らなかった第16回。

亀の前(松嶋尚美)の屋敷打ちこわし(大河では焼き討ち)をやったことは評価するが、中途半端なエピソード挿入って感じだなぁ。特に何が悪いというわけではないのだが、思ったより面白くなかった。政子が嫉妬する様子の中に、ラブコメ時代のような「かわいらしさ」が欠けていたからだろうか。

愛人を失う一方で、「鎌倉殿」として権力基盤を徐々に整えつつある頼朝。前回の和田義盛の侍所別当任命に続き、今回は梶原景時の侍所所司任命を検討するシーンが描かれた。思ったより幕府形成の過程を丁寧にやるね。

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大河ドラマ「義経」 第15回 兄と弟

カテゴリ:義経
日付:2005/04/17 22:03
あー、やっぱり中井貴一と財前直見はよいなぁと思った第15回。

どんな魔術を使ったのか知らねども、なぜか富士川の前に黄瀬川に到着したヨッシー一行。幼名や年齢などの質問攻め(尋問?)に答えるヨッシーを見つめ、一答ごとに表情を和らげるスケベ佐殿。表情だけで心の動きを魅せる、中井貴一今回最初の見せ場であった。

富士川(というか平氏の一方的な敗走)にヨッシーが参陣したくだりは完全なフィクションになってしまったわけだが、ドラマとしては悪くなかったのでOK。賀集維盛(何かかわいそうだったねぇ)の首を取っちゃったりしたら怒髪が天井に突き刺さるところだったが。

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大河ドラマ「義経」 第14回 さらば奥州

カテゴリ:義経
日付:2005/04/10 22:43
今回は、せっかくの名場面を台無しにしてしまったねぇ。フジの大奥スペシャルは途中で中だるみがあったものの、ドラマとしては圧倒的に大河よりも面白かった。家光が死ぬシーンは泣きそうになったぞ。大河のスタッフは、ドラマの作り方を少し勉強し直してはどうか(大奥を見習えとはいわんが)。

前回ラストで最高にカッコイイ頼政を演じた丹波哲郎だが、今回の脚本や演出はその気概を十分に生かしきれていなかった。あれだけの見栄を切って挙兵しながら、今回はいきなり平氏方に追い詰められた状態からスタート。少しは頼政方が奮戦しているところを描いてやれよ。阿部知盛の降伏勧告を跳ね除けたシーンはかっこよかったが。

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大河ドラマ「義経」 第13回 源氏の決起

カテゴリ:義経
日付:2005/04/03 21:38
超有名な「木の下」(このした)イベント発生。摂津源氏頼政子・仲綱(光石研)の名馬をしつこくねだる宗盛(鶴見辰吾)。木の下に「仲綱」の焼き印をして侮辱するなど、通説俗説に非常に忠実な造りであった。

前回の宴会時から平氏にムカついていた頼政も、ついにブチ切れ。以仁王(岡幸二郎)を担ぎ出して平氏追討の令旨を出させるまでの流れも手堅くまとめられていた。

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